紙コップを購入する際やプラコップを選ぶとき、あるいは香水のサイズを確認する際に、11ozという表記を見て「これは何mlなんだろう」と疑問に思った経験がある方も多いはず。オンスからミリリットルへの変換は、実は簡単な計算で求めることができます。
また、オンスにはアメリカで使われる「米液量オンス」とイギリスで使われる「英液量オンス」という2種類があり、それぞれ容量が異なるという点も注意が必要。特に国際的な商品を扱う場合には、どちらのオンスが使われているかを把握することが重要になります。
本記事では、11オンスが何ミリリットル、何リットルに相当するのかを詳しく解説。アメリカ式とイギリス式の違いや、実際の変換・換算方法、覚えやすいコツまで、幅広くご紹介していきます。
目次
11オンスは約325ml(アメリカ)または約312ml(イギリス)である
それではまず、11オンスが何ミリリットルになるのかという結論から確認していきます。
11オンス(11oz)は、アメリカの液量オンスで換算すると約325ml、イギリスの液量オンスで換算すると約312mlとなります。日本で一般的に流通している紙コップやプラコップ、香水などのほとんどはアメリカ式のオンスを採用しているため、基本的には11oz=約325mlと覚えておけば問題ないでしょう。
11オンス(米液量オンス)= 約325ml = 0.325L
11オンス(英液量オンス)= 約312ml = 0.312L
リットル換算では、アメリカ式で約0.325リットル、イギリス式で約0.312リットルです。つまり、どちらも1リットルの3分の1程度の容量ということになりますね。
日常的に使用する紙コップの容量としては、やや大きめのサイズ。一般的なコンビニのホットコーヒー(レギュラーサイズ)が約240ml前後ですから、それよりも一回り大きいイメージです。香水の場合、11ozというサイズは非常に大容量で、通常の香水ボトル(30mlや50ml)と比べると格段に大きなサイズとなります。
アメリカの液量オンスとは
アメリカで使用されている液量オンス(US fluid ounce)は、容量を表す単位として日常的に広く使われています。
1米液量オンスは約29.5735mlと定義されています。アメリカでは飲料容器や調理用の計量カップなどで頻繁に登場する単位で、特に飲料業界では8oz、12oz、16ozといったサイズが一般的。11ozはその中間的なサイズといえるでしょう。
日本で販売されている輸入品の多くは、このアメリカ式のオンスを採用しているケースがほとんど。紙コップやプラスチックカップ、香水、化粧品などの容量表記で「oz」と書かれていれば、基本的には米液量オンスと考えて差し支えありません。
イギリスの液量オンスとは
イギリスで使用される液量オンス(UK fluid ounce, Imperial fluid ounce)は、アメリカのものとは若干異なる定義がなされています。
1英液量オンスは約28.4131mlと定義されており、米液量オンスよりもわずかに小さい容量です。イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなど、かつて大英帝国の影響を受けた国々で使用されてきました。
現在ではメートル法への移行が進んでいるため、イギリス国内でもmlやLでの表記が主流になりつつあります。ただし、一部の伝統的な商品やレシピなどでは今でも英液量オンスが使われることがあるため、輸入品を扱う際には注意が必要でしょう。
日本における11オンス表記の実例
日本国内で11オンスという容量表記を見かける機会は、意外と多くあります。
紙コップやプラコップでは、業務用や大容量タイプとして11ozサイズが販売されているケースがあります。一般的な使い捨てカップは7ozや9ozが多いですが、飲み物をたっぷり入れたい場合やパーティー用として11ozが選ばれることも。また、アメリカからの輸入雑貨店などでは、マグカップやタンブラーで11ozサイズが販売されていることがあります。
香水の分野では、11ozは非常に大容量サイズ。通常、香水は1oz(約30ml)や1.7oz(約50ml)といったサイズが一般的ですが、まとめ買いや業務用、詰め替え用として11ozの大型ボトルが販売されることがあります。愛用している香水を長く使いたい方や、コストパフォーマンスを重視する方に人気のサイズといえるでしょう。
オンスからミリリットルへの変換・換算方法を詳しく解説
続いては、オンスからミリリットルへの具体的な変換方法について確認していきます。
オンスをミリリットルに換算する際の基本的な考え方を理解しておけば、11oz以外のサイズでもすぐに計算できるようになります。計算式自体はシンプルですので、ぜひマスターしておきましょう。
アメリカ式オンスからmlへの計算式
アメリカの液量オンスからミリリットルへの換算は、以下の計算式で求められます。
