仕事、恋愛、趣味、友人との遊びなど、色々なことが重ねると時間に追われて余裕がなくなってしまうことがありますよね。
多くの人が時間があまりないような状況に陥ってしまうことがあるわけですが、この時「私は忙しいと自分でいう人」と「そうでない人」に大きく分かれます。
私はこの「自分自身で忙しい」と言うことはとても損をすると思っています。
ここでは「なぜ自分で自分のことを忙しいと言うのか」「忙しいと言わないとより毎日が楽しくなる」ということについて解説していきます。
目次
私は忙しいと言ってしまう理由
それではまず、なぜ「自分は忙しい」と言ってしまうことがあるのでしょうか。これには複数の原因が考えられますが、大きく分けて以下のような項目があげられます。
自分自身に余裕がない
自分で忙しいと言ってしまうのは、自分自身の心に余裕がないことが原因の場合があります。
忙という漢字を見ると分かりますが、心を表す「りっしんべん」に「亡」でできた構成となっています。つまり、心に余裕をなくした状態がまさに「忙しい」ことを示しているのです。
たとえば、仕事やイベントなどでスケジュールが完全に埋まっていたとしても、器が大きかったり、それらを本当に楽しんでいたりすれば「忙しい」と感じないわけです。
よって、自分自身のことで一杯一杯の状態となることが、忙しさを言葉にしていることを理解しておきましょう。
なお、「本当に忙しい人は忙しいと言わない」と良く聞きますが、一流の経営者などでは本当に忙しくても、それ以上の器があり「心の余裕がある」ために、「忙しい」とは感じていないのです。
忙しいことをステータスと思っている
なお、若い頃などはスケジュール帳が全て埋まっているようないかにも忙しそうな状況を「かっこいい」と思っていることがあります。
そのため、「いつも忙しい自分」をステータスと考えているために、友達など周囲に知ってほしく「忙しい」と言っているわけです。
忙しさを自分からアピールするようなケースでは、こちらの理由が該当することが多いといえます。
自分ばかりが忙しいと思い込んでいる
さらに、社会経験が少ない方に見られる傾向といえますが、自分ばかりが忙しいと考えているケースもあります。
つまり、自分以外が忙しくなさそうに見えるので、「自分だけが忙しい」という錯覚に陥っているわけです。
本当に周囲だけが暇なケースもありますが、基本的にはみんな何かしらに忙しくしているものです。単に、周囲が大きな器を持っているために「忙しい事を見せていない」といえます。
忙しいと言わないともっと楽しめる
このようないくつかの理由で「自分は忙しい」と言ってしまうわけですが、これは様々な面からもったいないといえます。
つまい、周囲からみると「自分で自分を忙しい」ということが嫌い・腹立つなどと思っている方が少なからずいるためです。よって、忙しいと言わない方が、よりチャンスやたのしさをつかめるような状況になるわけです。
例えば、仕事の視点から考えてみましょう。
ある会社におけるグループで、上司Aさんとと部下のBさん、Cさんがいるとします。
このとき、Aさんは部下のBさん、Cさんに仕事を回そうと考えています。
そして、Bさんは忙しいと思っていても「もっとできます。頑張ります!」と返答したとしましょう。
一方で、Cさんは「今は結構忙しいです。でも頑張ります。」と答えました。
このようなとき、上司Aさんとしては、Cさんは忙しいみたいだから、Bさんに任せよう。もなるわけです。
結果として、Bさんの方がよりチャンスをつかみ、Cさんは仕事のやり方として「もったいない」ことをしてしまったのです。
よって、できる限り忙しいと言わない方が、結果的にあなたのためになり、さらにやりがいを感じられる状況に変化していくのです。
他にも、友人関係と「忙しいと言わない」ことの関係性について考えていきます。
たとえば、中のいい友達グループにおいて、毎月飲み会を行なっているとします。
このような場面で、dさんを誘ったところ「忙しいから参加できないかも、」と断られたとします。
ただ、dさんは上述の「忙しい自分に、酔っているタイプの人であり、参加したかったけど、その前に一旦断りを入れてしまったのです。
これが何回か繰り返された場合、dさんは「また忙しいだろうからもう誘わないでいいな」となるわけです。
つまり、忙しいアピールをすることによって友人関係も失うこともあるのです。忙しいと言われた側からすると、不快な気持ちになる方も比較的います。
このように仕事やプライベート関わらず忙しいと言わない方が、より良い・楽しい方向に向かっていくのです。
まとめ
ここでは、「自分で自分のことを忙しいという原因」「忙しいと言わないとより毎日が楽しくなる」ということについて解説しました。
自分のことを「忙しい」と呼ぶ原因としては、「自分自身に余裕が無い」「忙しいことステータスと思っている」「自分ばかりが忙しいと考えている」ことが挙げられます。
ただ、どのような理由によって忙しいと言っていても、「自分で忙しい」と言っている限り仕事、恋愛、友人関係などさまざまなことで好転しなくなりやすいです。
「忙しいと言わない」習慣をつけ、毎日をより楽しんでいきましょう。