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【Excel】エクセルで再表示できない(非表示を一括:1列目や1行目:隠れている行を一気に表示できない:a列:なぜ:ロック解除など)する方法

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エクセルで作業していると、「非表示にした行や列が再表示できない」「A列や1行目が隠れたまま戻せない」「一括で非表示を解除したいのにできない」といった場面で困った経験はありませんか?

この記事では【Excel】エクセルで再表示できない(非表示を一括:1列目や1行目:隠れている行を一気に表示できない:a列:なぜ:ロック解除など)する方法について解説していきます。

ポイントは

・シート全体を選択して一括再表示

・1列目(A列)や1行目の特殊な再表示方法

・シート保護やロック解除の確認

です。

それでは詳しく見ていきましょう。

目次

エクセルで再表示できない原因と解決方法1【シート全体を選択して一括再表示】

このような状態になったことはありませんか?左側の行番号を確認すると、番号が飛んでいることから3~6行目が非表示となっていることがわかります。

非表示にした行や列が再表示できない最も一般的な原因は、選択範囲が不適切なことです。

シート全体を選択してから再表示操作を行えば、隠れているすべての行や列を一気に表示できます

この方法は特に、どこに非表示の行や列があるか分からない場合に威力を発揮します。

具体的な手順

まず、シート全体を選択する必要があります。

シート左上の行番号と列番号が交差する三角形の部分(全セル選択ボタン)をクリックするか、キーボードで「Ctrl+A」を押しましょう。

※画像内の選択はCtrlキーとAキーを使用。左上の三角ボタンクリックでも可能※

シート全体が選択された状態で、行番号の上で右クリックし、「再表示」を選択します。

Ctrl+A(全選択) → 行番号上で右クリック → 再表示

これで隠れていたすべての行が一括で表示されます。

列についても同様に、列番号(A、B、Cなど)の上で右クリックして「再表示」を選択すれば、非表示のすべての列が表示されるでしょう。

列の再表示は以下の手順で行います。

Ctrl+A(全選択) → 列番号上で右クリック → 再表示

続いて英文字の列番号(どこでも可)を右クリックし、【再表示】を選択します。

全ての列が表示されたことを確認しましょう。

この方法は最も基本的で効果的な解決策ですので、まずこれを試すことをおすすめします。

エクセルで1列目(A列)や1行目が再表示できない場合の解決方法2【名前ボックスを使った特殊な操作】

A列(1列目)や1行目が非表示になっている場合、通常の方法では再表示できないことがあります。

これは左端や上端が隠れているために右クリックがうまくできないからです。
このようなときには……

名前ボックスを使って直接セル範囲を指定することで、1列目や1行目でも確実に再表示できます

これは左端や上端が隠れているために右クリックできない状況を回避する方法です。

設定方法

A列が非表示で再表示できない場合、画面左上の「名前ボックス」(通常はセルアドレスが表示されている場所)をクリックします。

名前ボックスに「A:A」と入力してEnterキーを押しましょう。

名前ボックスに「A:A」と入力 → Enter

これでA列全体が選択された状態になります。

続いて、ホームタブ⇒セルグループにある【書式】をクリックします。

つづいて【非表示/再表示】をクリックし、【列の再表示】を選択します。
※今回は1列目を表示させるため※

1列目が再表示されたことを確認します。

1行目が非表示の場合も同様に、名前ボックスに「1:1」と入力してEnterキーを押し、1行目を選択します。

名前ボックスに「1:1」と入力 → Enter

Enterを押したあと、列の表示と同様に【ホーム】⇒【書式】⇒表示形式の【非表示/再表示】の順にクリックしていき、“行の再表示”を選択します。

1行目が表示されることを確認しましょう。

この方法は1列目や1行目という特殊な位置の非表示を解除する際に非常に有効です。

エクセルでシート保護が原因で再表示できない場合の解決方法3【ロック解除とシート保護の解除】

