みなさん年末年始を始め、願掛けをするためであったり、身近な自然に触れたい時など、様々な目的で神社にいかれると思います。
神社に行くと本殿での参拝はたいていの方が行うと思いますが、本殿以外に小さい社殿がいくつかある場合がありますよね?
これらのことは何と呼ぶのでしょうか?また、これらの社殿にも参拝した方が良いのでしょうか?
ここでは、摂社、末社の定義や参拝方法について解説していきます。
目次
本殿以外の小さい社殿のことは何と呼ぶ?摂社と末社とは?
実は、本殿以外の小さい社殿のことを摂社または末社と呼びます。
本殿に祀られている神様がメインだとすると、摂社はメインの神様に近い関係の神様が祀られているところ、末社はそれより多少関係が薄い摂社の定義に当てはまらない神様が祀られているところと言えます。
摂社とは
摂社の定義は以下の通りです。
一つ目が、本殿に祀られている神様の親族など関係が深い神様が祀られているところです。
関係の近い神様とは、神様の子供、奥さんなどの指します。難しい言葉では、御子神や后神と呼びます。
二つ目が、本殿に祀られている神社と関係が比較的高い方が祀られています。現代では親戚や親友のような立場の神様を祀っているところです。
さらに、現在本殿に祀られている神様が祀られる前に、別の土地神(鎮守神様)様を祀っていた場合があります。その以前の土地神様を祀っているところです。
末社とは?摂社との違い
そして、末社とは上記の摂社以外の小さい社殿のことを指します。摂社以外で、本殿の神様と比較的関係がある神様が祀られている場所が末社なのです。
参拝に行く際、本殿以外の小さい社殿がありましたらたいていは摂社か末社となります。
摂社と末社にも参拝した方が良い?
それでは、本殿に加えて、摂社や末社にも参拝した方が良く、ご利益が得られやすいのでしょうか。
実は、摂社や末社にもお参りした方がより開運効果が得られるといえます。これは本殿の神様以上にあなたと相性の良い神様がいる場合があるためです。
具体的な相性の見分け方としては、あなたが摂社や末社をご参拝した際に、「特に気持ちい」「何かピンとくるものを感じる」かどうかです。基本的にあなたの直感を頼りにするといいです。
逆に、頭で考え、「この摂社や末社はこのようなご利益があるといわれているから参拝する」というスタンスはやめましょう。
直感的にあなたがいいと感じる場所は、あなたにとってのパワースポットであるといえます。
また、摂社や末社でなくても、「裏の鎮守の森の中」「噴水がある場所」などとあなたにとって特に気持ちいい場所を探すとより開運効果が高まるのです。
摂社や末社の方がすいており、開運効果が高いこともある
ただ、年始などの神社が非常に混んでいるときには、本殿よりも摂社や末社にお参りした方が願望実現などのご利益が得やすいケースもあります。
これは、神社にはお参りする際できる限り混雑時をさけた方がいいという法則があるためです。
神様の立場から考えると、ありえないくらい大勢の人が短期間できたとしても、認識できにくいですよね。
どのような神社でも、本殿が特に本殿が混む傾向にあるため、あまりにも混んでいるときは摂社や末社だけにお参りしてもいいです。