データの解析や管理を行うためのツールとしてエクセルを使用することが一般的です。
ただ、いまのエクセルは機能が充実しているために、初心者にとっては逆に処理がわからないことも多くあります。
例えば、エクセルであるデータともう一方のデータを比較したときに、その差の出し方を理解していますか。
ここでは、二つのデータの差の絶対値を求める方法について解説していきます。
目次
エクセルで差の絶対値を計算する方法【差の出し方】
まず、簡単に「二つのデータの差とは何か」ということについて確認します。データ間における差とは、データ間で引き算を行い、求められた数値に絶対値をつけたものといえます。
つまり、エクセル上で差を出したいときには、どちらかからもう一方の数値を引き、その値に絶対値をつければいいのです。
このような前提を頭に入れ、実際のデータ(架空のもの)を用いてエクセルで差の絶対値を計算する方法について解説していきます。
そして、差の絶対値を出すためには、エクセル関数であるABS関数を使用します。ABS関数を入力値の絶対値を出力する関数です。
具体的には、差を計算したいセルに=ABS((データ1のセル)-(データ2のセル))と入力するといいです。なお、最終的に絶対値を出力させるために、どちらからどちらを引いても同じ値となります。
ENTERキーで計算を確定させていきます。
続いて、この差の絶対値が出力されたセルを元にして、オートフィル機能で一括して差の絶対値を計算していきます。以下の通りです。
これらが、エクセルにおける二つのデータの差の出し方です。
なお、数値に-などが入っていたら絶対値ではないため、何かしら計算ミスをしていることとなります。
検証として、大きいデータから小さいデータを引いたものが差の絶対値と一致しているかどうかを確認しておきましょう。
まとめ
ここでは、エクセルにおける差の絶対値を求める方法について解説しました。エクセルでの二つのデータの差の出し方は、片方からもう一方のデータを引いた上で、ABS関数を使用するといいです。
具体的には、セルに=ABS((データ1のセル)-(データ2のセル))と入力するといいです。
なお、求める個数が複数個多くある場合には、オートフィル機能を用いて一括で差の絶対値を出せるようにしておきましょう。
エクセルでの差の出し方などの基本的な処理方法を理解し、エクセルをマスターしていきましょう。