科学的な文章を記載している時に、「密度」に関することが出てくる場合があります。
この時、密度の程度を表す際の表現として「高い、低い」「大きい、小さい」「濃い、薄い」などとどれを使うといいのか迷うことがあり、どの記載が正しいのか理解していますか。
ここでは、密度の程度を表す正しい表現方法について解説していきます。
目次
密度は「高い」「大きい」「濃い」とどの呼び方が正しいのか
結論からいいますと、科学的には密度は「高い、低い」か「大きい、小さい」で表すのが基本です。
この具体的な理由について以下で確認していきます。
密度を英語表記すると「density」となるわけですが、この密度の程度を表す際は「low density」「high density」と「高い、低い」で表現するのです。そのため、密度を高低で表現するのは一般的なのです。
さらに密度の数値に着目した場合「数値が大きい、もしくは小さい」と表記します。つまり、密度を大小で表すのも、科学の分野では正しいといえます。
一方で「密度が濃い時間を過ごした」などと、密度を濃い、薄いで表すこともたまにあります。ただ、これば科学的というよりも、比喩的、抽象的、文学的な表現であるといえます。
つまり、科学的には密度は濃淡で表さない方がいいといえます。
きちんと密度の捉え方を理解し、正しい表現方法を使っていきましょう。
なお、密度、体積、質量の換算はこちらで解説しているため、参考にしてみてください。
まとめ
ここでは、密度は「高い」「大きい」「濃い」のどれが正しいのかについて確認しました。
英語でhigh densityなどと表現するように、密度は高い、低いというのは科学的に問題ありません。
同様に、密度の数値に着目するとよくわかりますが、密度(の数値)は大きい、小さいというように表すのも一般的なわけです。
一方で、密度が濃い時間が過ごせたなどは、あくまで抽象的・比喩的なものであり、論理的な文章においては使用しない方がいいのです。
適切な言い回しを身につけ、ビジネスに役立てていきましょう。