「9ガロンって、いったい何リットルなの?」と疑問に感じたことはありませんか?ガロンはアメリカやイギリスで日常的に使われる体積の単位ですが、日本ではリットルが主流のため、ピンとこない方も多いでしょう。
しかも厄介なのは、アメリカガロン(US gallon)とイギリスガロン(imperial gallon)では数値が異なるという点です。料理レシピ、車のタンク容量、ガーデニングのプランター選び、あるいはコーラや牛乳のボトルサイズを確認するときなど、ガロンをリットルに換算する場面は意外と多いもの。
この記事では、9ガロンが何リットルに相当するかを中心に、バケツやタンク、植木鉢(号数)、プランターといった身近なアイテムへの当てはめ方、さらには水・牛乳・コーラなどの液体量との比較まで、わかりやすく解説していきます。換算方法やコツもしっかり押さえておきましょう。
目次
9ガロンは何リットル?アメリカ・イギリス別の結論をまず確認
それではまず、9ガロンが何リットルになるかという核心から解説していきます。
結論からお伝えすると、アメリカガロン(US液量ガロン)とイギリスガロン(英国帝国ガロン)では換算結果が異なります。それぞれの基本となる1ガロンのリットル換算値は以下のとおりです。
| 種類 | 1ガロン(L) | 9ガロン(L) |
|---|---|---|
| アメリカガロン(US gallon) | 約3.785 L | 約34.07 L |
| イギリスガロン(Imperial gallon) | 約4.546 L | 約40.91 L |
アメリカガロンで9ガロンは約34.07リットル、イギリスガロンでは約40.91リットルとなります。同じ「9ガロン」という表記でも、約7リットル近くの差があるのは見逃せないポイントでしょう。
日本でよく目にするガロン表記は、多くの場合アメリカガロンを指しています。ただし、イギリス系の製品・資料では帝国ガロン(Imperial gallon)が使われることもあるため、出典や製品の原産国を確認する習慣をつけておくと安心です。

アメリカガロンの特徴と使われる場面
アメリカガロン(US liquid gallon)は、1ガロン=約3.785リットルと定義されています。アメリカでは日常生活のあらゆる場面でこの単位が使われており、ガソリンスタンドの価格表示(price per gallon)や、牛乳・ジュース・水などの大容量ボトル(1 gallon jug)がその代表例です。
日本国内でも、輸入食品の栄養成分表示やアメリカ系のレシピサイト、車・バイクのオイル容量表記などではアメリカガロンが基準になっているケースが大半を占めます。換算する際は3.785という数字を頭に入れておくと便利でしょう。
イギリスガロン(帝国ガロン)の特徴と使われる場面
イギリスガロン(Imperial gallon)は、1ガロン=約4.546リットルと定義されています。イギリスをはじめ、カナダ・オーストラリア・インドなど旧英連邦諸国の一部では現在もこの単位が使われることがあります。
自動車の燃費表示(miles per gallon)や、ビール・醸造酒の流通量など、特定の産業分野でImperial gallonが登場することも。旅行や輸入品の購入時には意識しておくとよいでしょう。
ガロンとリットルの変換式をシンプルに覚えるコツ
ガロンからリットルへの変換は、覚えやすい方法を使うと便利です。
イギリスガロン → リットル:ガロン数 × 4.5469ガロン(アメリカ)= 9 × 3.785 = 34.065 ≒ 約34.07 L
9ガロン(イギリス)= 9 × 4.546 = 40.914 ≒ 約40.91 L
暗算で素早く概算したい場合は、アメリカガロンなら「×4」でざっくり見積もることができます。9ガロンなら約36リットルと少し大きめの概算になりますが、すぐに感覚をつかめるでしょう。より正確に計算したいときは、3.785という係数を使うのが確実です。
9ガロンをバケツ・タンク・プランターなどに当てはめると?
