よく「水蒸気」という言葉を身近に使用する場面が多くありますよね。水が蒸発したものが水蒸気に相当するわけですが、この水蒸気とはどのようなものであるのか理解していますか。
ここでは、「水蒸気の化学式」「水蒸気は化合物なのか?混合物なのか?」など水蒸気に関する特徴について確認していきます。
目次
水蒸気の化学式
まず、液体である水が蒸発し気体になったものを水蒸気と呼びます。
つまり、水蒸気の化学式は水と同じであるために、H2Oとなるのです。
なお、これは水と水蒸気の関係だけに当てはまるのではなく、「他の液体とその蒸気の関係でも同様に化学式は同じとなる」ということを理解しておきましょう。
なお、蒸気と水蒸気の違いはこちらで解説しているため参考にしてみてください。
水蒸気は化合物?混合物?
また、「水蒸気が化合物なのか?混合物なのか?」わからなくなる人をよくみかけます。
こちらの疑問に対しても、水蒸気はそもそも水と同じものであり、状態のみが気体か液体かで違うということを理解しておけば、その答えが簡単にわかるといえます。
上述のよう、水、水蒸気の化学式はH2Oと、水素原子と酸素原子が結びついたものとなります。
そして、1種類の原子のみで構成される純物質を単体、2種類以上の原子からできる純物質を化合物と呼びます。
つまり、水蒸気はH2Oと化合物の定義に当てはまっているために、化合物に相当するといえるのです。
よって、水蒸気は混合物ではないです。混合物は複数の純物質が混ざっているものを指すため、水蒸気は先にも述べているように化合物の定義にあてはまるからです。
水蒸気の各性質を水と照らし合わせてきちんと理解しておきましょう。
まとめ
ここでは、「水蒸気の化学式」や「水蒸気は混合物なのか?化合物なのか」ということについて記載しました。
水蒸気は水が気体に変化したものであり、物質としては水と同じなため、化学式H2Oで表記されます。
なお、水蒸気は水素原子と酸素原子からなる純物質なので「化合物」の定義にあてはまります。そのため、混合物ではないことを理解しておきましょう。
身近にある科学に着目し、毎日の生活を楽しんでいきましょう。