【Excel】エクセルのフォント一覧を確認する方法(日本語・英語・数字)
Excelで使えるフォントを確認したいときは、リボンに表示される一覧を見る方法のほか、セルに入力した日本語、英語、数字の見え方を比べる方法があります。
同じフォント名でも、日本語と半角英数字では表示に使われる書体が異なることがあり、資料の印象や文字の位置が変わることがあります。
フォント一覧の確認では、Excelのフォントボックスを開くことが基本です。
実際の見え方まで確認するなら、日本語、英語、数字を同じセル範囲に入力して比較します。
社内資料では、PCごとのインストール状況と代替フォントにも注意が必要です。
この記事では、Excelのフォント一覧を確認し、日本語・英語・数字の表示を見比べるための操作と考え方を解説します。
エクセルのフォント一覧を確認する方法
それではまず、Excelに登録されているフォント一覧をリボンから確認する方法について解説していきます。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 1 | フォント名 | 用途 |
| 2 | 游ゴシック | 日本語資料 |
| 3 | Arial | 英数字 |
ホームタブのフォントボックス
Excelを開き、文字を入力するセルを一つ選択してから、画面上部のホームタブを確認します。
フォントグループにある現在の書体名が表示された横長の入力欄が、フォントボックスです。
フォントボックスの右端にある下向き矢印を押すと、そのPCのExcelで選択できるフォントが一覧で表示されます。

一覧は日本語名や英語名で並び、テーマのフォント、最近使ったフォント、すべてのフォントという順に見える場合があります。
表示順はOfficeのバージョンやWindowsに入っているフォントで変わるため、別のPCと完全に同じ並びになるとは限りません。
フォント一覧は、Excelだけが持つ独自の一覧ではありません。
WindowsとOfficeにインストールされ、Excelから利用可能な書体が候補として表示されます。
フォント名を入力して絞り込む操作
一覧が長くて目的の書体を見つけにくいときは、フォントボックス内をクリックして書体名を直接入力します。
たとえば游ゴシック、Meiryo、Arial、Calibriなどを入力すると、候補を選びやすくなります。
日本語のフォント名を入力できない環境では、候補の一部が英語表記になっていることもあります。

フォント名を入力しても候補に出ない場合、その書体は現在のPCにインストールされていない可能性があります。
メールで受け取ったブックに指定フォントがあっても、自分のPCにそのフォントがなければExcelは近い書体へ自動的に置き換えます。
置き換え後は列幅、行の高さ、改行位置が変わることがあるため、提出前には必ず印刷プレビューも確認しましょう。
選択中セルのフォント確認
既存ファイルで使われている書体を調べる場合は、確認したい文字が入ったセルを選択します。
ホームタブのフォントボックスに表示される名称が、そのセルに設定されているフォントです。
複数セルを選択して書体が混在している場合、フォントボックスが空欄になることがあります。
その場合は一つのセルだけを選択し直すと、設定された書体を確実に確認できます。
セルの一部分だけ異なるフォントが使われている場合は、数式バーまたはセルをダブルクリックして、該当文字を範囲選択して確認します。
【操作のポイント】一覧を見るだけなら空白セルを選び、既存データの書体を調べるなら対象セルを一つだけ選択します。
日本語・英語・数字の表示比較
続いては、日本語・英語・数字を同じ条件で入力し、フォントごとの違いを確認する方法を解説していきます。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 1 | 比較項目 | 入力例 |
| 2 | 日本語 | 売上集計表 |
| 3 | 英語と数字 | Sales 2026 |
比較用の文字列と表の作成
フォントを選ぶ前に、A1セルからC4セル程度の小さな比較表を作成します。
1行目をヘッダーとして、A1には分類、B1には日本語、C1には英語・数字と入力します。
2行目以降には、B2に売上集計表、C2にSales 2026、B3に株式会社サンプル、C3にSample Co. 12345のような文字列を入力します。

日本語だけ、英数字だけを別々に見るのではなく、実際の帳票に近い混在文字列で比べることが重要です。
数字の比較では、0、1、8、9、半角のカンマ、小数点、円記号を含めると、見間違いの有無を判断しやすくなります。
比較用の例として、B4には請求金額、C4には¥1,234,567.89を入力します。
セルの表示形式による通貨記号ではなく、文字として入力した数字も見ると書体そのものの形を確認できます。
同一サイズでのフォント切り替え
比較表のB列とC列を選択し、フォントサイズを11ポイントなど同じ値に揃えます。
次にフォントボックスから候補の書体を選び、文字の太さ、横幅、行間の印象を見比べます。