続いては、9ガロン(約34リットル)という量が身近なアイテムでどのくらいの大きさに相当するかを確認していきます。
日常生活や園芸・アウトドアなど、様々な場面で使われる容器の容量と比較することで、34リットルというボリュームを直感的に把握しやすくなります。
バケツに換算すると何杯分?
一般家庭でよく使われるバケツの容量は、10リットル前後のものが主流です。ホームセンターで売られているスタンダードなバケツは8リットル・10リットル・12リットルといったサイズが多く揃っています。
12 Lバケツ → 約2.8杯分
つまり、9ガロンは一般的な10リットルバケツで約3杯半分に相当します。「大きめのバケツ3杯ちょっと」とイメージすると、34リットルのボリュームをつかみやすいでしょう。
タンク・ポリタンクとの比較
アウトドアや防災用品として広く普及しているポリタンクと比較してみましょう。
18 Lポリタンク(灯油缶)→ およそ1.9本分
9ガロンは20リットルポリタンク約2本弱
に相当します。キャンプや防災備蓄のシーンで「9ガロン分の水を運ぶ」と考えると、ポリタンク2本分と覚えておくと便利です。
また、車のウォッシャー液タンクは一般的に3〜4リットル程度ですので、9ガロンはその約9倍近い量になります。水タンク付きのポータブルキャンプシャワーも10〜20リットル程度が多く、9ガロンはそのクラスの大型サイズにあたります。
プランター・植木鉢(号数)との対応
園芸に携わる方にとっては、ガロンと植木鉢の号数・プランターサイズの対応が気になるところでしょう。日本の植木鉢は「号」で表され、1号=直径約3センチメートル(3cm)が基本です。
| 号数 | 直径の目安 | おおよその容量 |
|---|---|---|
| 8号 | 約24 cm | 約6〜8 L |
| 10号 | 約30 cm | 約12〜15 L |
| 12号 | 約36 cm | 約20〜25 L |
| 15号 | 約45 cm | 約40〜50 L |
9ガロン(約34リットル)は、12号〜13号程度の大型鉢に相当する容量です。プランターではワイドタイプ(横幅70〜80cm程度)の大型プランターが30〜40リットル前後の容量を持つものが多く、9ガロンはそのサイズ感にぴったり合います。
9ガロン分の水・牛乳・コーラ等はどのくらいの量か
続いては、9ガロンという量を水・牛乳・コーラなどの液体製品に置き換えて確認していきましょう。
「約34リットル」と言われても、普段接しているペットボトルや缶などに換算してみるとさらに実感が湧きます。
水(ミネラルウォーター)に換算
日本でよく販売されているペットボトル飲料と比較してみます。
1.5 Lペットボトル → 約22〜23本分
2 Lペットボトル → 約17本分
9ガロンの水は500ミリリットルのペットボトル約68本分
に相当します。2リットルのペットボトルでも17本分ですから、非常に大きな量であることがわかるでしょう。防災備蓄の観点では、1人あたり1日3リットルを推奨する考え方もあるため、9ガロンは1人分の約11日間分の飲料水に相当します。
牛乳・コーラなどの飲料に換算
アメリカでは牛乳を「1ガロン(1 gallon jug)」という大型容器で購入することが一般的です。日本でよく見る200ミリリットルの紙パック牛乳や、500ミリリットルの牛乳パックと比較するとどうなるでしょう。
| 製品サイズ | 9ガロン(約34 L)に換算 |
|---|---|
| 牛乳 200 mL紙パック | 約170本分 |
| 牛乳 1 Lパック | 約34本分 |
| コーラ 500 mLペットボトル | 約68本分 |
| コーラ 1.5 Lペットボトル | 約22〜23本分 |
| コーラ 2 Lペットボトル | 約17本分 |
1リットルの牛乳パックが34本分というのは、かなりの量であることが実感できるでしょう。スーパーで箱買いする場合でも、34本はちょうど1ケース以上(1ケースは多くの場合6〜12本)になります。
