日常生活において、よく単位の変換を行う場面があるでしょう。
たとえば、濃度の単位としてmg/Lやmg/mLを使用する場面が多くありますが「1mg/mLは何mg/L」「1mg/Lは何mg/mL」であるのか理解していますか。
ここではmg/Lやmg/mlの単位の単位換算(変換)方法について解説していきます。
目次
1mg/mLは何mg/Lか？ 1mg/Lは何mg/mLか？
mg/Lとは1リットル（L）に何mgの物質（など）が含まれるかを表した量（濃度の単位）といえます。ある溶液中に溶けている溶質の量などを表現するときに使用するものです。
一方で、mg/mLは溶液1mlあたりの特定の物質のmg数を表すものといえます。
つまり、mg/Lとmg/mlの換算には、分母の量のLとmLの変換のみに着目すればいいわけです。
具体的には、1L＝1000mLであるために、1mg/L＝1mg/1000mL=0.001mg/mLと換算できるのです。
逆に、mg/mlからmg/Lに単位変換するためには、1mg/ml=1000mg/Lと計算できることになるわけです。
なお、大小関係がわからないよう以下のようなイメージ図で覚えておくといいです。
どちらもよく使う濃度の単位のため「1mg/mLは何mg/L」「1mg/Lは何mg/mL」の使用方法に慣れておきましょう。
mg/Lとmg/mLの変換を行ってみよう【計算問題】
それでは、mg/Lとmg/mLの単位換算に慣れるために、計算問題を解いていきましょう。
例題1
3000mg/Lは何mg/mlに単位変換できるでしょうか。
解答1
上の定義式に従って求めていきます。
3000 ÷ 1000 = 3mg/ml なのです。
逆に、mg/mLからmg/Lへの計算も行ってみましょう。
例題2
0.6mg/mLは何mg/Lに単位変換できるでしょうか。
解答1
こちらも上の換算式に従って求めていきます。
0.6 × 1000 = 600mg/L と換算できました。
まとめ
ここでは、「1mg/Lは何mg/mLか」「1mg/mLは何mg/Lか」といったmg/mLとmg/Lの換算方法について確認しました。
・1mg/mL=1000mg/L
・1mg/L=0.001mg/mL
であることを理解しておくといいです。
きちんとppm、mg/Lの単位換算に慣れ、業務に役立てていきましょう。
