人と喧嘩したり、争ったりしてしまうのは、多くの場合「自分の考えが正しく相手が間違っている」というマインドが原因となっている場合がほとんどです。
個人レベルでの問題だけではなく、国や宗教などの大規模な団体での戦争やトラブルも、結局のところはこの「正しい正しくない」という考えが元となった発生しています。
そして、私はこの「正しいかどうか」ということにこだわらないようにすると、より毎日を幸せに過ごせると考えており、ここでは正否に関する私の見解について解説していきます。
目次
正しい・正しくないという考えを手放そう
上述のよう、多くのトラブルの元は「正しい、正しくない」という議論から来ていると私は思います。
そもそも「100%正しいことというはこの世に存在しない」のではないでしょうか。
基本的に人の考え方は、今まで過ごしてきた環境や人間関係の影響を強く受けて形成されています。そして、全く同じ人はいないことからもわかりますが、考え方が「完全に同じ」人はいないわけです。
つまり、一方から物事を見た場合には「その通りだ」と思うことであっても、違う方からみると「おかしい」と捉えられることもあるのです。このとき、「自分の考えが正しいと思い込む」と「相手は間違っている」と強く否定することになります。
否定された側としては、いい気持ちはしないので、こちらこそ「私の考えの方が正しい」と主張し出して、争いが生まれてしまうのです。
つまり「正しい・正しくない」にこだわった先には、必ずトラブルが待っていると考えていいと私は思います。
そして、より毎日を幸せに楽しく過ごしていけるようにするには正否ではなく、「自分がより穏やかでいれること」「自分がより楽しくなれること」「もっと優しく接することができること」に目を向けていくようにしましょう。
自分が正しいと思わないようにするくらいで丁度いい
このように「正しさを手放そう」といっても、なかなか難しいですよね。
私自身も上述のように記載しつつも、自分の考えの方が正しいと思ってしまうときはよくあります。徐々に成長していくしかないですね・・・笑。
そして、これはどのような方であっても、多かれ少なかれあることです。
そのため、職場や友人関係などで「あの人は自分のことを正しいと思っている人だな」と感じたときには、自分自身も同じようになっていないか顧みるといいです。
確かに「自分が正しいと思っている度合が強い方」はいますが、それを間違っていると否定することは、結局のところ「あの人は自分が正しいと思い込んでいておかしい」と「自分の考えが正しい」と思っている部分があるために怒ってしまっているわけです。
よって、より優しくなれるようにするには基本的に「自分の方が正しくない」と意識するくらいが丁度いいです。
このとき、自分が間違っていると認識するというよりも、普通に生活していると「自分の方が正しい」と思いがちであるため、バランスを取るためにこのくらいに考えておいた方がいいといえるのです。
正しい・正しくないの議論でイラッときたときの対処方法
ただ正しい・正しくない議論の当事者となると、頭ではわかっているものの「相手の方が正しい」という考えに納得できないこともあるでしょう。
このような場合では、以下のような方法で一旦スッキリしてから、再度どうするか考えるようにしましょう。イラッとしている状態では、たいてい争いの火種を大きくしてしまいがちですからね。
・体を動かす、散歩やストレッチをする
・カラオケに行き、大声を出す
・瞑想しつつアファーメーション(肯定的宣言)する
・好きなものを食べたり、好きなことをする
・好きな本、好きな著書の本を読む
・掃除する
・シャワーを浴びたり、お風呂に入る
・マッサージにいく
・神社にいく
・身だしなみを整える
などです。
ただ、環境によってはなかなか対処できないこともあるため、あなたができる範囲でリフレッシュできる方法を採用していきましょう。
こうして気分を上げ、頭を冷やすだけでも「自分も確かに間違っていた部分もあるかも」「相手の意見も素晴らしいとこがあるな」と、より優しくなれる方にものごとが進みやすくなります。
このように、「正しい・正しくない」で人を裁くのをやめ、「自分が優しくなれる方、楽しくなれる方、協調できる方」を目指していきましょう。
まとめ
ここでは、「自分の正しさを押し付けると争いが生まれること」「相手が正しいと思うくらいで丁度いい」「正しい正しくないより優しくなれる選択をしよう」ということについて解説しました。
結局のところも、みんな多かれ少なかれ「自分が正しい」と思う部分はあるため、「相手が間違っている」ことにつながり、トラブルが発生してしまいます。
これを改善するためには「相手の方が正しい」と考えるくらいで丁度よくなります。なお、正否の問題が発生した場合には、一度すっきりさせた上で対処するようにしましょう。楽しくなれる選択をしやすくなります。
正しさよりも「協調、楽しさ、優しさ」を優先し、毎日をもっと素晴らしいものにしていきましょう。