ミリリットル(ml)= オンス(oz)× 29.5735
【11オンスの場合】
11 × 29.5735 = 325.3085ml ≒ 325ml
1米液量オンスが約29.5735mlですので、知りたいオンス数に29.5735を掛けるだけで簡単に換算できます
。11オンスの場合は、11×29.5735=325.3085mlとなり、約325mlという結果になるわけですね。
より簡易的に計算したい場合は、29.5735を「約30」として計算する方法もあります。11×30=330mlとなり、正確な値325mlとは5ml程度の誤差が生じますが、日常生活で使う分には十分な精度といえるでしょう。
イギリス式オンスからmlへの計算式
イギリスの液量オンスからミリリットルへの換算も、基本的な考え方は同じです。
ミリリットル(ml)= オンス(oz)× 28.4131
【11オンスの場合】
11 × 28.4131 = 312.5441ml ≒ 312ml
1英液量オンスが約28.4131mlですので、オンス数に28.4131を掛けることで換算できます
。11オンスの場合は、11×28.4131=312.5441ml、約312mlとなります。
アメリカ式と比較すると、同じ11オンスでも約13mlの差が生じることが分かりますね。大きな容量を扱う場合には、この差が無視できなくなることもあるため、どちらのオンスなのかを確認することが重要です。
ミリリットルからリットルへの換算
ミリリットルからリットルへの換算は非常にシンプルです。
リットル(L)= ミリリットル(ml)÷ 1000
【325mlの場合】
325 ÷ 1000 = 0.325L
1リットル=1000ミリリットルという関係性から、ミリリットルの数値を1000で割ることでリットルに換算できます。11オンス(アメリカ式)は約325mlですので、0.325リットルということになりますね。
日常生活では、500ml=0.5L、1000ml=1Lといった換算をよく使いますが、それと同じ考え方。325mlは0.325L、つまり1リットルの約3分の1程度の容量と覚えておくと分かりやすいでしょう。
紙コップ・プラコップ・香水における11オンスの実用例
続いては、実際の商品における11オンスの使われ方について見ていきます。
紙コップ、プラコップ、香水という3つの代表的なカテゴリーで、11ozがどのように活用されているのかを具体的に確認していきましょう。
紙コップにおける11オンスサイズ
紙コップの世界では、11オンス(約325ml)はやや大きめのサイズとして位置づけられています。
一般的な使い捨て紙コップは、小さいもので3oz(約90ml)、標準的なもので7oz(約207ml)や9oz(約266ml)が主流。11ozサイズは、ドリンクをたっぷり入れたい場合や、氷を入れてもしっかりとした容量を確保したい場合に選ばれます。
カフェやコーヒーショップでは、レギュラーサイズが8oz、ラージサイズが12ozといった設定が多いため、11ozはその中間的なサイズ。ホットコーヒーやアイスコーヒー、ソフトドリンクなど、幅広い用途に対応できる便利なサイズといえるでしょう。
業務用として購入する場合、11oz紙コップは100個入りや1000個入りといった単位で販売されていることが多く、イベントやパーティー、オフィスでの常備用として重宝されています。
プラコップ・プラスチックカップにおける11オンス
プラスチック製のカップでも、11オンスサイズは人気のある容量です。
使い捨てのプラコップは、紙コップよりも透明度が高く、中身が見えるという特徴があります。ジュースやカクテル、ビールなど、色鮮やかな飲み物や泡の様子を見せたい場合にプラコップが選ばれることが多いでしょう。
11ozのプラコップは、パーティーやバーベキュー、アウトドアイベントなどで活躍するサイズ。再利用可能なタイプであれば、洗って繰り返し使えるため、環境への配慮とコストパフォーマンスを両立できます。
また、タンブラータイプのプラスチックカップでは、11ozは持ち運びしやすく、デスクワークにも適したサイズ。蓋やストローが付属しているタイプもあり、オフィスや車内での使用に便利です。
香水・フレグランスにおける11オンス
香水の分野で11オンス(約325ml)というサイズは、通常の製品と比べて非常に大容量です。
一般的な香水のサイズは、30ml(1oz)、50ml(1.7oz)、100ml(3.4oz)といった容量が主流。11ozは約325mlですから、通常サイズの6倍以上の容量ということになります。このような大容量サイズは、お気に入りの香水を長期間使いたい方や、詰め替え用として購入する方に人気があります。
コストパフォーマンスの面でも、大容量サイズは単価が割安になることが多いため、同じ香水を継続して使う予定がある方にとってはお得な選択肢。ただし、香水は開封後の品質劣化があるため、使い切れる量かどうかを考えて購入することが大切です。
