他の人の笑顔を見ていたり、自分自身が笑顔だったりすると、「気分が前向きになる」「より幸せになる」などのさまざま良い効果があるでしょう。
ある意味、「笑顔は人が楽しくなることを加速させる魔法のツールのようなもの」であるとみな本能的に理解している場合が多いでしょう
それでは、笑うことで科学的にはどのような体への良い影響があるのでしょうか。
ここでは、笑顔が人を元気にさせる理由について解説していきます。
目次
笑顔は血行を促進させる
基本的に元気がなく落ち込んでいる人は「あまり動かない」「声が小さい」「猫背など姿勢が悪くなりがち」であることが多いです。
体を動かしていなかったり、姿勢が悪かったりすると、体の血液のめぐりが悪くなります。結果として、血行不良となっています。同様に、声が小さいなどで、あまり喉周りの筋肉を使用していない場合でも顔回りの筋肉が緊張し、血行不順となりやすいです。
血行不順では、各器官が正常に働くことを妨げたり、神経物質の伝達も遅くします。結果として、やる気の低下につながったり、気分がふさぎ込んだりするのです。
このときに笑顔になると、顔の表情筋を動かします。すると、顔・頭・首・肩回りの血行を中心に改善されます。結果として、全身の血のめぐりが良くなるのです。
「血行を促す」という科学的な観点からも笑顔は健康・美容への効果があるといえます。
副交感神経を優位にさせリラックスできる
実は笑うことで息を吐いている状態では、副交感神経と呼ばれる「心を穏やかにさせ、リラックスできる神経の働き」を改善します。
息を吸っている状態では、逆に交感神経とよばれる「体を興奮状態にし、活発化させる神経」を優位にさせます。
交感神経と副交感神経の働きは以下の通りです。
交感神経 | 副交感神経 | |
---|---|---|
血管 | 収縮させる | 拡張させる |
気分 | 興奮・活発化 | リラックス |
交感神経と副交感神経のバランスがとれた状態だと、人の体は健康でいきいきとした状態を保てます。どちらに偏ってもいけないのです。
ただ、現代人は何かとストレス過多の生活を送っている場合が多く、基本的に交感神経が働き過ぎの状態になっています。
そのため、笑うことによって副交感神経の働きを改善できると、交感神経と副交感神経のバランスが保て、体の調子が良くなるのです。
笑顔を作ると顔のツボを刺激しアンチエイジングに効果がある(幸せホルモンを分泌する)
実は、顔のツボには、アンチエイジングに効果的なつぼが多く存在します。代表的な老化を抑制するつぼとしては、二か所あります。
一つ目は、唇の端から指三個分の場所にあるツボです。以下の位置にあります。
ここが刺激されると「幸せな気持ちになる」「前向き・ポジティブな気持ちになれる」「若返りできる(アンチエイジング)」できるホルモンであるβエンドルフィンの分泌量があがります。
そして、このツボは笑うことで自然と刺激されるのです。
もう一つ、老化防止に効果が高いつぼとしては、眉間にあります。
以下の通りです。
眉間にしわを寄せた状態である「しかめっ面」では、あまり印象が良くないです。それだけでなく、老化を促進させる物質も同時に分泌させてしまっているのです。
つまり、眉間をきちんと伸ばすとアンチエイジングにつながります。そして、最も自然に眉間を引き延ばす方法は「笑顔を作ること」なのです。実際笑ってみると、眉間やおでこが伸び、スッキリすることがわかるでしょう。
このように、「笑うことは顔のツボを自然に刺激できる」という非常に簡単な方法なのです。結果として、アンチエイジングなどのさまざまな効果をもたらすのです。
たくさん笑顔になり、若返りしていきましょう。
笑顔の効能と作り笑い
このように笑顔をつくることで、さまざまな体に良い影響を与えることができるのです。
まとめると以下のようになります。
笑顔がもたらす科学的な効果
・血行促進
・自律神経の乱れの改善
・幸せホルモンβエンドルフィンの分泌
→効能
・アンチエイジング(たるみやしわの改善)
・睡眠の質改善
・ストレス軽減
・免疫活性
・寿命を延ばす
そして、これらは楽しいから笑ったときだけに現れる効果がではありません。
作り笑いでも効果あり
実は作り笑いであっても上述の効果は表れるのです。
私自身も「楽しいから笑うのではなく、笑顔が先にあることで楽しく幸せな気持ちになる」ということを、ふとしたきっかけで知人の占い関係の仕事につく方に聞ききました。
あまり深く考えずに、「良い方向に向かうのであれば、実践してみよう」と徐々にですが、笑顔を増やすようにしました。すると、周囲からは「明るくなった」「生き生きしている」などの言葉を少しずついわれるようになり、より楽しく生活できていることを実感しています。
そのため、できる限り笑顔を意識していきましょう。
無理して笑わなくてもいい
ただ、このように「作り笑いでも笑った方がいい」ということを聞くと、「笑わなければいけない」と変に意識してしまうケースがあります。
誰しも、笑いたくないほど疲れていたり、機嫌が悪いときはあります。そのような場合には無理して笑わず、ネガティブな感情を感じ切りましょう。
その上で、「自分がよりリラックスできる」「楽しい気分になれる」ことに徐々に意識を向けていけばいいのです。
「笑ったら良いかもしれないけれど、笑顔になれなくても大丈夫」というマインドでいきましょう。
笑いが生まれるのは人とのつながりから
このように、笑顔のやりとりが生まれるのは、人と人のつながりがある場所です。
もちろん、何か家族や仲の良い友人、会社の信頼できる上司、新しいサークル、イベントで知り合った人などさまざまなつながりを増やすことができます。
ただ、上述で私が経験したような「「楽しいから笑うのではなく、笑顔が先にあることで楽しく幸せな気持ちになる」というような類の話は、「ある程度親密になってからでないと話さない」「コっ恥ずかしくて話せない」などの障害があり、身近な人とは話せないケースがありませんか。
このような自己啓発、占い、スピリチュアル的なお話をいろいろしてみたい場合がは第三者の心理カウンセラー、占い師、セミナー講師などと実際に話してみて、自分で体感するといいです。
ただ、占いやスピリチュアル、自己啓発的なことに興味があっても、「何か怪しい」「騙されそう」「勧誘されそう」とセミナー参加や直接対面したくない場合があります。私自身がそうでした。
そのような場合は、直接会わない電話やメールでの占いや、ある程度大衆的な場所で行っている占い師(例えば外など周囲に人がいるところ)、信頼できる知人の紹介などで、まず行ってみるといいです。
まとめ
ここでは、笑顔がもたらす効果について解説しました。