私たちが普段生活している中で、各計算が必要となる場面が多くあります。
例えば、入試などの場面において競走倍率(倍率:競争率)が記載されていることがありますが、この倍率はどのように求められているのか理解していますか。
ここでは、この倍率に関する用語である競争倍率(競争率)・当選倍率・応募倍率の計算方法について解説していきます。
目次
競争率(競争倍率)の計算方法(入試における倍率:応募倍率)
倍率といってもさまざまな種類があり、その代表として入試における倍率があるといえます。
この倍率としては、厳密には
・応募倍率:応募された人数を当初の応募人数(合格者数)で割った数値(志願倍率とも呼ぶ)
・実質倍率:受験者数を実際の応募人数(実際の合格者数)で割った数値
などが挙げられます。
これらの入試に関係する倍率を併せて、競争倍率や競争率や倍率と呼ぶわけです。
ここでは、応募倍率に焦点を絞って計算問題を解いてみましょう。なお、応募倍率(競争倍率:競争率)の計算式としては以下のものを使用していきます。
入試の倍率(応募倍率:競争倍率)の計算問題を解いてみよう
それでは、応募倍率(志願倍率)の扱いに慣れるためにも問題を解いていきましょう。
例題1
ある学校の入試では、250人の応募が来ましたが合格者は100人となっています。このときの競争倍率(競争率)はいくらになるでしょうか。
解答1
上の競争率の定義に従って求めていきます。
すると、250÷100=2.5倍が応募倍率と計算できました。
当選倍率の定義と計算方法【抽選やコンサート】
続いて、コンサートなどの抽選における倍率の当選倍率の求め方についても確認していきます。
当選倍率(倍率)の計算式としては、当選倍率=応募者数÷当選者数で求めることができるのです。
基本的な考え方としては先にも述べた競争倍率と考え方は同様といえることを覚えておくといいです。
当選倍率の計算問題を解いてみよう
それでは、当選倍率についても実際の計算を行うことで理解を深めていきましょう。
例題2
あるコンサートの抽選において、応募者数2000人に対して当選者数は500人となっています。この抽選における当選倍率はいくらと求めることができるのでしょうか。
解答2
上の倍率の定義に従って求めていきます。
2000 ÷ 500 = 4倍が当選倍率と計算することができるのです。
まとめ
ここでは、競争倍率(競争率)、応募倍率、当選倍率等の倍率に関する計算方法について確認しました。
基本的にはどの倍率も同じように考えればよく、応募数÷通過数(合格者や当選者数)で求めることができるのです。
各倍率の定義と求め方を理解し、毎日の生活に役立てていきましょう。