フォントサイズが異なる状態では書体固有の差とサイズ差が混ざるため、比較時は必ずサイズを固定します。

游ゴシックはWindows環境で読みやすく、Meiryoは画面上でやや大きく見える傾向があります。
ArialやCalibriは英数字が見やすい一方、日本語部分には別の日本語フォントが組み合わされる場合があります。
表の列幅を自動調整するときは、列見出しの右境界をダブルクリックすると、現在の文字列幅に合わせられます。
日本語フォントと欧文フォントの代替表示
Excelでは一つのフォント名を指定していても、指定書体に存在しない文字は別のフォントで補われることがあります。
これはフォントのフォールバックと呼ばれる動作で、日本語を含まない欧文フォントを選んだ際に分かりやすく現れます。
英数字は希望の欧文書体で表示されても、日本語はWindows側で選ばれた代替書体で表示されることがあります。
英語と日本語を同じ行に置く帳票では、文字の高さや太さが不自然に見えないかを確認してください。
特に英語の商品名、型番、金額、日付を含む表では、数字のゼロとアルファベットのオー、数字の一とアイや小文字のエルが区別できるかも大切です。
【操作のポイント】比較表は同じ文字サイズ、同じ配置、同じ列幅で用意し、日本語と英数字を一緒に確認します。
フォント一覧を表に出力するVBA
続いては、Excelで利用できるフォント名をシートへ書き出し、一覧として管理する方法を確認していきます。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 1 | No. | フォント名 |
| 2 | 1 | Arial |
| 3 | 2 | Meiryo |
Visual Basic Editorの表示
VBAで一覧を作る場合は、ExcelでAltキーを押しながらF11キーを押し、Visual Basic Editorを開きます。
挿入タブから標準モジュールを選び、表示されたコード画面にマクロを入力します。
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | Alt + F11 | 標準モジュール | |
| 2 |
VBAを使うブックは、保存時にExcelマクロ有効ブック形式を選ぶ必要があります。
会社のセキュリティルールによりマクロを実行できない場合もあるため、共有先の環境も確認しましょう。
フォント名を取得するマクロ
次のコードは、Excelのフォント一覧から書体名を取得し、アクティブシートのA列へ順番に書き出す例です。
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
Sub CreateFontList() Dim i As Long ActiveSheet.Cells.Clear Range("A1").Value = "No." Range("B1").Value = "フォント名" For i = 1 To Application.FontNames.Count Cells(i + 1, 1).Value = i Cells(i + 1, 2).Value = Application.FontNames(i) Next i Columns("A:B").AutoFit End Sub |
このコードでは、1行目をヘッダーとして使用し、A1にNo.、B1にフォント名を設定しています。
Application.FontNames.Countは取得できるフォント数を表し、ForからNextまでの処理で一件ずつ行へ出力します。
出力行の考え方は、データ番号に1を加えた行番号です。
1件目は2行目、2件目は3行目となるため、セル位置は i + 1 で指定します。
実行前にアクティブシートの内容が消去されるコードなので、重要なデータがあるシートでは実行しないでください。
出力一覧の確認と並べ替え
マクロを実行すると、A列に連番、B列にフォント名が表示されます。
フォント一覧が作成されたら、B列のセルを選択して実際にそのフォントを適用すると、見本帳としても使えます。
日本語名と英語名が混在する場合は、データタブの並べ替え機能を使うと探しやすくなります。
ただし、フォント名の並び順はWindowsの文字コードや地域設定で見え方が異なることがあります。
共有する一覧には、作成したPCのWindows版Excelで取得した一覧であることを記載しておくと、環境差を説明しやすくなります。
【操作のポイント】一覧作成マクロは空のシートで実行し、作成後は書体見本として日本語・英語・数字を追加します。
フォント置換と共有ファイルの注意点
続いては、他のPCでファイルを開いたときに起こるフォント置換とレイアウト崩れについて確認していきます。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 1 | 確認項目 | 影響 |
| 2 | フォント未搭載 | 代替表示 |
| 3 | 文字幅の違い | 改行・切れ |
