アメリカ製品や海外輸入品を購入する際、「32oz」という容量表示を目にしたことはありませんか?
オンス(oz)は、主にアメリカやイギリスなどの英語圏で使われている容量の単位です。しかし、日本ではミリリットル(ml)やリットル(L)が標準的なため、オンス表記を見ても具体的なサイズ感がつかみにくいもの。特に32ozという大容量になると、一体どのくらいの量なのか想像しづらいでしょう。
さらに、オンスにはアメリカ基準とイギリス基準という2つの異なる定義が存在します。同じ32ozでも、採用している基準によって実際の容量が変わってくるため、正確な換算方法を理解しておくことが重要です。
紙コップやプラスチックカップ、ウォーターボトル、スポーツドリンク、調味料など、32ozは多くの製品で使用されている容量。特にアメリカでは「クォート(quart)」に近いサイズとして、非常にポピュラーな容量表記となっています。
本記事では、32オンスが何ミリリットル、何リットルに相当するのかを徹底解説していきます。アメリカ基準とイギリス基準の違い、具体的な変換・換算方法、すぐに使える便利なコツまで、幅広くご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
目次
32オンス(32oz)は何ml・何リットル(L)か?結論
それではまず、32オンスの容量について結論からお伝えしていきます。
オンス(oz)には、アメリカで使用される米液量オンス(US fluid ounce)とイギリスで使用される英液量オンス(UK/Imperial fluid ounce)という2種類の基準が存在します。それぞれで1オンスあたりの容量が異なるため、32ozをml・Lに換算する際も区別が必要です。
【32オンス(32oz)の容量まとめ】
・アメリカ基準(US):約946ml(約0.946L)
・イギリス基準(UK):約909ml(約0.909L)
アメリカ基準では、1オンス=約29.5735mlとなります。これを32倍すると946.352mlとなり、約946mlです。一方、イギリス基準では1オンス=約28.4131mlであり、32倍すると909.218mlで、約909mlとなります。
この2つの基準には約37mlの差があることが分かりますね。日本で販売されている海外製品の大半はアメリカ基準を採用していますが、イギリス製品や旧英連邦諸国の製品ではイギリス基準が使われることもあります。
32ozという容量は、ちょうど1リットルに近いサイズです。アメリカ基準では約946mlなので、1リットルより約54ml少ないくらい。実は32ozは「1クォート(quart)」とほぼ同じ容量であり、アメリカでは非常に一般的な容量単位として広く使われています。
オンス(oz)の基礎知識とアメリカ・イギリスの違い
続いては、オンスという単位の基本的な知識とアメリカ・イギリスでの違いを確認していきます。
オンス(oz)という単位の定義と用途
オンス(ounce、略号oz)は、主に英語圏で使用される体積や質量の単位です。液体の容量を表す「液量オンス(fluid ounce)」と、重さを表す「常用オンス(ounce)」がありますが、本記事で扱うのは液量オンスになります。
液量オンスは、飲料水、ジュース、牛乳、化粧品、シャンプー、調味料、香水など、あらゆる液体製品の容量表示に使われます。アメリカのスーパーマーケットやドラッグストアでは、ほとんどの液体製品がオンス単位で表記されているでしょう。
日本人にとっては馴染みが薄い単位ですが、グローバル化が進む現代では接する機会が増えている単位と言えます。海外通販サイトでの買い物、海外旅行、英語のレシピを使った料理など、さまざまな場面で必要となる知識です。
アメリカ基準(US)とイギリス基準(UK)の成り立ちと違い
オンスという単位には、大きく分けてアメリカ基準(US fluid ounce)とイギリス基準(UK/Imperial fluid ounce)の2種類が存在します。
歴史的な背景として、イギリスは18世紀に「帝国単位系(Imperial system)」を確立しました。一方、アメリカは独立後、イギリスの古い単位系を基に独自の「米慣習単位系(US customary units)」を発展させました。その過程で、両国のオンスの定義に微妙な違いが生まれたのです。
| 基準 | 1オンスの容量(ml) | 主な使用地域 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アメリカ基準(US) | 約29.5735ml | アメリカ、カナダなど | 現在最も広く使われている |
| イギリス基準(UK) | 約28.4131ml | イギリス、一部の旧英連邦諸国 | 帝国単位系に基づく |
ご覧のとおり、アメリカ基準の方が1オンスあたり約1.16ml大きくなっています。32ozという大容量になると、この差が約37mlまで広がるため、正確な容量を知りたい場合はどちらの基準かを確認することが大切でしょう。
日本で見かける製品はどちらの基準が多いか
日本国内で販売されている海外製品の圧倒的多数は、アメリカ基準(US)を採用しているケースがほとんどです。特にアメリカ発祥のブランドや、アメリカから輸入された製品はほぼ確実にアメリカ基準と考えて良いでしょう。
