数学、科学、金融などの分野においてよく二アリーイコール(≒)という普通のイコール(=)とは違う記号を見かけることがあるでしょう。
この二アリーイコールとはどのような意味を持ち、どうやって使うのか理解していますか。
ここでは、二アリーイコール(≒)の意味や書き方、パソコンやスマホでの二アリーイコールの記号の出し方について解説していきます。
目次
二アリーイコール(≒)の意味と記号は?書き方は?
二アリーイコールとは「二アリー(ほぼ)」と「イコール(同じ、一致)」が組み合わさった用語であり、「ほぼ一致、同じ」という意味を持ちます。
なお、二アリーイコールの記号としては「≒」と記載します。普通のイコールの記号である=の左上と右下に点を打ったものが二アリーイコールの代表的な記号といえます。
以下のようなものです。
日本であればこの≒が基本的に使用されますが、世界的にみた場合では≈といった波形状の記号を用いることが多いことも理解しておきましょう。ただ、こちらは日本においてはあまり見かけないため、上の点が付く方の二アリーイコールの記号を覚えておきましょう。
二アリーイコール(≒)の使い方
このように二アリーイコールはほぼ同じという意味を持ち、上のような書き方ができるのです。
それでは、具体的にはどのような場面で二アリーイコールを使用していくのでしょうか。
以下で確認していきます。
・割算における結果の計算
例えば、割り算の場面において割り切れない数値がでてくるときには、以下のように二アリーイコールを使用します。
20 ÷ 3 = 6.66667・・・≒ 6.7 のように記載するわけです。
・小数を端折りたい時
他にも、5.25のような小数において、小数点以下を端折りたい場面にて、
5.25 ≒ 5などと使用するケースもあります。
・桁数が大きい値を見やすくする時
さらには、桁数が大きく細かい数値に対しても二アリーイコールを使用することがあります。
具体的には、 98958 の数値などは見にくいので、 98958≒100000=10万などのような使い方もするのです。
あなたが、数値をわかりやすく見せたいときに使用するのが、この二アリーイコール(≒)と考えるといいです。
なお、イコール(=)に似た記号でノットイコール(≠)というものもあるので、併せて理解しておくといいです。
二アリーイコールの出し方(表示の仕方)
このような二アリーイコールの使い方をするわけですが、今ではスマホやパソコンから二アリーイコール(≒)を入力する場面が多いです。
このとき、どのように二アリーイコールの記号(≒)を打ち込めばいいのでしょうか。以下でデバイスごとの詳細を確認していきます。
スマホでの二アリーイコール(≒)の出し方1
スマホで二アリー≒を出すにはいくつか方法があります。まずは、予測変換を利用する方法を確認します。
まずは、フリック入力により普通のイコール=を選択させます。6の上で長押しします。
続いて、上タブに出てきた=を選択しましょう。
続いて、予測変換に出てくる二アリーイコール(≒)を選んでいけばいいわけです。
スマホでの二アリーイコール(≒)の出し方2
なお、文章を入力することでも二アリーイコールを簡単に表示させることが可能です。
具体的には「にありー」と文字を打ち込みます。続いて、検索ボタンを選択します。
すると、二アリーイコールの記号≒が表示されるのでこれを選択するといいです。
PC(パソコン)での二アリーイコールの出し方
パソコンでも容易に二アリーイコールを表すことができます。具体的には、SHIFT+「ほ」のボタンを押し、=を表示させます。
ここで、変換ボタンやスペースボタンを押し、変換候補を上げます。そこに出てくる二アリーイコール(≒)を選択することで表示させることができるのです。
きちんと理解しておきましょう。
まとめ
ここでは、二アリーイコールの意味、記号、使い方、出し方(スマホ、PC)について解説しました。
二アリーイコールとはnearly equal :ほぼ一致という意味があります。記号としては「≒」で表します。
さらに、小数や大きい数を対象としたときに、ほぼ同じ数値といえる数で「一部を省略」もしくは「きりの良い数字にする」ことが二アリーイコールの使い方といえます。
なお、これらをスマホやパソコンで表示させるには上述のような出し方を行っていくといいです。
二アリーイコール(≒)の使用方法に慣れ、毎日の生活をより快適にしていきましょう。