私たちが生活している中にはさまざまな科学技術がひそんでいます。
例えば、電力関係の単位として、kW(キロワット)やkWh(キロワットアワー:キロワット時)という単位を使用することがあります。
これらの単位は状況に応じて、使い分ける必要があるため、その換算方法についてきちんと理解しておくといいです。
そんなこともあり、ここではこのkW(キロワット)やkWh(キロワット時)の違い、変換(換算)方法について確認していきます。
目次
kWとkWhの換算式や違い【キロワットとキロワット時】
それでは以下でkWとkWhの変換方法や違いについて見ていきましょう。
電力などをX kWにてA時間(hour)使用すると”XA kWh”の電力量を使ったことになりますね。直接的な変換というよりも、kWやkWhの各々の換算には時間のパラメータも必要になるのです。
一定のkWをB時間使用しY kWh使っていた場合には、Y/B kWで出力していた計算となります。
詳しく見ていきましょう。
まずkWとは、電力などで使用される単位W(ワット)に1000倍を意味するk(キロ)がついた単位です。
単位時間あたり(1時間や1分など)に使用する電力量の単位とも言い換えられますね。
一方で、kWhとは電力”量”の単位Whにk(キロ)がついたものであり、~時間分に使用した電力量を意味しているのです。
なので、
・XkW × A h = XA kWh
・Y kW / B h = Y/B kWh
となります。
kWとkWhの違い【キロワットとキロワット時】
これらkW(キロワット)とkWh(キロワット時)の違いを理解するにはしては、速度と距離と時間の関係をイメージしましょう。
電力版の
・速度(単位時間あたりの距離)=kW(キロワット)
・距離 = kWh(キロワットアワー)
に対応していますね。
このように、キロワットアワーとキロワットアワーを間接的に換算できます。
kW(キロワット)からkWh(キロワット時)の計算を行ってみよう
それでは、kWhとkWの換算式に慣れるためにも、練習問題にチャレンジしていきましょう。
例題1
10kWで2時間の電力を使うと何kWh分消費したことになるでしょうか。
解答1
上の換算式に従って計算を実行していきましょう。
10 × 2=20kWh と換算できるのです。
続いてもう一題練習問題を解いてみましょう。
例題2
100kWを3時間使用すると何kWhとなるでしょうか。
解答2
100 × 3 =300kWhと変換されました。
kWh(キロワットアワー)からkW(キロワット)からの計算を行ってみよう
今度は逆に、kw(キロワットアワー)からkw(キロワット)への換算を行っていきましょう。
例題3
2時間で100kWh使った場合、平均した何kWの電力を使っていたことになるでしょうか。
解答3
100 / 2 = 50kWと換算できるのです。
さらにもう一題の演習を行っていきます。
例題4
4時間で1000kWh使った場合、平均した何kWの電力を使っていたことになるでしょうか。
解答4
計算式に従って求めっていきましょう。
1000 /4 = 250kWと求めることができました。
kWやkWhは電気代の計算などに利用する単位なとと、生活に関する単位であるため十分に理解しておきましょう。
まとめ kw(キロワット)とkwh(キロワット時)の換算(変換)方法や違いは?
ここでは、消費電力量の単位であるWh(ワット時)とkWh(キロワット時)の関係と変換方法について解説しました。
kWhとは、Whの頭に1000倍を表すk(キロ)がついたkWhであり、1kWh=1000Whが成立します。逆に、1Wh=0.001kWhとも換算できることを理解しておくといいです。
なお、単位換算は多くの場面で必要となるケースが多いので、きちんと扱いに慣れておきましょう。