データ解析や管理を行うツールといえばエクセルを思い浮かべるでしょう。とても機能が充実しているエクセルですが、その分初心者にとっては対処方法がわからない場面が多くでてきます。
例えば、エクセルで一件あたりの処理時間を求めるにはどのように処理するといいのでしょうか。
ここでは、エクセルで一件当たりの処理にかかる時間の計算方法について解説していきます。
目次
一件あたりの処理時間の意味
エクセルにて、一件あたりの処理時間を求めていく前に、まずこの定義について考えていきましょう。
ある工場で機械による作業が行われているとします。各々の機械を用いたとき「物事を処理した件数とその時間」が記録されています。
このとき、一件あたりの処理時間とは、「処理時間/処理件数」で算出することが可能です。
エクセルで1件当たりの処理時間を算出したいのであれば、この数式をエクセル内で行っていくことで、求めることが可能なのです。
エクセルで一件当たりの処理時間を求める方法
それでは実際のデータ(架空)を用いて、一件あたりの処理時間を計算していきます。まずは、以下のよう処理件数と処理時間が記録されています。
このとき、処理時間はA:Bのように時間:分で表示されているとします(もちろん他の形式でも時間の表記A:B:Cなどであれば同様に対処できます)。
このような時間の記載であれば、そのまま割り算を行うことで、時間の割り算が実施されるのです。セルに=処理時間/処理件数と入れていきます。
ENTERで計算を確定させます。すると、以下のように1件当たりの処理時間が算出されました。
計算されたセルを元にオートフィル機能(セルの右下にカーソルを合わせると出てくる十字をダブルクリック)で一気に求めていきます。
このようにして、エクセルにて一件当たりの処理時間を算出することが可能なのです。
難しい関数も使用しないため、きちんと対応方法を身につけておきましょう。
まとめ
ここでは、「1件あたりの処理時間の定義」「エクセルで一件あたりの処理時間を求める方法」について解説しました。
1件あたりの処理時間とは、ある処理全体にかかった時間をその件数で割ることで求めることができます。
そして、エクセル上でこの1件当たりの処理にかかる時間を計算するには、この数式をシート状で入力していくだけでいいのです。難しい関数は使用する必要はありません。
きちんとこの対処方法を身に着け、データ解析を効率化させていきましょう。