ガソリン・オイルなど工業用液体との比較
ガロンはガソリンや機械オイルの計量でも頻繁に使われます。アメリカのガソリン価格は「1ガロンあたり何ドル」で表示されていますので、燃費(miles per gallon=MPG)を計算する際にもリットル換算が役立ちます。
→ 燃費15 km/L の車なら、約510 km走行可能(34 L × 15 km/L)
→ 燃費20 km/L の車なら、約680 km走行可能
また、エンジンオイルは1リットルや4リットル缶で販売されることが多く、9ガロン(約34リットル)はエンジンオイル4リットル缶で約8〜9缶分に相当します。業務用や大型車両のオイル交換をイメージすると、9ガロンがどれほどの量かが把握できるでしょう。
ガロンからリットルへの変換方法とコツをマスターしよう
続いては、ガロンとリットルを素早く・正確に換算するための方法とコツを確認していきましょう。
覚えておくべき公式は非常にシンプルですが、アメリカとイギリスのどちらを使うかによって結果が変わるため、使い分けのポイントも一緒に整理しておきます。
簡単な暗算テクニック
精密な計算が必要なシーンでなければ、暗算で素早く概算できると大変便利です。以下のテクニックを覚えておきましょう。
「ガロン数 × 4」から「ガロン数 × 0.215」を引く
→ 例:9ガロン → 9 × 4 = 36、36 − (9 × 0.215)≒ 36 − 1.9 ≒ 34.1 Lもっと手軽に:「ガロン × 3.8」で十分な精度(9 × 3.8 = 34.2 L)
日常的な目安としては「ガロン × 3.8」が実用的な暗算法です。イギリスガロンの場合は「ガロン × 4.5」で概算すると覚えやすく、9ガロンなら約40.5リットルと素早く計算できます。
よく使うガロン数のリットル換算早見表
様々なガロン数に対応できるよう、早見表を用意しました。
| ガロン数 | アメリカガロン(L) | イギリスガロン(L) |
|---|---|---|
| 1 | 約3.79 L | 約4.55 L |
| 2 | 約7.57 L | 約9.09 L |
| 3 | 約11.36 L | 約13.64 L |
| 5 | 約18.93 L | 約22.73 L |
| 9 | 約34.07 L | 約40.91 L |
| 10 | 約37.85 L | 約45.46 L |
| 20 | 約75.71 L | 約90.92 L |
この表を参考にすると、9ガロン前後のサイズ感も含め、様々な場面で役立てられるでしょう。
逆算:リットルからガロンへの変換
「手元にあるタンクが何ガロンか確認したい」というケースでは、逆算の公式も知っておくと便利です。
リットル → イギリスガロン:リットル数 ÷ 4.546例:34 L ÷ 3.785 ≒ 8.98 ガロン(US)≒ 約9ガロン
暗算で概算するなら「リットル数 ÷ 4」でアメリカガロンの目安が出ます。34リットルなら約8.5ガロンと少し小さめの概算になりますが、素早く判断できる点で実用的でしょう。
まとめ
この記事では、9ガロンが何リットルに相当するかを中心に、アメリカとイギリスそれぞれのガロン換算、バケツ・タンク・プランター・植木鉢号数との比較、水・牛乳・コーラなどの液体量との対応、そして変換方法のコツまで幅広く解説してきました。
日常の中でガロン表記に出会ったとき、「アメリカかイギリスか」を意識しながら3.785または4.546を掛けるだけで正確な換算が可能です。素早く概算したい場面では「アメリカガロン × 3.8」「イギリスガロン × 4.5」という暗算法も活用してみてください。
ガーデニングや防災備蓄、アウトドア、輸入食品の確認など、ガロンとリットルの変換が必要なシーンは生活の中に意外と多く潜んでいます。この記事がその際の参考になれば幸いです。