日常生活で「ガロン」という単位を目にする機会は、海外製品の購入や英語のレシピを見るとき、あるいはガーデニング用品を選ぶときなど、意外と多いものです。特に「4ガロン」という表記は、プランターや植木鉢、飲料ボトルなどでよく見かけるサイズ感。
しかし、いざ「4ガロンって何リットルなの」と疑問に思っても、すぐに答えられる方は少ないのではないでしょうか。さらに厄介なことに、アメリカとイギリスでは「ガロン」の定義が異なるため、同じ4ガロンでも実際の容量には大きな差が生まれます。
この記事では、4ガロンが正確に何リットルになるのかを明確にしながら、水や牛乳、コーラといった身近な飲料に換算したときの量感、植木鉢やプランターの号数との対応関係、そしてアメリカとイギリスそれぞれの換算方法とコツまで、丁寧に解説していきます。ガロンという単位に初めて触れる方でも、この記事を読めばスムーズに理解できるはずです。
目次
4ガロンは約15.14リットル(米ガロン)または約18.18リットル(英ガロン)
それではまず、4ガロンが何リットルになるのかという結論について解説していきます。
ガロン(gallon)は、主に英語圏で使われる体積・容量の単位ですが、実はアメリカとイギリスでは異なる定義が採用されています。そのため、4ガロンといっても、どちらの国の基準かによって容量が大きく変わってくるのです。
具体的な換算値を示すと、次のようになります。
4ガロン = 約15.14リットル英ガロン(Imperial gallon)の場合
4ガロン = 約18.18リットル
この差は約3リットルにも及びます。2リットルのペットボトル1本半分以上の違いがあるわけですから、料理やガーデニング、工業用途などで使う際には、どちらのガロンを基準にしているのかを必ず確認することが重要です。
一般的に、アメリカ発の製品やレシピでは米ガロンが使われ、イギリスやその旧植民地圏では英ガロンが使われる傾向にあります。ただし現代では、イギリスも多くの場面でメートル法(リットル)に移行しているため、実用上は米ガロンを基準にすることが多いでしょう。

では、なぜこのような違いが生まれたのでしょうか。次の章で、ガロンとリットルの換算方法とその背景を詳しく見ていきます。
ガロンとリットルの換算方法と変換のコツ
続いては、ガロンとリットルの換算方法と、覚えやすい変換のコツを確認していきましょう。
米ガロンからリットルへの換算式と計算方法
アメリカで使われる米ガロン(US gallon)は、1ガロンが正確には3.785411784リットルと定義されています。実用上は小数点以下2〜3桁で十分ですから、1米ガロン = 約3.785リットルと覚えておきましょう。
4ガロンをリットルに換算する計算式は、次のようになります。
ガロン数 × 3.785 = リットル数計算例
4ガロン × 3.785 = 15.14リットル
暗算で素早く計算したいときは、「米ガロンはほぼ3.8リットル」と丸めて覚えておくのがおすすめです。4ガロンなら、3.8 × 4 = 15.2リットルと概算できます。この方法なら、買い物中やレシピを見ているときでも、電卓なしでおおよその量を把握できるでしょう。
英ガロンからリットルへの換算式と計算方法
イギリスで使われる英ガロン(Imperial gallon)は、1ガロンが正確には4.54609リットルと定義されています。実用的には、1英ガロン = 約4.546リットルと覚えておけば十分です。
4ガロンをリットルに換算する計算式は、以下の通りです。
ガロン数 × 4.546 = リットル数計算例
4ガロン × 4.546 = 18.184リットル(約18.18リットル)
こちらも暗算用には「英ガロンはほぼ4.5リットル」と丸めると便利。4ガロンなら、4.5 × 4 = 18リットルと素早く計算できます。
リットルからガロンへの逆算とその実用例
