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給湯器の待機電力は?消費量や節約のコツも解説!(電気給湯器・ガス給湯器・保温機能・リモコン・省エネ運転など)

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毎日お風呂やシャワー・台所での洗い物に欠かせない給湯器ですが、使っていない時間帯にも継続的に電力を消費していることをご存知でしょうか。

給湯器は家庭内でも特に待機電力が大きい機器のひとつとして知られており、コントロールパネルの常時通電・保温機能の維持・リモコン待機などが主な消費源となっています。

この記事では、給湯器の待機電力の実態と消費量の詳細、そして電気給湯器・ガス給湯器のそれぞれの特徴と節約コツについて、保温機能・リモコン・省エネ運転などの観点からわかりやすく解説します。

給湯器の電気代が気になる方や、少しでも光熱費を節約したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

目次

給湯器の待機電力はどれくらい?種類別の比較と電気代

それではまず、給湯器の待機電力の実態と種類別の比較、電気代への影響について解説していきます。

給湯器には大きくガス給湯器と電気給湯器(エコキュートなど)の2種類があり、それぞれ待機電力の発生パターンが異なります。

給湯器はテレビやエアコンと並んで家庭内でも待機電力が大きい機器のひとつです。リモコン付きガス給湯器では5〜10W程度、電気給湯器(エコキュート)の制御システムでは10W以上になるケースもあります。365日24時間通電していることを考えると、年間コストは相当な金額になります。

給湯器の種類 待機電力の目安 月間電気代(目安) 年間電気代(目安)
リモコンなしのガス給湯器 0〜1W 約0〜22円 約0〜260円
リモコン付きガス給湯器(一般的) 5〜8W 約108〜173円 約1,300〜2,080円
給湯暖房システム(床暖房連携) 8〜15W 約173〜324円 約2,080〜3,890円
エコキュート(制御システム) 5〜15W 約108〜324円 約1,300〜3,890円
電気温水器(電熱式) 3〜8W 約65〜173円 約780〜2,080円

電力単価を30円/kWhとして計算しています。

特に床暖房連携システムや高機能なエコキュートは待機電力が大きく、年間数千円規模のコストになることがわかります。

ガス給湯器の待機電力が大きい理由

リモコン付きのガス給湯器の待機電力が大きい主な理由は、台所と浴室の2か所にリモコンが設置されており、両方のパネルが常時通電しているためです。

台所リモコンと浴室リモコンはそれぞれ液晶や有機ELのディスプレイを搭載しており、常に温度設定や時刻、水温などを表示しています。この表示のための電力が常時消費されます。

また、予約機能(自動湯はり・追い焚きタイマーなど)を持つシステムでは、予約時刻を監視するための制御基板も常時通電しています。これが待機電力をさらに増加させます。

さらに、給湯器本体の凍結防止ヒーターが冬季に作動することがありますが、これは「待機電力」とは異なる消費電力です。凍結防止機能は機器保護に必要なものであり、むやみにオフにすることはおすすめできません。

エコキュートの待機電力の特徴

エコキュート(ヒートポンプ式電気給湯器)は、貯湯タンクの温度管理と制御システムの常時通電によって待機電力が発生します。

エコキュートは夜間の安い電力を使ってお湯を沸かし、貯湯タンクに保存する仕組みです。タンク内のお湯温度を維持するための断熱管理や、次の沸き上げスケジュールを監視するための制御システムが常時電力を必要とします。

ただしエコキュートは、ヒートポンプを使った非常に効率の良い給湯システムです。待機電力がやや大きいデメリットがある一方、実際の沸き上げ時の電力効率(COP:成績係数)は3〜5倍程度と非常に高く、トータルの光熱費では電気温水器やガス給湯器よりも経済的になるケースが多いです。

エコキュートの節電対策は待機電力よりも、使用するお湯の量の最適化や沸き上げ時間帯の設定が重要です。

給湯器の待機電力を削減する節約のコツ

続いては、給湯器の待機電力を削減するための具体的な節約のコツについて確認していきます。

給湯器の節電は取り扱いに注意が必要な点もありますが、日常的に実践できる効果的な方法があります。

リモコン電源をオフにする

給湯器の待機電力を削減する最も手軽な方法は、リモコンの電源ボタンでリモコン表示をオフにすることです。

多くのリモコン付きガス給湯器は、リモコンの表示をオフにする機能(節電モード・表示オフ)を持っています。台所・浴室のリモコンの電源ボタンを長押しするか、設定メニューから表示をオフにすることで、リモコンのバックライトやディスプレイへの通電を減らせます。

