【Excel】エクセルのリンクを画像に設定する方法(図形・画像)
Excelの表を見やすく案内したいときは、文字列ではなく画像や図形をクリックしてWebページ、別シート、メールアドレス、保存済みファイルへ移動できるようにすると便利です。
たとえば「詳細を見る」というボタン画像、商品写真、社内マニュアルへのアイコンなどにハイパーリンクを設定すると、利用者がセル内の長いURLを探す必要がありません。
この記事では、Excelの画像・図形にリンクを設定する基本操作から、リンク先の種類ごとの指定方法、クリックできないときの確認方法まで解説します。
画像や図形へのリンク設定で押さえたいポイントです。
・画像または図形を選択してからリンクの挿入を行います。
・Webページ、同じブック内のセル、別ファイル、メールアドレスをリンク先にできます。
・通常はクリックではなく、Ctrlキーを押しながらクリックして開きます。
画像を案内用ボタンとして使う場面では、リンク先と画像の意味を一致させることが大切です。
それでは、Excelで画像や図形にリンクを設定する手順を確認していきましょう。
エクセルの画像にリンクを設定する方法
それではまず、挿入済みの画像をクリックしてWebページなどへ移動できるようにする基本操作について解説していきます。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 1 | 商品名 | 画像リンク |
| 2 | ノートPC | 商品画像をクリック |
画像の選択とリンク挿入の操作
ワークシートに画像がない場合は、先に挿入タブから画像を選び、パソコン内のPNG、JPEG、GIFなどの画像ファイルを配置します。
画像を選択すると、周囲に白い丸のサイズ変更ハンドルが表示されます。
この状態で右クリックし、表示されたメニューのリンクまたはハイパーリンクを選択してください。

右クリックのメニューにリンクが見当たらない場合は、画像を選択したままCtrlキーとKキーを押しても、リンクの挿入画面を開けます。
Excelのバージョンによっては、挿入タブにあるリンクのコマンドから設定する方法もあります。
大切なのは、セルではなく画像そのものを選択している状態で操作することです。
セルが選択されたままでは、画像ではなくセルにリンクが設定されるため、意図した動作になりません。
画像を一度クリックして選択枠を表示してから、右クリックまたはCtrl+Kを実行します。
WebページのURLを指定する手順
リンクの挿入画面が表示されたら、左側で既存のファイル、Webページを選択します。
画面下部のアドレス欄へ、移動先のURLを入力または貼り付けます。
たとえば商品ページへつなぐ場合は、httpsから始まる正しいURLを入力しましょう。

アドレス欄にURLを入力したら、画面右上または右下のOKボタンをクリックして設定を確定します。
画像の上にマウスポインターを置くと、リンク先のアドレスや移動の案内が表示されます。
Excelの編集画面では、通常はCtrlキーを押しながらクリックすることでリンク先を開けます。
これは、編集時に画像を選択する操作と、リンクを開く操作が混同しないようにするためです。
共有する前には、URLに余分な空白や改行が含まれていないかも確認しておくと安心です。
リンク先を開く確認と画像の見せ方
リンク設定後は、Ctrlキーを押しながら画像をクリックし、ブラウザーで指定したページが開くか確認します。
WebサイトのURLだけでなく、社内ポータル、クラウドストレージ、商品詳細ページなども指定できます。
画像が小さすぎるとクリック対象だと気付きにくいため、利用者が見つけやすいサイズに整えましょう。
画像の近くに「クリックして詳細を表示」などの説明を加えると、リンクであることを伝えやすくなります。
リンク先の内容を連想できる画像を使うことも、使いやすいExcelファイルを作るポイントです。
【操作のポイント】画像をクリックしても選択されるだけの場合は、Ctrlキーを押しながらクリックします。リンク先を開けない場合は、URLをコピーし直してアドレス欄を確認しましょう。
エクセルの図形にリンクを設定する方法
続いては、四角形や矢印などの図形をボタンとして使い、リンクを設定する方法を確認していきます。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 1 | メニュー | 移動先 |
| 2 | 売上表を見る | 売上シート |
図形をボタンとして挿入する操作