逆に、リットル表記からガロンを知りたい場面もあります。たとえば日本で購入した容量表記がリットルの容器を、海外のレシピや規格に合わせたいときなどです。
リットルからガロンへの変換は、割り算で求めます。
リットル数 ÷ 3.785 = 米ガロン数計算例
15リットル ÷ 3.785 ≒ 3.96米ガロン(約4米ガロン)リットル → 英ガロンの換算式
リットル数 ÷ 4.546 = 英ガロン数
計算例
18リットル ÷ 4.546 ≒ 3.96英ガロン(約4英ガロン)
以下の表に、よく使われるガロン数とリットルの対応をまとめました。日常的な換算の参考にしてください。
| ガロン数 | 米ガロン(リットル) | 英ガロン(リットル) |
|---|---|---|
| 1ガロン | 約3.785L | 約4.546L |
| 2ガロン | 約7.57L | 約9.09L |
| 3ガロン | 約11.36L | 約13.64L |
| 4ガロン | 約15.14L | 約18.18L |
| 5ガロン | 約18.93L | 約22.73L |
| 10ガロン | 約37.85L | 約45.46L |
4ガロンは水・牛乳・コーラなどで何本分に相当するか
続いては、4ガロンを身近な飲料ボトルに置き換えて、実際の量感を確認していきましょう。
水のペットボトルに換算すると何本分になるか
日常生活で最も身近な液体といえば、ペットボトル入りの水。この水を基準に考えると、4ガロンの量がイメージしやすくなります。
500mlペットボトル 約30本分英ガロン4ガロン(約18.18L)の場合
2リットルペットボトル 約9.1本分
500mlペットボトル 約36本分
2リットルペットボトルで約8〜9本分
というのが、4ガロンの直感的な量のイメージとして役立ちます。災害時の備蓄水を考える際や、アウトドアで必要な水の量を計算するときにも、この換算は便利でしょう。
500mlペットボトルで見ると30〜36本分ですから、かなりのボリューム。1日2リットルの水分補給を目安にすると、1人で約7〜9日分の水に相当します。
牛乳パックやコーラのボトルに換算した場合
牛乳やコーラといった身近な飲料に換算すると、また違った量感が見えてきます。
日本では牛乳は1リットルパックが主流ですが、アメリカでは1ガロン(約3.785L)入りの大型ボトルで販売されることが一般的。4ガロンといえば、まさにその大型ボトル4本分に相当するわけです。
コーラ1.5Lボトル 約10本分
コーラ350ml缶 約43本分英ガロン4ガロン(約18.18L)の場合
1リットル牛乳パック 約18本分
コーラ1.5Lボトル 約12本分
コーラ350ml缶 約52本分
コーラの350ml缶で換算すると、40〜50本以上という驚きの本数になります。パーティーや大人数のイベントで飲料を準備するときの目安として、この数字は参考になるでしょう。
ウォーターサーバーのボトルや大型容器との比較
オフィスや家庭で使われるウォーターサーバーのボトルは、一般的に12リットルまたは19リットルのサイズが主流です。
12Lウォーターサーバーボトルより約3L多い
19Lウォーターサーバーボトルより約4L少ない英ガロン4ガロン(約18.18L)の場合
12Lウォーターサーバーボトルより約6L多い
19Lウォーターサーバーボトルとほぼ同等
英ガロン換算の4ガロンは、ウォーターサーバーの大型ボトル(19L)にほぼ近い容量
であることがわかります。料理や掃除などで大量の水を使う場面を想定する際の目安として便利です。
以下の表に、各容器との比較をまとめました。
| 容器の種類 | 容量 | 米4ガロン分の本数 | 英4ガロン分の本数 |
|---|---|---|---|
| 500mlペットボトル | 0.5L | 約30本 | 約36本 |
| 2Lペットボトル | 2L | 約7.6本 | 約9.1本 |
| 1L牛乳パック | 1L | 約15本 | 約18本 |