リモコン電源をオフにしても給湯器本体の動作には影響がなく、必要なときはリモコンのボタンを押すだけで即座に再起動します。操作性を損なわずに節電できる方法です。

ただしリモコン表示をオフにできない機種や、オフにすると予約機能が使えなくなる機種もあります。取扱説明書で自分の機種の仕様を確認してから対応するようにしましょう。

追い焚きよりも湯量管理で節電する

給湯器の使用中の節電として最も効果が大きいのは、追い焚き回数の削減と適切な湯量管理です。

追い焚き(保温運転)はお湯が冷めた後に再加熱するため、一定の電力とガスを消費します。家族の入浴時間をなるべくまとめることで、お湯が冷める前に全員が入浴でき、追い焚きの回数を減らせます。

また、必要以上に大量のお湯をためると保温に使うエネルギーが増えます。浴槽の湯量を適切に管理し、必要な量だけを沸かす習慣をつけることが節電につながります。

保温機能付きの給湯器は常にお湯を一定温度に保ちますが、夜遅くなって入浴しない場合は保温をオフにすることで待機中の消費電力を削減できます。

省エネ運転モードの活用と設定温度の最適化

給湯器の省エネ運転モードや設定温度の調整も、電気代・ガス代の節約に有効な手段です。

お風呂の設定温度を1〜2℃下げるだけで、沸き上げに使うエネルギーを削減できます。快適に入浴できる温度を保ちながら、無駄に高い温度に設定しないことが基本的な節約ポイントです。

給湯器の「エコモード」「省エネ運転」を活用すると、使用パターンを学習して最適な沸き上げ量・温度を自動調整する機種もあります。こうした機能を積極的に活用しましょう。

給湯設定温度と節約効果の目安

お風呂の温度を42℃→40℃に下げると、年間のガス・電気代を数百円〜1,000円程度削減できるとされています。給湯温度(シャワー等の出湯温度)も必要以上に高く設定せず、使用目的に合わせた適温に設定することが節約につながります。

給湯器の種類別節電ポイントと買い替え効果

続いては、給湯器の種類別の節電ポイントと買い替えによる節電効果について確認していきます。

給湯器の種類によって節電アプローチが異なるため、自分が使用している給湯器のタイプに合わせた対策を実施することが重要です。

ガス給湯器の節電ポイント

ガス給湯器の節電は、リモコン管理・追い焚き削減・号数の最適化が主なポイントです。

ガス給湯器の「号数」は1分間に沸かせるお湯の量を表しており、家族人数に対して大きすぎる号数の給湯器はエネルギーの無駄遣いになることがあります。号数が大きいほど待機電力も増える傾向があるため、家族構成に合った号数の機種を選ぶことが重要です。

エネファーム(家庭用燃料電池)を導入している家庭では、給湯と発電を一体化したシステムによって効率的なエネルギー活用が可能です。ガスから電気も作り出せるため、トータルのエネルギー効率が向上します。

ガス給湯器は一般的に10〜15年が耐用年数とされています。10年以上使用している機種は省エネ性能が現行機種より劣る場合が多く、買い替えによる節電・安全性向上の効果が期待できます。

エコキュート(電気給湯器)の節電ポイント

エコキュートの節電は、沸き上げスケジュールの最適化と使用量管理が中心です。

エコキュートは夜間の安い電力料金で沸き上げを行うのが基本です。電力会社の時間帯別料金プラン(夜間単価が安いプラン)と組み合わせることで、電気代を大幅に抑えられます。

エコキュートの「おまかせ設定(AI学習機能)」を活用すると、過去の使用実績から必要な沸き上げ量を自動算出して無駄な沸き上げを防ぎます。帰省・旅行などで長期不在の際は「休止モード」や「留守番設定」を使い、不要な沸き上げをストップさせましょう。