Excelの挿入タブを開き、図のグループにある図形をクリックします。
長方形、角丸四角形、矢印、吹き出しなどから、用途に合う図形を選択してください。
ワークシート上をドラッグすると、選んだ図形を配置できます。
社内用のメニューであれば、角丸四角形に「集計表へ移動」「入力シートへ戻る」などの文字を入れると、リンクボタンとしての役割が明確になります。
文字を入力するには、図形を右クリックしてテキストの編集を選ぶか、図形を選択してそのまま文字を入力します。
塗りつぶしや文字色は、図形の書式タブから変更できます。
リンクボタンは、通常のセルと異なる色にすると操作対象を認識しやすくなります。
図形へのハイパーリンク設定
図形に文字を入れた後、図形の枠線部分をクリックして選択状態にします。
右クリックしてリンクを選ぶか、Ctrl+Kを押すとリンクの挿入画面が開きます。

Webページを開きたいときは既存のファイル、Webページを選択し、アドレス欄にURLを入力します。
別シートへ移動したいときは、このドキュメント内を選ぶ操作が適しています。
図形の中の文字をドラッグしている状態ではなく、図形全体に選択枠が出ている状態でリンクを設定することが重要です。
図形内の文字だけを編集したい場合と、図形を移動・リンク設定したい場合ではクリックする位置が異なります。
複数の図形を使うナビゲーション設計
入力用、集計用、印刷用などのシートが多いブックでは、各シートの上部に同じデザインの図形ボタンを置くと移動が簡単になります。
たとえば緑色の「入力へ」ボタン、青色の「集計へ」ボタン、灰色の「メニューへ」ボタンを用意すると、用途を区別しやすくなります。
ただし、色だけに頼らず、図形内に移動先を示す文字も入れてください。
図形の大きさ、配置、表記を統一すると、初めて使う人でも迷いにくいナビゲーションになります。
リンクの設定後に図形をコピーすると、基本的にはコピー先にも同じリンクが複製されます。
コピー後はそれぞれの図形を選択し、リンク先を目的のシートやページへ変更しましょう。
【操作のポイント】図形をコピーしただけではリンク先も同じです。メニューを作る場合は、コピー後に各ボタンのリンク先を必ず個別に確認します。
同じブック内のシートへ移動するリンク設定
続いては、画像や図形をクリックして同じExcelブック内の別シートや特定セルへ移動する設定を確認していきます。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 1 | メニューシート | リンク先 |
| 2 | 月別売上を見る | 売上集計!A1 |
このドキュメント内の場所を選ぶ手順
リンクを付けたい画像または図形を選択し、右クリックからリンクを開きます。
リンクの挿入画面の左側にあるこのドキュメント内をクリックしてください。
画面には、ブック内にあるシート名や名前の定義が一覧で表示されます。
移動したいシートを選択し、セル参照欄にA1などの移動先セルを入力します。
シートの先頭へ移動するならA1、月別の表がF20から始まるならF20を指定するとよいでしょう。
移動先の指定例です。
・売上集計シートの先頭へ移動する場合は、売上集計を選択してセル参照欄にA1と入力します。
・商品一覧シートの検索結果付近へ移動する場合は、商品一覧を選択してセル参照欄にH5と入力します。
シート名とセル番地を指定する画面
ここでは、図形ボタンから売上集計シートのA1セルへ移動する画面をイメージ図で確認します。
リンク先のシートを選んだだけでは、必ずしも目的の表が画面上部に表示されるとは限りません。
そのため、表題や入力開始位置のセル番地を指定しておくと、移動後に利用者が探す手間を減らせます。
シート名を変更した場合でも、このドキュメント内のリンクはExcelが参照を更新できることがありますが、変更後には必ず動作確認を行いましょう。
目次シートで使いやすくする配置
複数のシートを使うブックでは、最初に目次またはメニュー専用のシートを作り、各表への画像リンクや図形リンクを集める方法が便利です。
メニューシートには「売上集計」「在庫一覧」「入力フォーム」「印刷設定」といったボタンを縦に並べると、目的の作業に移りやすくなります。
戻るための図形リンクを各シートの左上に設置すれば、作業途中でもメニューに戻れます。
リンク先をA1に固定する必要はありませんので、利用者が最初に見るべき見出しセルを指定してください。
非表示のシートや保護されたシートへの移動では、ブックの設定によって期待どおりに表示できない場合があります。
