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気温と室温と水温の違いは?使い分け方法を解説

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普通に生活している中でよく「気温が高くて暑い」「室温をもっと下げて」「プールの水温を測定する」などと温度に関する用語を耳にすることがあるでしょう。

ただ、気温も室温も水温も温度に関する言葉であることはすぐにわかるかと思いますが、
厳密にはどのような違いがあるのか理解していますか。

ここでは、気温と室温と水温の違いと使い分けについて確認していきます。

目次

気温と室温と水温の違い

まずは、気温とは何かについて確認していきます。

気温とは、言葉の通り気(大気:空気)の温度のこと指します。つまり、気体が存在する場所であれば気温を測定することが可能といえます。

そして、基本的に気温といえば、屋外での温度のことを指すケースがほとんどです。ニュースなどでも「今日の気温は30℃です」などと表現するときは、基本的に外の環境温度を指しすことを覚えておくといいです。

一方で、室温とは室内での温度を指しているわけです。つまりは屋内での温度のことであり、屋外の温度の対義語のようにとらえられることもあります。

ただ、これは協議のとらえ方であり、広義にとらえた場合には、室内であっても気体の温度を示しているため、室温は気温の一種と考える場合もたまにあります。

一般的な使用方法としては、気温は外気温、室温は室内の温度を指すと考えておきましょう。

気温と水温との違いは?

気温と室温には違いがあるということを記載しましたが、似たような言葉に水温というも
のもあります。

こちらの気温と水温の違いは容易に判断でき、水温は水の温度のことを指しています。

なお、気温と水温で同じ温度であっても、「それが冷たく感じるか温かく感じるか」といった体感の差には違いがあります。

これは、空気と水の熱伝導率に大きな差があることが原因です。実は、熱伝導度が高いとと
その温度に対する体感が高まる傾向にあります。

具体的には、例えば30℃の水もしくは空気に触れるとします。このとき、水の方が冷たく(水温)、空気の方が暖かく(気温)感じる傾向となります。

これは、私たちの体温の36,37℃よりも低い温度と触れている場合、より熱伝導度が
高い物体の方が冷たく感じることで起こります。

逆に、サウナなどで80Cなどの高温下では、気温の方が大して熱く感じず、水温の方が非
常に熱く感じるのです。

このように、気温と水温には意味だけでなく、温度の感じ方も異なるという違いがあること
を理解しておきましょう。

なお、金属に触れると冷たく感じる理由はこの熱伝導度の原理によるものといえます。

まとめ

ここでは、気温、室温、水温の違いと使い分けについて記載しました。

どれも温度のことを表す用語といえますが、中でも気温は基本的に外気のことを指すとい
えます。一方で、室温とは、室内における温度のことを指し、気温と区別することが多いで
す。ただ、広義の意味では、室温も気体の温度であるため、気温の一種であるともいえるの
です。

なお、水温との違いは容易にわかり、水の温度が水温となります。このとき、気温と水温で
は温度の感じ方に違いあることも併せて覚えておくといいです。

科学的な知識を身に着け、毎日に生活をより楽しんでいきましょう。

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アラサーの男性です。自分が今まで経験・勉強してきた「エクセル」「ビジネス用語」「生き方」などの情報を、なるべくわかりやすく、楽しく、発信していきます。 一緒に人生を楽しんでいきましょう