具体的には、スターバックスやマクドナルドなどのアメリカ系チェーン店、ナイキやアディダスなどのスポーツブランドのウォーターボトル、アメリカ製の化粧品やサプリメントなどは、すべてアメリカ基準です。
ただし、イギリス製の紅茶、香水、化粧品、一部の食品などではイギリス基準が使われることもあります。製品パッケージに「UK」「Imperial」などの記載があれば、イギリス基準と判断できますね。
実用上は、特に記載がなければアメリカ基準(約946ml)と考えて問題ありません。ただし、精密な計量が必要な調理や実験などでは、念のため確認することをおすすめします。
32オンス(32oz)をml・リットルに変換する詳しい計算方法
続いては、32オンスを具体的にml(ミリリットル)やL(リットル)に変換する方法と計算式を確認していきます。
アメリカ基準(US)での詳細な変換計算
アメリカ基準では、1オンス=約29.5735mlという換算比率を使用します。この数値を使って32ozをmlに変換してみましょう。
【計算例:アメリカ基準で32ozをmlに変換】
32oz × 29.5735ml/oz = 946.352ml
≒ 946ml
つまり、アメリカ基準での32ozは約946mlとなります。これをリットルに換算する場合、1L=1000mlですから、946ml÷1000=約0.946Lです。
ちなみに、32ozは「1クォート(1 quart)」という容量単位とほぼ同じです。クォートはアメリカでよく使われる単位で、牛乳やアイスクリームなどの容器によく表記されています。つまり、32oz=1クォート≒1リットルという関係を覚えておくと便利でしょう。
イギリス基準(UK)での詳細な変換計算
イギリス基準の場合、1オンス=約28.4131mlという換算比率を使います。同様に32ozを計算してみましょう。
【計算例:イギリス基準で32ozをmlに変換】
32oz × 28.4131ml/oz = 909.2192ml
≒ 909ml
イギリス基準での32ozは約909ml
、リットルに換算すると約0.909Lになります。アメリカ基準と比較すると約37mlの差があることが分かりますね。
この差は、飲料や調味料など大容量の製品では無視できない量です。料理のレシピで正確な計量が求められる場合や、化学実験などでは、必ずどちらの基準かを確認しましょう。
簡単に換算するコツと実用的な覚え方
毎回計算するのは面倒という方のために、簡単な換算のコツをご紹介します。
アメリカ基準の場合、最も簡単なのは「32oz≒1リットル」と覚えることです。厳密には約946mlですが、日常生活では「だいたい1リットル」と考えれば十分でしょう。買い物の際にサイズ感を把握するには、この覚え方が最も実用的です。
もう少し正確に覚えたい場合は、「32oz≒950ml」としておけば、実際の値(946ml)との誤差はわずか4mlです。これなら料理やドリンク作りにも十分使えますね。
イギリス基準なら「32oz≒910ml」と覚えれば、実際の値(909ml)とほぼ一致します。ただし、前述のとおり日本で見かける製品のほとんどはアメリカ基準なので、イギリス基準の換算を使う機会は少ないでしょう。
また、スマートフォンの単位換算アプリやオンライン換算ツールを活用する方法も非常に便利です。Google検索で「32oz to ml」と入力するだけで、瞬時に正確な換算結果が表示されます。外出先でもすぐに確認できるため、ぜひ活用してください。
32オンス(32oz)の紙コップ・プラコップ・ボトルなどの具体例
続いては、実際に32ozという容量がどのような製品に使われているか、具体例を見ていきましょう。
紙コップやプラスチックカップでの32ozサイズ
アメリカのファストフード店やコンビニエンスストア、映画館などでは、32ozサイズのドリンクカップが定番商品として提供されています。日本のLサイズをはるかに超える超特大サイズで、「スーパーサイズ」「ビッグガルプ」などの愛称で知られていますね。
例えば、セブンイレブンの「Big Gulp」シリーズでは、32ozが標準的なサイズの1つです。映画館のポップコーンセットでも、32ozのソフトドリンクがよく付いてきます。日本の感覚では考えられないほどの大容量ですが、アメリカでは日常的に消費される量なのです。
紙コップやプラスチックカップの製品パッケージを見ると、「32oz」「946ml」などと併記されています。これらのカップは、パーティー、バーベキュー、スポーツ観戦、長距離ドライブなどで重宝されるサイズでしょう。
ウォーターボトルやスポーツボトルでの32oz
32ozは、再利用可能なウォーターボトルやスポーツボトルで最も人気のあるサイズの1つです。ジムでのトレーニング、ランニング、ハイキング、オフィスでの水分補給など、幅広いシーンで活用されています。
ステンレス製の保温・保冷ボトル、プラスチック製のスポーツボトル、トライタン製のウォーターボトルなど、さまざまな素材とデザインで32ozサイズが展開されています。人気ブランドとしては、Hydro Flask、Nalgene、Contigo、CamelBakなどが有名でしょう。