シート保護がかかっている場合、非表示の行や列を再表示できないことがあります。

シート保護は誤操作を防ぐための機能ですが、これが有効になっていると行や列の表示・非表示の変更ができません。

シート保護が原因かどうかを確認し、必要に応じて解除する必要があるかもしれません。

実践的な使用例

まず、シート保護がかかっているか確認しましょう。

「校閲」タブまたは「ホーム」タブを開き、「シート保護の解除」というボタンが表示されているかチェックします。

このボタンが表示されている場合は、シート保護がかかっている証拠です。

「保護を解除する場合は、シート保護の解除」をクリックします。

「校閲」タブ → 「シート保護の解除」をクリック

「シート保護の解除」をクリックすると、「シートの保護」の表記に変わり、保護が解除されます。

※パスワードが設定されている場合は、パスワードの入力が求められます。パスワードは保護時に設定を行うものですので、分からない場合はファイルの作成者や管理者に問い合わせる必要があります※

正しいパスワードを入力して「OK」をクリックすれば、シート保護が解除され、行や列の再表示が可能になります。

シート保護を解除した後は、前述の方法で非表示の行や列を再表示しましょう。

作業が終わったら、再度シート保護をかけることで、データの安全性を保てます。

ブックの保護が原因の場合

より高度な保護として、ブック全体が保護されている場合もあります。

ブックの保護がかかっていると、シート構成の変更や行列の表示変更ができないことがあります。

このような場合は「校閲」タブを開き、「ブック保護の解除」ボタンがあるか確認しましょう。

「校閲」タブ → 「ブック保護の解除」をクリック

保護が掛かっていると「ブックの保護」に色がついています。

この部分をクリックし、ブック保護を解除することでシート保護の解除も可能となり、最終的に行や列の再表示ができるようになります。

フィルター機能が原因の場合

意外と見落としがちなのが、オートフィルター機能による行の非表示です。

フィルターが適用されていると、条件に合わない行が自動的に非表示になりますが、これは通常の「再表示」では元に戻せません。

データ範囲のどこかにフィルターボタンが表示されているか確認します。

フィルターが原因の場合は、「データ」タブから「クリア」または「フィルター」ボタンをクリックしてフィルターを解除します。

※下の画像では【商品番号が1】(くまのこオムライス)の行のみが表示された状態です※

「データ」タブ → 「クリア」または「フィルター」をオフ

これで、フィルターによって隠れていた行がすべて表示されます。

まとめ エクセルで再表示できない時の解決方法(非表示を一括・1列目や1行目・ロック解除)

エクセルで再表示できない時の解決方法をまとめると

– シート全体を選択して一括再表示:Ctrl+Aで全選択してから右クリックで「再表示」を選択し、隠れている行や列を一気に表示
– 1列目(A列)や1行目の再表示:名前ボックスに「A:A」または「1:1」と入力して対象を選択してからホームタブ⇒セルグループの【書式】⇒“行/列の再表示”
– シート保護の解除:「校閲」タブから「シート保護の解除」でロックを解除し、行列の再表示を可能に
– ブック保護の確認:ブック全体の保護も確認し、必要に応じて解除
– フィルター機能の確認:オートフィルターが原因の場合は「データ」タブからフィルターを解除

これらの方法を状況に応じて試していけば、ほとんどの再表示できない問題を解決できます。

特にシート全体を選択して一括再表示する方法は最も基本的で効果的ですので、まずこれを試すことをおすすめします。

ただし、シート保護やブック保護がかかっている場合は、パスワードが必要になることがあります。

パスワードが分からない場合は、ファイルの管理者に確認するか、適切な権限を持つ人に依頼しましょう。

エクセルの表示・非表示機能を正しく理解して、効率的なデータ管理を実現していきましょう!

ABOUT ME
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アラサーの男性です。自分が今まで経験・勉強してきた「エクセル」「ビジネス用語」「生き方」などの情報を、なるべくわかりやすく、楽しく、発信していきます。 一緒に人生を楽しんでいきましょう