手元のお金を増やすためには、自分の収入が支出を上回ることが大事です。ただ、支出をすぐにあげる方が難しく、節約をする方が簡単といえます。
節約にもいろいろな方法がありますが、最も簡単な方法として買い物時に安いものを買うことが大事です。そして、似たようなものを購入する際に、1個あたりの価格を見比べて買うことが節約の基本となります。
それでは、この1個あたりのコストを計算するにはどのような方法を行うといいのでしょうか。
ここでは、1つあたりの値段を求める方法について、解説していきます。
目次
1個あたりの単価の定義
まずは、1つあたりの値段の定義について考えていきます。
一個あたりの価格とは、「製品全体の値段/個数」という計算式で求めることができるのです。
例えば、個数がA個で一袋の製品が販売されており、このときの値段がB円であるとします。
このときの1つあたりの価格=B/Aで算出することができます。
1つあたりの値段の練習問題を解いてみよう
それでは、1個あたりの価格計算になれるためにも、練習問題を解いていきましょう。
例題
8個入りのみかん1袋が400円で売られていました。このときの、みかん1つあたりの単価は何円になるでしょうか。
解答
上の計算式に従って一個あたりの値段を計算します。
すると、400 / 8=50円と単価が求められるのです。
続いて、もう一題練習問題を解いてみましょう。
例題2
あるチョコレートはまとめ買いをすると、5個で200円となるキャンペーンを行っています。
この場合のチョコレート1つあたりの値段はいくらになるでしょうか。
解答2
こちらも定義式を基に、1個あたりの価格について計算していきます。
この問題では、200 / 5 =40円がチョコレートの単価となるのです。
分子が値段、分母が個数で単価が求められることを理解しておきましょう。
節約した分は投資に回すといい
なお、スーパーなどでの1個あたりの値段を安くするという対策をすると、節約が確実にできます。
そして、それを単純に貯金だけに回すのは「もったいない」といえます。今ではほとんど金利がつかないだけではなく、「インフレのリスク(同じお金でも価値が下がる)」などが徐々に起こりつつあります。
そのため、実質的には節約して多少貯金しているように思えても、価値としてみると「ほとんど変化していない」ことも多いにあるのです。
つまり、貯金はお金という形への集中投資を行っていることといえ、別の金融資産と分散しておくと本来の意味での、リスク分散となります。
なお、今までの時代は、銀行に預けて追えば非常に高い金利が付いたために、貯金=正義という形が成立していたわけです。その名残として「貯金をしておけば安心」という、今の時代では当てはまらない情報がいまだに存在しています。
ただ、これは上述のよう一極投資の形の一つであり、避けた方がいいです。このような状況を回避するには、まずはローリスク、ローリターンの長期投資である投資信託を行った方がいいです。株やFXではかなり変動は幅があるため、初心者にはあまりおすすめできません。
あくまで、貯金よりは若干リスクはあるが、リターンも貯金以上の金融商品が投資信託といえます。お金とは別の金融資産であるため、上述のようなリスク分散となるのです。
なお、今すぐ投資を行わないにしろ、申請してから投資できようになるまでに比較的時間がかかります。そのため、始めたいときにすぐに投資できるよう、証券会社への登録を行っておくといいです。
今では、手数料や取扱い商品の質がいい証券会社として「楽天証券」か「SBI証券」があります。
なお、これらの証券会社の情報については、別記事で詳しく解説しているため、参考にしてみてください。
まとめ
ここでは、節約などをするときに重要な考え方である、商品の1個あたりの単価の計算方法について解説しました。
1個あたりの値段は、「商品全体の値段」を「その個数」で割ることで求められます。
同じような製品であれば、きちんと1個あたりの単価を計算した上で比較し、安いものを買うように心がけましょう。
さらに、単価が安くする労力によりたまったお金は、単純に貯金だけではなく、リターンが低い(貯金よりは高い)もののリスクも少ない証券会社での投資信託を行うとより複利の力により、金融資産を増加させることができます。
上手に資産を増やして、より安心した生活を送れるようにしていきましょう、