| コーラ350ml缶 | 0.35L | 約43本 | 約52本 |
| コーラ1.5Lボトル | 1.5L | 約10本 | 約12本 |
| ウォーターサーバー | 12L | 約1.26本分 | 約1.52本分 |
| ウォーターサーバー | 19L | 約0.80本分 | 約0.96本分 |
4ガロンはプランター・植木鉢の何号に相当するか
続いては、ガーデニングや家庭菜園でよく使われるプランター・植木鉢の号数との対応を確認していきましょう。
植木鉢の号数とリットルの関係性
日本では植木鉢のサイズを「号」で表すことが一般的です。1号は直径約3cmに相当し、号数が大きくなるほど鉢の直径と容積も大きくなります。
ただし、鉢の容量は直径だけでなく深さにも大きく左右されるため、同じ号数でも深型・標準型・浅型で容量が異なる点には注意が必要です。
以下の表は、代表的な号数と容量の目安をまとめたものです。
| 号数 | 直径の目安 | 容量の目安(標準〜深型) |
|---|---|---|
| 3号 | 約9cm | 約0.3〜0.5L |
| 5号 | 約15cm | 約1〜2L |
| 7号 | 約21cm | 約3〜5L |
| 8号 | 約24cm | 約5〜8L |
| 10号 | 約30cm | 約10〜14L |
| 12号 | 約36cm | 約15〜22L |
| 15号 | 約45cm | 約30L以上 |
4ガロン(米・英)は何号の鉢に相当するか
4ガロンを植木鉢の号数に当てはめると、次のように考えることができます。
おおよそ10〜12号鉢の容量に相当英ガロン4ガロン(約18.18L)の場合
おおよそ12号鉢の容量に相当
アメリカのガーデニング用品では「4ガロンポット」「5ガロンバケツ」などの表記で植木鉢や苗ポットが販売されています。これらは日本の10〜12号鉢に相当するサイズ感として覚えておくと、海外のガーデニング情報を参考にする際に役立つでしょう。
実際に培養土を購入する際も、この換算知識は便利です。たとえば14リットルの培養土を購入した場合、14L ÷ 3.785 ≒ 約3.7米ガロンとなり、4ガロン弱の土の量と認識できます。
プランターの容量との対応関係
横長のプランターも容量はさまざまで、小型(約5L〜)から大型(約30L以上)まで幅広く揃っています。
一般的な家庭用プランターのサイズと4ガロンの対応関係は、次のようになります。
標準的な中型プランター(横幅60cm程度)に相当
野菜栽培用の深型プランターにちょうど良いサイズ英ガロン4ガロン(約18.18L)の場合
中型〜やや大きめのプランターに相当
複数の野菜や花を植えられる余裕のあるサイズ
ベランダ菜園やガーデニングを始める際、海外のYouTube動画や園芸サイトを参考にすることも多いでしょう。そうした情報源で「4ガロンコンテナに3株植える」などの指示があった場合、日本では10〜12号鉢または中型プランターを用意すればよいとわかります。
また、培養土のパッケージに「14L」「25L」などと書かれている場合も、ガロン換算できれば海外のレシピや栽培ガイドとの対応がスムーズになるはずです。
アメリカとイギリスのガロンの違いと使い分け
続いては、アメリカとイギリスそれぞれのガロンの違いと、実際にどう使い分けるべきかを確認していきましょう。
米ガロンと英ガロンの歴史的背景と定義
ガロンという単位はもともとイギリスで発展したものですが、アメリカが独立した際に独自の度量衡体系を整備し、現在のような差異が生まれました。
英ガロン(Imperial gallon)は、1824年の「度量衡法」によって正式に定義され、水10ポンド分の体積を基準としています。当時の水1ポンドは約454グラムで、10ポンドで約4.546リットルとなりました。