32ozボトルの利点は、1日に必要な水分量の半分程度を1本で賄えることです。健康の専門家は1日に約2リットル(約64oz)の水分摂取を推奨していますが、32ozボトルを2本飲めばその目標を達成できますね。
飲料製品や調味料での32oz表記
スーパーマーケットでは、さまざまな飲料や調味料が32ozサイズで販売されています。特にアメリカでは、このサイズが「クォート(quart)」として標準的な容量単位となっているため、非常に多くの製品で採用されているのです。
具体的には、牛乳、オレンジジュース、アイスティー、スポーツドリンクなどの飲料がよく32ozで売られています。また、ケチャップ、マヨネーズ、バーベキューソース、サラダドレッシングなどの調味料も、ファミリーサイズとして32oz前後が一般的でしょう。
缶詰製品でも、トマトソース、チキンブロス(鶏がらスープ)、フルーツカクテルなどで32ozサイズが存在します。アメリカのレシピ本には「32oz can」や「1 quart」という表記が頻繁に登場するため、料理好きの方は換算方法を覚えておくと便利です。
香水で32ozというのは極めて稀ですが、ボディローション、シャンプー、コンディショナー、ハンドソープなどのパーソナルケア製品では、業務用や詰め替え用として32ozサイズが販売されることがあります。
オンスとml・リットルの換算早見表と便利な参考情報
続いては、32oz以外の主要なオンスサイズについても、ml・リットルへの換算早見表をご紹介していきます。
| オンス(oz) | アメリカ基準(ml) | アメリカ基準(L) | イギリス基準(ml) | イギリス基準(L) | 日本での目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1oz | 約29.6ml | 約0.030L | 約28.4ml | 約0.028L | 大さじ2杯程度 |
| 8oz | 約237ml | 約0.237L | 約227ml | 約0.227L | コップ1杯 |
| 12oz | 約355ml | 約0.355L | 約341ml | 約0.341L | 缶ジュース |
| 16oz | 約473ml | 約0.473L | 約455ml | 約0.455L | ペットボトル小 |
| 20oz | 約591ml | 約0.591L | 約568ml | 約0.568L | ペットボトル大 |
| 24oz | 約710ml | 約0.710L | 約682ml | 約0.682L | 大型ペットボトル |
| 32oz | 約946ml | 約0.946L | 約909ml | 約0.909L | 1リットル弱 |
| 40oz | 約1183ml | 約1.183L | 約1137ml | 約1.137L | 1.2リットル程度 |
| 64oz | 約1893ml | 約1.893L | 約1819ml | 約1.819L | 2リットル弱 |
この表を見れば、日常的によく使われるオンスサイズをすぐにml・リットルに換算できるようになります。スマートフォンで撮影して保存しておくと、買い物や海外旅行、料理の際に大変便利でしょう。
特に覚えておきたいのは、8oz(約240ml)がカップ1杯分、12oz(約355ml)が缶飲料サイズ、16oz(約470ml)がペットボトル小サイズ、32oz(約950ml)が1リットル弱、64oz(約1900ml)が2リットル弱といった対応関係です。これらを基準にすれば、他のサイズもおおよそ推測できるようになりますね。
また、アメリカの料理レシピでよく登場する「1 cup」は8ozに相当します。つまり約240mlですので、日本の計量カップ(200ml)より4割ほど多いということも覚えておくと役立つでしょう。「1 pint」は16oz(約470ml)、「1 quart」は32oz(約950ml)、「1 gallon」は128oz(約3.8L)という関係も、アメリカでの生活や料理には必須の知識です。
まとめ
本記事では、32オンス(32oz)が何ml・何リットルになるかについて、アメリカ基準とイギリス基準の違いを含めて詳しく解説してきました。
アメリカ基準では32ozは約946ml(約0.946L)、イギリス基準では約909ml(約0.909L)となります。日本で一般的に販売されている海外製品の多くはアメリカ基準を採用しているため、特に記載がなければアメリカ基準と考えて問題ないでしょう。
32ozはちょうど1リットルに近い容量であり、アメリカでは「1クォート」としても知られています。紙コップ、プラスチックカップ、ウォーターボトル、スポーツドリンク、牛乳、調味料など、非常に多くの製品で使われている標準的なサイズです。
簡単な換算方法としては、「32oz≒1リットル」と覚えておけば日常生活には十分でしょう。より正確には「32oz≒950ml」と覚えれば、実用的な精度で換算できます。スマートフォンの換算アプリや本記事の早見表も、ぜひ活用してください。
海外製品を購入する際や海外旅行時、英語レシピを使った料理など、さまざまな場面でオンスとml・リットルの換算が必要になります。本記事の内容を参考に、オンス表記にも自信を持って対応していきましょう!