断熱性能の高い貯湯タンクを持つ最新機種への買い替えでは、保温中の熱損失が減り、再加熱の頻度が下がることで電気代を削減できます。

給湯器の買い替えによる節電効果と補助金制度

給湯器を高効率機種に買い替えることで、光熱費全体を大幅に削減できる可能性があります。

特に10年以上前のガス給湯器から最新の高効率潜熱回収型(エコジョーズ)に買い替えた場合、ガスの使用量を10〜15%程度削減できるとされています。

エコキュートを導入する場合も、補助金制度を活用することでイニシャルコストを抑えることが可能です。経済産業省の「給湯省エネ2024事業」などの補助金制度が設けられている場合があります(年度によって制度内容は変わります)。最新の補助金情報は国や自治体のWebサイトで確認してください。

給湯器は生活インフラとして欠かせない機器であり、故障してから慌てて交換するのではなく、計画的な買い替えを検討することで費用面でも精神的にも余裕を持った対応ができます。

給湯器の待機電力に関するよくある疑問

続いては、給湯器の待機電力に関するよくある疑問と注意点について確認していきます。

給湯器の節電に取り組む前に、よくある誤解や疑問点を正しく理解しておくことが安全で効果的な節電につながります。

給湯器のコンセントを抜いても大丈夫?

給湯器の待機電力をゼロにしたいと考えて「コンセントを抜いてもよいか」と思う方もいますが、給湯器のコンセントを抜くことは基本的におすすめできません

給湯器にはガス漏れ検知・点火安全装置・凍結防止ヒーターなど、常時通電が必要な安全機能が組み込まれています。コンセントを抜いてしまうと、これらの安全機能が働かなくなるリスクがあります。

特に冬季に給湯器のコンセントを抜くと、凍結防止機能がオフになり配管が凍結・破損するおそれがあります。

給湯器の待機電力を削減したい場合は、コンセントを抜くのではなく、リモコンの電源オフ・省エネモードの活用・設定温度の最適化などの方法を取ることをおすすめします。

長期不在時の給湯器の扱い方

旅行や帰省などで数日以上家を空ける際の給湯器の扱いについては、機種のメーカー推奨の方法に従うことが基本です。

多くのリモコン付きガス給湯器には「休止モード」「外出モード」「留守設定」などの機能があり、これを使うことでお湯を沸かさずに待機状態を維持できます。完全にオフにするよりも安全性を維持しながら待機電力を削減できます。

夏季の短期不在であれば、単純にリモコンの電源をオフにして帰宅後に再設定する方法も現実的です。ただし冬季は凍結リスクがあるため、凍結防止機能をオフにしないよう注意が必要です。

エコキュートの場合は「休止モード」を活用することで、不在時の不要な沸き上げを防ぎながら制御システムは動作させ続けることができます。

給湯器の待機電力を測定するには

自宅の給湯器の待機電力を正確に把握するには、ワットチェッカーを使って実測するのが最善の方法です。

ただし、給湯器のコンセントは屋外や洗面所などの水回りに設置されていることが多く、通常のワットチェッカーが使いにくい場合もあります。

メーカーの取扱説明書やカタログの仕様欄に「待機電力」「スタンバイ時消費電力」として記載されている場合があります。まずはこちらで確認することをおすすめします。

スマートメーターやHEMS(家庭用エネルギー管理システム)を導入している家庭では、深夜帯の電力消費を確認することで給湯器を含む家庭全体の待機電力の目安を把握できます。

まとめ

今回は、給湯器の待機電力の実態と消費量の詳細、節約コツについて詳しく解説しました。

給湯器の待機電力はリモコン付きガス給湯器で5〜8W程度、エコキュートで5〜15W程度が目安であり、年間コストは1,300〜3,890円程度になります。

節約方法としては、リモコン電源のオフ・省エネ運転モードの活用・追い焚き回数の削減・設定温度の最適化が効果的です。

コンセントを抜くことは安全上の理由からおすすめできないため、安全を確保しながらできる節電対策を着実に実践することが重要です。10年以上使用している給湯器は買い替えによる節電効果も大きいため、計画的な更新を検討してみましょう。

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