自分の年収や月給などはわかるという人でも、それを時給に換算すると「どの程度の値段でもらっているのか」理解していないことが多いです。
このとき、時間当たりの給料を認識していると、「1時間でこれだけのお金をもらっていることになるのだからもっと頑張ろう」などと、モチベーションアップにつながることがあります。
そのため、一度自分の時給について知っていた方が良く、ここでは月収や年収から時給を求める方法について解説していきます。
目次
月給(一月あたりの給料)から時給に換算する方法
それでは、まず月収から1時間当あたりの給料に変換する方法について解説していきます。
月給から時給への計算では、単純に一月あたりにもらった給料を月に働いた時間で割ればいです。
なお、このとき「残業代や手当など含めた時給を考える」か「基本給あたりで計算するか」はあなたが知りたい情報と照らし合わせて決めてください。
念のため、両方のパターンで月給から時間当たりの給料を求める方法について確認していきます。
残業代などが入った月給から時給に換算する方法
Aさんは会社員であり、ある月の労働時間は規定時間160時間に加えて、残業時間50時間でした。このときの月収は42万であったとき、時給はいくらになるか計算してみましょう。
この場合では、以下のような残業時間等を含んだ計算式によって時間給を求めることができます。
今回の場合は、労働時間=規定時間160+残業時間50=210時間と算出できます。なお、月給が42万であるため、420000/210=2000円が時間あたりの給料と換算できました。
月あたりの基本給と規定時間から時間給に換算する方法
今度は残業等を含めない月の基本給と規定労働時間から時給を求めていきます。
会社員であるBさんは残業はまったくなく、ある月では基本給48万で160時間働きました。このときの1時間当たりの値段はいくらになるでしょうか。
このケースの時間あたりの給料への変換式は以下の通りとなります。
よって、480000/160=3000円が時給となるのです。
時給と月給の関係のグラフ
そして、時給と月給の関係をグラフ化すると以下のようになります。
このように時給を変えると月給が大きく変わることから、毎日の仕事を効率化させ、時給を高めようと考えさせられますね。
年収から時給に換算する方法
今度は年収から時給への変換も行っていきまししょう。
年収であっても、基本的に月収から時給への換算式と同じように対処すればいいです。
なお、こちらも「残業代などを含んだ場合に年収から時給へ変換する方法」と、規定時間のみの条件で年給を時間当たりの給料に変える方法について解説していきます。
残業代等が含まれたときの年あたりの給料かた時間当たりの給料の計算をする
こちらも上の換算式に従い求めていきましょう。
ある会社員Cさんの年収は550万であり、年間2500時間(年250日で一日あたり10時間勤務)勤務したとします。このときの時間当たりの給料は、5500000/2500= 2200円と変換できるのです。
規定時間において年収を時給に換算する方法
こちらも同様の計算手順で、時間当たりの給料を算出することが可能です。
具体的には、年間で働く日数を250日とし、一日8時間とすると、そのときの年あたりの労働時間は、250×8=2000時間となります。
上の条件で働くDさんの年収は700万です。すると、時給換算すると7000000/2000=3500円の時間給となるのです。
まとめ
ここでは、月収や年収から時給を求める方法について解説しました。
年であっても、月であっても基本的に時間給を求めるためには、単純にその期間の給料をその期間の労働時間で割ればいいのです。
この本質を理解していれば、すぐに時給換算ができるため、きちんと処理方法を身に着けておきましょう。
時給を高める意識をして、長期間での収入を増やしていきましょう。