共有前には、通常のユーザー権限でファイルを開き、すべてのリンクを順番に確認することが重要です。
【操作のポイント】シート移動用のリンクは、移動先の表題があるセルを指定します。表の途中ではなく、見出しが見える位置に移動させると親切です。
別ファイルとメールアドレスへのリンク設定
続いては、画像や図形から別のExcelファイル、PDF、Word文書、メール作成画面へ移動するリンク設定を確認していきます。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 1 | リンク用画像 | リンク先の例 |
| 2 | PDFアイコン | 見積書.pdf |
別のExcelファイルやPDFを開く指定
リンクの挿入画面で既存のファイル、Webページを選択すると、パソコン内のファイルを参照できます。
参照ボタンまたは一覧から、開きたいExcelファイル、PDF、Word文書などを選択してください。
設定後に画像をCtrlキーを押しながらクリックすると、関連付けられたアプリで対象ファイルが開きます。
同じフォルダ内の資料を参照するリンクは、見積書一覧、会議資料一覧、製品カタログ一覧などで役立ちます。
ただし、リンク先ファイルを移動または名前変更するとリンク切れになる可能性があります。
ファイルリンクを多用する場合は、リンク用Excelブックと資料ファイルを決めたフォルダ構成で管理すると、リンク切れを防ぎやすくなります。
メールアドレスを指定する手順
問い合わせや申請を促したい場合は、画像や図形に電子メールアドレスのリンクを設定できます。
リンクの挿入画面の左側で電子メールアドレスを選び、メールアドレス欄へ送信先を入力します。
件名欄に「資料請求について」「Excelファイルの問い合わせ」などを設定しておくと、メール作成時に自動で件名が入ります。
メールソフトがWindowsに設定されている環境では、リンクをクリックすると新規メール作成画面が開きます。
共有ファイルでは個人のメールアドレスを直接記載する前に、公開範囲を確認しましょう。
組織の代表アドレスや問い合わせフォームのURLを使うと、担当変更時にも管理しやすくなります。
クラウド共有ファイルへのリンク管理
OneDrive、SharePoint、Google Driveなどに保存した資料へつなぐ場合は、共有リンクを取得してWebページのURLとして設定します。
閲覧者に必要な権限が付与されていなければ、画像リンク自体が開いてもファイルを閲覧できません。
そのため、リンクの設定だけでなく、共有設定で閲覧のみか編集可かを確認する必要があります。
クラウド上の資料を更新しても同じ共有URLを維持できる運用なら、Excel側のリンクを変更せずに済む場合があります。
リンクの動作確認は、作成者以外のアカウントでも行うと権限不足に気付きやすくなります。
【操作のポイント】別ファイルやクラウドの資料にリンクする場合は、リンク先の保存場所、ファイル名、共有権限をセットで確認します。
リンクを画像に設定できない場合の確認
続いては、画像や図形にリンクを付けたのに開かない、リンクの項目が見つからない場合の確認ポイントを解説していきます。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 1 | 症状 | 主な確認内容 |
| 2 | クリックしても開かない | Ctrlキー、URL、権限 |
Ctrlキーを押しながらクリックする確認
Excelでは、画像を普通にクリックすると、リンクを開くのではなく画像を選択する動作になることがあります。
これは、画像の位置変更やサイズ変更を行えるようにするための通常の仕様です。
リンクを実行する際は、Ctrlキーを押したまま画像または図形をクリックしてください。
マウスポインターをリンク対象へ重ねたときに、Ctrlキーを押しながらクリックする案内が表示される場合もあります。
Excel Online、スマートフォン版Excel、閲覧モードなどでは、操作方法や表示がデスクトップ版と異なることがあります。
まずはWindows版のExcelデスクトップアプリで確認すると、原因を切り分けやすいでしょう。
画像ではなくセルを選択していないかの確認
画像の背後にあるセルを選択した状態でCtrl+Kを押すと、セルにハイパーリンクが設定されます。
この場合、見た目は画像の近くにあるため、画像にリンクが付いたように感じるかもしれません。
画像をクリックし、周囲にサイズ変更用のハンドルが表示されているか確認してください。