フォントがないPCで起こる現象
作成者のPCにだけ入っているフォントを使うと、受信者のPCでは同じ書体を表示できません。
Excelは表示不能な文字を空白にするのではなく、通常は利用できる近いフォントへ置き換えて表示します。
置換後は文字幅が変わり、セル内の文字切れ、意図しない折り返し、印刷時のページずれが起こることがあります。
デザイン性を優先した特殊フォントほど、一般的なWindows PCには搭載されていない可能性が高くなります。
標準フォントを選ぶ考え方
社内や取引先へExcelファイルを配布する場合は、多くのWindows環境に入っている書体を優先すると安全です。
日本語を中心にした表では、游ゴシック、Meiryo、MS Pゴシックなどが候補になります。
英数字主体のデータでは、ArialやCalibriなどを選ぶ場面もありますが、日本語との組み合わせを事前に確認してください。
統一感を重視する資料では、本文用、見出し用、数値用のフォントをむやみに分けないことが大切です。
少ない書体で構成すると、編集者が変わっても見た目を維持しやすくなります。
最終的な利用環境がWindowsなのかMacなのか、デスクトップ版ExcelなのかWeb版なのかも、書体選びの判断材料です。
PDF化によるレイアウト固定
数値表の見た目を変えずに提出したい場合は、ExcelファイルとともにPDFを用意する方法があります。
PDFでは文字の配置が固定されるため、閲覧者のPCに対象フォントがないことによるレイアウトの差を抑えられます。
ただし、PDFではセルの編集や数式の確認はできないため、編集用のExcelブックを別途残すことが必要です。
提出前には、Excelのファイルタブから印刷を開き、改ページ、余白、縮小設定を確認しましょう。
【操作のポイント】共有前には別PCでの確認かPDF出力を行い、列幅と印刷範囲の崩れを防ぎます。
見やすい表にするフォント設定
続いては、フォント一覧を確認した後に、読みやすいExcel表へ整える設定を解説していきます。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 1 | 区分 | 推奨設定 |
| 2 | 見出し | 太字 |
| 3 | 金額 | 右揃え |
見出しと本文のサイズ設定
表の見出しは本文より少し大きくするか、同じサイズで太字にすると、情報の階層が伝わりやすくなります。
本文を11ポイントにした場合、見出しを11ポイントの太字または12ポイントにする方法が扱いやすい設定です。
サイズを上げすぎるよりも、太字、塗りつぶし、罫線を適度に組み合わせるほうが表は読みやすくなります。
一つの表の中で多くの書体を使うと視線が散るため、基本は一種類に揃えるとよいでしょう。
数字の桁を読みやすくする表示
金額や個数などの数字は、フォントだけでなく表示形式と配置によって読みやすさが大きく変わります。
数値セルを右揃えにし、桁区切りのカンマを表示すると、桁数を素早く把握できます。
たとえば数値がA2セルに入力されている場合、B2で次の数式を使うと、値を参照できます。
=A2
1行目をヘッダーとした表では、A2が最初のデータ行です。
数式をB2へ入力した後、フィルハンドルを下へドラッグすると、B3では=A3、B4では=A4というように参照先が自動で変わります。
オートフィルでは先頭セルに正しい式を入力することが重要で、相対参照によって行番号が連続して変化します。
数式の結果を見やすくするには、数値の右揃えと桁区切り表示を先に設定しておくと便利です。
印刷時の文字切れ防止
画面上では読める表でも、印刷すると列幅が足りず、文字が切れることがあります。
ホームタブの折り返して全体を表示する機能を使うと、長い日本語をセル内で複数行にできます。
一方で英語の長い単語やURLは途中で改行されにくいため、列幅を広げるか、文字サイズを調整する必要があります。
印刷プレビューで確認し、必要に応じて横向き、余白、拡大縮小の設定を調整してください。
【操作のポイント】フォントを決めたら、画面表示だけでなく印刷プレビューで文字切れと改行位置を確認します。
まとめ エクセルのフォント一覧を確認する方法
Excelのフォント一覧は、ホームタブのフォントボックスを開くことで確認できます。
目的のフォントが見つからない場合は、フォント名を直接入力し、候補に表示されるかを確認しましょう。
日本語・英語・数字は、同じフォント名を指定しても異なる書体で表示される場合があるため、混在した文字列で比較することが大切です。
多くのフォントを一覧として管理したい場合は、VBAでシートに書き出す方法も利用できます。
共有ファイルでは相手のPCに同じフォントがない可能性を考え、一般的な書体を選び、必要ならPDFでも確認できるようにしておくと安心です。
フォント選びでは、見た目だけでなく、読みやすさ、数値の判別しやすさ、共有先での再現性まで確認します。
一覧の確認、比較表の作成、印刷プレビューという順番で進めれば、用途に合ったフォントを選びやすくなるでしょう。