人は誰しも嘘をつくものです。
ただ一言で嘘といっても、「相手のためのついた嘘」か「相手を傷つけるためについた嘘」かによって性質が大きく異なってきます。
そして、嘘と関係する用語であるカタカナ表記に「ホワイトライ」や「ブラックライ」というものもありますが、これらはどのような意味を持っているのでしょうか。
ここでは「ホワイトライの意味やブラックライとの違い」について解説していきます。
目次
ホワイトライの意味と例
まず、ホワイトライとは直訳すると「白い嘘」となりますよね。そして、この意味は「良い嘘」つまり相手のことを思ってつく嘘のことを意味します。
ホワイトライの意味について理解を深めるために、例を挙げて考えていきます。
例1
AさんとBさん(二人とも女性)は仲が良く、いつも通り二人でショッピングに出かける約束をしたとします。
そして、当日になりAさんはいつもの服装とはだいぶ異なるイメチェンをした服で向かいました。
二人は無事に会えましたが、そのときBさんはAさんの服装があまり似合っていないと感じました。
そのとき、Aさんは「この服どうかな~」と聞いたのに対して、Bさんは気を使い「なかなか今回のも可愛いよ!」などと本心とは違う嘘をついたのです。
このような、相手が傷づかないように気遣った優しい嘘のことをホワイトライと呼ぶのです。
続いて、もう一つホワイトライの例を紹介していきます。
例2
ある会社にA君(男性)とBさん(女性)がいたとします。
このとき、A君はBさんに好意を持っており、Bさんにランチを誘いました。ただ、BさんはA君のことを特に何とも思っていなかったため特に予定はなかったものの「親の看病しなきゃいけない」と嘘をついて断ったとします。
これも、ホワイトライの使い方の例の一つといえます。
このように相手を気づつけないように配慮した優しい嘘であるならば、ついた方がよりいいといえます。
ホワイトライとブラックライの違い
一方で、ホワイトライの反対語としてブラックライというものがあります。ブラックライとは、相手を傷つけようとするための嘘のことを指します。
例えば、仲がいいAさん、Bさん、Cさんがいるとします。そして、あるときCさんのみが参加できないイベントがあり、AさんとBさんのみで出かけることとなります。
このときに、BさんはAさんと喧嘩していたこともあり、Aさんに「CさんがAさんの悪口を言ってた」のように嘘をついたとします。
このような嘘をブラックライといい、あまり言わない方が自分自身のためとなるのです。
ホワイトライならついてもいいですが、ブラックライはできる限り言わないようにし、毎日を穏やかに楽しく過ごしていきましょう。
まとめ
ここでは、ホワイトライの意味と具体的な使用方法について例を交えて解説しました。
ホワイトライとは、いわゆる「良い嘘」「優しい嘘」のことであり、基本的に相手のことを気遣って使用するものです。
一方で、反対語にブラックライというものがあり、こちらは相手に不快な思いをさせるための嘘のことを指します。
よって、ホワイトライなら積極的に使用し、ブラックライはできる限り使用しないようにしましょう。
ホワイトライを活用し、毎日をより楽しいものにしていきましょう。