普段何気なく生活している中で、「しょうがくのお金をおろした」などと「しょうがく」という言葉をよく使用しますよね。
この「しょうがく」は「小額」と「少額」の2つの漢字で記載することができますが、どのように使い分けているのか理解していますか。
ここでは、小額と少額の違いと使い分けについて解説していきます。
目次
小額と少額の違い
まず、小さいと記載する小額について確認していきます。
小額とは、金額そのものではなく金額の単位の大きさを表現するときに使用します。小さな額面(単位)であるため「小額」と記載すると考えると覚えやすいです。
一方で、少額とは言葉のとおり「金額が少ない」ことを意味する用語といえます。
なお、少額を使用するときとしてはある基準に対して、少ないか多いかを決める相対的な用語であることを理解しておくといいです。
少額と小額の使い分け
それでは、小額と少額の扱いに慣れるためにも具体例で各々の用語を確認していきます。
まずは、単位が小さい方の、小額に関する例をあげます。
・小額貨幣
・小額通貨
などが挙げられますが、こちらの「小額」は使用される場面は比較的少ないといえます。
なお、小額貨幣とは、以下のような100円玉などが該当します。
他にも、以下のような10円玉や1円、5円などももちろん小学貨幣にあたるわけです。
なお、小額通貨は衆議院のHPなどの公的な場所でも以下のように、使用されています。
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_housei.nsf/html/houritsu/01619530715060.htm(衆議院のHPより引用)
少額の使用場面 小額との違い
一方で少ない額の方の「少額」は
・友達の入学祝いとして少額のお金を渡した
・企業で少額訴訟を行った
・老後のために少額投資を始めた
などと使用します。
基本的には少ないと記載する方の「少額」の方が使うケースが多いといえます。
たとえば、少額投資の例としてはSBI証券のHPなどで良くみかけますね(NISAなど)。
https://site0.sbisec.co.jp/marble/nisa/top.do(SBI証券HPより引用)
「しょうがく」の記載は良く出てくることが多いので、きちんと「小額と少額の使い分け」について学んでおきましょう。
まとめ
ここでは、少額と小額の違いについて解説しました。
小額は、小さい額面といった意味があるため、金額の単位の小ささを表す用語と言えます。一方で、少ないと記載する方の少額であれば、お金自体が少ないことを表す際に使用する言葉です。
きちんと、少額と小額の違いを理解して、円滑なコミュニケーションをはかっていきましょう。