いまではエクセルの機能も充実しており、非常に便利なソフトになっていますよね。
エクセルを極めていけば、非常に難解なデータも簡単に解析できることも増えています。ただ、難しい処理を自在に扱えるようになるには、基礎的な対応方法からきちんと学んでおくといいです。
中でも、ここでは「エクセルで体積の計算の計算を一括で行う方法」について解説していきます。
目次
立方体・直方体の体積の定義
直方体や立方体の体積は、各x軸、y軸、z軸の三辺の長さを掛け合わせたものの大きさを指します。
例えば、以下のような直方体の体積を考えてみましょう。
各辺の長さがa,b,c[m]である直方体があるとします。この物体の体積は各々を掛け合わせたabc [m^3]と定義されています。
このとき、各々の辺の単位がmであれば体積はm^3:立方メートルとなります。他にも各辺がcmで表現されていれば、体積はcm^3:立方センチメートルと、元の辺の単位の3乗をしたものとなるのです。
計算式と合わせて、単位もきちんと覚えていきましょう。
立方体の体積の計算を行う方法
一つの値であれば、公式に基づいて計算すればいいのです。
ただ、一括して体積を求めたいケースでは、エクセルを用いると早いです。この方法について、以下のデータを用いて確認していきます。
ここで、セルに=(幅のセル)*(奥行きのセル)*(高さのセル)と入力することで、体積を求めることができます。
以下の通りです。
すると、体積の数値が計算されました。
このセルをもとに、オートフィル機能(セルの右下にカーソルを合わせるとでてくる十字をダブルクリック)を用いて一括で計算していきます。
すると、以下のように体積(立方メートル)が計算されました。
単純な計算で、直方体、立方体の体積が計算できますので、きちんと理解しておきましょう。
先述のように、単位換算には十分に気を付けるように心がけましょう。
まとめ
ここでは、エクセルを用いて直方体や立方体の体積を算出する方法について解説しました。
直方体や立方体は各三辺をかけ合わせることで計算されます。単位としては、立方メートルや立方センチメートルのように、辺の単位を3乗したものを使います。このとき、単位換算には十分に注意しましょう。
そして、エクセルを用いれば、一括して体積を求めることができます。このとき、特別な関数を使用する必要もなく、計算式をセルに入力して算出していきましょう。
エクセルの基礎を押さえ、より快適にエクセルを使用できるようになりましょう。