図形の場合は、文字入力用のカーソルではなく、図形全体を囲む選択枠が表示されている状態が正しい操作状態です。
選択対象がセルか、画像か、図形かを確認するだけで、多くの設定ミスを防げます。
リンクの編集は、対象の画像または図形を右クリックし、リンクの編集またはリンクの削除が表示されるかで確認できます。
リンク先URLとファイルパスの確認
Webページが開かない場合は、URLの先頭にhttpsが含まれているか、貼り付け時に文字が欠けていないかを確認します。
社内サイトなどでは、VPN接続や社内ネットワークへの接続が必要な場合があります。
別ファイルが開かない場合は、リンク先のファイルが移動、削除、改名されていないかを確認してください。
共有ドライブでは、作成者のパソコンでは開けても、別の利用者には同じドライブ文字が割り当てられていない場合があります。
可能であれば共有フォルダの統一パスやクラウド共有リンクを用いると、環境差による問題を抑えられます。
【操作のポイント】リンクが開かないときは、Ctrlキー、対象の選択状態、URLやファイルの存在、閲覧権限の順に確認すると効率的です。
画像リンクと図形リンクを使う際の注意点
続いては、Excelの画像リンクや図形リンクを見やすく、安全に運用するための注意点を確認していきます。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 1 | 確認項目 | 推奨する対応 |
| 2 | リンク先の説明 | 画像の近くに補足を置く |
リンク先が分かる画像と文字の組み合わせ
画像のみでリンクを作ると、何が開くのかを利用者が判断できない場合があります。
商品写真なら「商品詳細」、PDFのアイコンなら「見積書PDF」、家のアイコンなら「メニューへ戻る」といった文字を添えましょう。
画像内に文字を入れる方法もありますが、画像の外側にセルの文字として補足を置くと、更新や修正がしやすくなります。
リンク先を予測できるラベルがあることで、誤クリックや利用者の不安を減らせます。
印刷する可能性があるブックでは、画像リンクは紙ではクリックできないため、必要に応じてURLや資料名も併記してください。
画像の移動とセルとの位置関係
画像や図形は、行の高さや列幅を変更すると位置がずれて見えることがあります。
画像を右クリックして図の書式設定を開き、サイズとプロパティでセルに合わせて移動やサイズ変更をするか設定できます。
表の並べ替えや行の追加を行う場合は、画像の配置が崩れないか事前にテストしておくと安心です。
複数の画像ボタンを整列させるときは、図の形式タブにある配置や左右に整列などの機能を活用できます。
リンク機能と画像の位置設定は別の機能なので、両方を確認することが必要です。
画像がセルとともに移動する設定にしておくと、行の挿入や列幅変更後もレイアウトを保ちやすくなります。
外部リンクの安全性と定期確認
外部サイトやクラウドストレージへのリンクは、時間の経過とともにリンク切れになることがあります。
重要な業務ファイルでは、定期的に画像リンクをクリックし、リンク先が有効か確認する運用がおすすめです。
知らない送信者から受け取ったExcelファイル内の画像リンクは、不審なサイトへ誘導する可能性もあります。
リンク先のURLを確認し、信頼できないサイトや不明なファイルを安易に開かないようにしてください。
社外へ配布するブックでは、個人情報、社内限定資料、編集権限のある共有リンクが含まれていないかも見直しましょう。
【操作のポイント】画像リンクは見た目の便利さだけでなく、リンク先の説明、位置ずれ、アクセス権、リンク切れを含めて管理します。
まとめ エクセルの画像・図形へのリンク設定方法
Excelでは、画像や図形を選択して右クリックのリンク、またはCtrl+Kを使うことで、クリックできる案内ボタンを作成できます。
Webページへ移動する場合は既存のファイル、Webページを選び、アドレス欄にURLを入力します。
同じブック内のシートへ移動する場合は、このドキュメント内を選び、移動先のシート名とセル番地を指定します。
別のExcelファイル、PDF、Word文書、メールアドレス、クラウド上の共有資料もリンク先として利用可能です。
リンクを開くときはCtrlキーを押しながらクリックすること、画像や図形そのものを選択して設定することが基本になります。
画像リンクや図形リンクを活用すれば、複数シートの移動、資料への案内、商品ページへの誘導を分かりやすく整理できます。
最後にリンク先、アクセス権、画像の位置、表示内容を確認し、利用者が迷わず操作できるExcelブックに仕上げましょう。