一方、米ガロン(US gallon)は、ワインガロンを起源とし、231立方インチと定義されています。これをメートル法に換算すると約3.785リットルになります。この歴史的背景が、現在も両国で異なるガロンが使われている理由です。
日常での使用シーンと実用上の違い
アメリカでは、ガソリンの価格表示(1ガロン当たりのドル)、牛乳・飲料水の販売容量(1ガロン・2ガロンなど)、さらには農業・工業分野での液体の計量など、生活の多様な場面でガロンが登場します。スーパーマーケットに行けば、1ガロン入りの牛乳ボトルが並んでいる光景は日常的です。
イギリスは現在メートル法に移行しており、日常の多くの場面ではリットルが使われています。ただし、ガソリンの燃費表示(mpg:マイル・パー・ガロン)にはいまだに英ガロンが使われているため、車の燃費を比較するときなどは英ガロン換算が必要になります。
また、カナダもかつては英ガロンを使用していましたが、1970年代にメートル法へ完全移行しました。現在では、英ガロンを日常的に使う国は限られています。
換算ミスを防ぐための実践的なコツと注意点
米ガロンと英ガロンを混同すると、実際の容量に約20%もの誤差が生じます。レシピなら料理の失敗につながり、農薬や肥料なら植物に悪影響を与える可能性もあるでしょう。
アメリカ発の情報なら米ガロン、イギリス発なら英ガロンの可能性が高い2. 表記の違いを見逃さない
「US gal」「US gallon」なら米ガロン
「imp gal」「Imperial gallon」なら英ガロン
3. 迷ったときは米ガロンを基準にする
世界的には米ガロンの方が普及しているため、明記がない場合は米ガロンと仮定するのが無難
特にオンラインで海外のレシピやDIY動画を参考にする場合、ガロン表記が出てきたときにどちらの国の基準かを素早く判断する習慣をつけることが大切です。スマートフォンの単位変換アプリや、ブラウザのブックマークに変換サイトを登録しておくのもおすすめ。
以下の表に、米ガロンと英ガロンの違いをまとめました。
| 項目 | 米ガロン(US gallon) | 英ガロン(Imperial gallon) |
|---|---|---|
| 1ガロンの容量 | 約3.785L | 約4.546L |
| 4ガロンの容量 | 約15.14L | 約18.18L |
| 主な使用国・地域 | アメリカ、中南米諸国など | イギリス(一部用途のみ) |
| 主な使用場面 | 燃料、飲料、農業、工業全般 | 燃費(mpg)表示など限定的 |
| 定義 | 231立方インチ | 水10ポンド分の体積 |
| 換算の目安 | ガロン × 3.8で概算 | ガロン × 4.5で概算 |
まとめ
この記事では、4ガロンが何リットルになるのかを中心に、アメリカとイギリスの違い、変換方法のコツ、水や牛乳・コーラなどへの換算、プランター・植木鉢の号数との対応について詳しく解説してきました。
最後に重要なポイントを整理しておきましょう。4ガロンは、米ガロン換算で約15.14リットル、英ガロン換算で約18.18リットルです。この約3リットルの差は、料理・農業・工業などの場面で無視できない量になります。
身近な飲料に置き換えると、2リットルペットボトルで約8〜9本分、コーラの350ml缶で約40〜50本分という量感。ガーデニングでは10〜12号鉢やプランターの容量に相当します。
「ガロン」という単位は、日本では馴染みが薄いものの、海外のECサイトで買い物をしたり、英語のレシピを参考にしたり、輸入ガーデニング用品を使ったりする場面では頻繁に登場します。変換の基本を押さえておくだけで、海外の情報をグッとスムーズに活用できるようになるでしょう。
計算が面倒なときは「米ガロンはほぼ3.8L」「英ガロンはほぼ4.5L」というざっくりとした目安を覚えておくだけで、日常的な換算は十分対応可能です。ガロンとリットルの変換をしっかりマスターして、海外情報や輸入品の容量確認に役立ててください。