また、業務用やサロン用として11ozサイズが販売されるケースもあります。美容室やエステサロンなどで、お客様用のフレグランススプレーとして使用されることもあるでしょう。
オンス換算を覚えやすくするコツとよくある疑問
続いては、オンス換算を日常的にスムーズに行うためのコツや、よくある疑問について確認していきます。
数字を正確に覚えるのが苦手という方でも、いくつかのポイントを押さえておけば、実用的な換算が可能になります。
覚えやすい換算の目安とコツ
オンスからミリリットルへの換算を日常的に使う際、正確な数値を毎回計算するのは面倒に感じることもあるでしょう。
そこで便利なのが、「1オンス≒30ml」という概算ルールです。正確には1米液量オンスは約29.5735mlですが、30mlと覚えておけば計算が非常に簡単になります。11オンスであれば、11×30=330mlと暗算できますね。
また、よく使われるオンス数とミリリットルの対応を覚えておくのも有効な方法です。
| オンス(oz) | ミリリットル(ml)概算 | 用途例 |
|---|---|---|
| 1oz | 約30ml | 香水の標準サイズ |
| 8oz | 約240ml | コーヒーカップ標準 |
| 11oz | 約325ml | 大きめの紙コップ |
| 16oz | 約473ml | ペットボトル相当 |
| 32oz | 約946ml | 約1リットル |
このような対応表を頭に入れておくと、商品のサイズ感を素早く把握できるようになります。特に8oz、16oz、32ozといったキリのよい数字は覚えやすいでしょう。
重量オンスと液量オンスの違い
オンスという単位には、実は「重量オンス」と「液量オンス」という2種類があります。
重量オンス(ounce)は質量を表す単位で、1オンス=約28.35グラムです。一方、液量オンス(fluid ounce)は容積を表す単位で、本記事で扱っている1米液量オンス=約29.57mlという値になります。
紙コップや香水などの容器に「oz」と表記されている場合、基本的には液量オンス(fluid ounce)を指していると考えて問題ありません。ただし、食品の栄養表示などでは重量オンスが使われることもあるため、文脈から判断することが重要です。
液量オンスの場合は「fl oz」と表記されることもあり、これは「fluid ounce」の略。この表記があれば、確実に液量オンスだと判断できますね。
オンス表記とメートル法の併記について
国際的な商品では、オンス表記とメートル法(mlやL)が併記されていることが多くあります。
日本国内で販売される商品の場合、計量法により、内容量の表記にはメートル法(mlやL)を使用することが原則となっています。しかし、輸入品や国際的なブランドの商品では、「11oz(325ml)」のように両方の単位が併記されているケースが一般的です。
このような併記があれば、わざわざ自分で換算する必要がないため便利。購入前にパッケージをよく確認すれば、実際の容量をすぐに把握できるでしょう。
また、オンライン通販で海外製品を購入する際には、商品説明欄にml表記がない場合もあります。その際は、本記事で紹介した換算方法を使って、自分で容量を計算してみましょう。11oz=約325mlという数字を覚えておけば、他のサイズも比例計算で推測できます。
まとめ
11オンス(11oz)は、アメリカの液量オンスで約325ml、イギリスの液量オンスで約312mlに相当します。リットル換算では、それぞれ約0.325Lと約0.312Lとなり、いずれも1リットルの約3分の1程度の容量です。
日本で一般的に流通している紙コップやプラコップ、香水などの多くはアメリカ式のオンスを採用しているため、基本的には11oz=約325mlと覚えておけば実用上問題ありません。換算の際は、1米液量オンス=約29.5735mlという数値を使い、オンス数に29.5735を掛けることでミリリットルが求められます。
簡易的には「1オンス≒30ml」という概算ルールを使えば、暗算でも素早く換算可能。11オンスなら11×30=330mlと計算でき、正確な値325mlとは5ml程度の誤差しかないため、日常的な用途には十分でしょう。
紙コップでは大きめのサイズとして、香水では大容量サイズとして、11オンスという容量が使われています。商品を選ぶ際には、オンス表記とml表記の両方を確認し、自分の用途に合ったサイズかどうかを判断することが大切です。
オンスという単位は、グローバル化が進む現代においても根強く使われ続けている単位。換算方法を知っておくことで、海外製品の購入やレシピの理解など、様々な場面で役立つはずです。本記事で紹介した換算方法やコツを活用して、オンス表記にも自信を持って対応していきましょう。