科学的な解析を行う際や日常生活において、よく電力に関する用語が出てくることがあります。
例えば、家庭用コンセントの表記として、よく「AC100V」 などと記載されることがあるますが、家庭用電源におけるACの意味は何なのでしょうか。
ここでは「このAC100VのACの意味や、AC100Vの特徴である波形や最大値、実効値、平均値」について解説していきます。
目次
AC100VのACの意味は?【家庭用コンセント】
結論からいいますと、家庭用の電源などの表記としてある 「AC100V」の「AC」とは「Alternating Current」の頭文字をとったもので、日本語では「交流」を意味します。
AC100Vの電圧の波形【正弦波】
なお、先にも述べたように家庭用電源のAC100Vとは交流であるため、その電圧は時間を横軸にとった際、サインカーブ(正弦波)の波形となります。
AC100Vの最大値は141Vになり、この100Vとは最大値(141V)の1/ルート2である実効値と呼ばれるものであることを理解しておきましょう。
さらに、平均値=最大値×2÷π(円周率)=約90Vと求めることができるのです。
なお、実効値と最大値と平均値の関係性については別途ページにて記載していきます。
そのため、AC100Vと電圧の数値は100で一定になっているのではなく、正弦波として時間ともに変化していくことを理解しておきましょう。
まとめ
ここでは、家庭用コンセントなどでよくみかける表記である、AC100VのACの意味やAC100Vの波形(最大値)、最大値、実効値、平均値について解説しました。
AC100VのACとは、直流・交流における交流のことを意味します。そのため、その電圧が時間と共に変化し、サインカーブ(正弦)の波形を描いていきます。
そしてAC100Vでは、その最大電圧は141V、実効値は100V、平均値は約90Vとなることを覚えておきましょう。つまり、AC100Vの100は実効値を示していることを覚えておくといいです。
さまざまな科学の知識を身につけていき、毎日の生活に役立てていきましょう。