日常会話や文章で、人の背や身長について表現する際に、正しく適切な日本語表現をとれた方がよいですね。
ただ、形容詞の用法など、どのように使い分けをすべきか曖昧な言葉も多くあります。
例えば、「背・身長」に続く言葉として「高い」「大きい」「多い」「強い」では、どれがふさわしいのか、またその使い分けなど迷った経験はないでしょうか。
ここでは、どれがふさわしいのか、またその使い分けなどについて解説していきます。
目次
「背・身長」が高い、大きい、多い、強い、どの言い回しにするべきか【低い、小さい、少ない、弱い】
結論として「背・身長」に続く表現としては「高い」が最も適しており、一般的に使用されています。
具体的な理由について以下で確認していきましょう。
「背・身長」は、人の地面から頭頂部までの高さを表す言葉ですね(^^)/
この「背・身長」に続く言い回しとしては、「高い」と「低い」が適しています。
つまり一般的に使用される「高い」と、その対義語である「低い」が正しい表現です。
「大きい」は会話レベルで使用されることもありますが、「背・身長」との組み合わせとして正確な表現ではありません。
また「多い」「強い」は背・身長を表現する言葉としては不適切です。
この他にも「背が伸びる」「身長が縮む」といった表現が適切で、一般的に広く使われています。
また、この対義語として「低い」「小さい」といった表現についても、確認しておきましょう。
背・身長が「低い」は正しい表現で、よく使用されます。
一方で、「小さい」は会話では問題ない場合も多いのですが、背・身長との組み合わせとして正確な表現ではないでしょう。
「少ない」「弱い」は背・身長を表現する言葉としては適していません。
この他の表現として「背が低い」「身長が小柄だ」なども広く使用されます。
これらの表現も一緒に覚えておきましょう。
総じて「高い」とその対義語の「低い」が最も一般的で適切な表現です。
「大きい」「多い」「強い」や「小さい」「少ない」「弱い」は背・身長との組み合わせではあまり使用されません。
背・身長が高い、低いの例文
では、実際に例文を用いて「背・身長が高い、低い」の使い方を確認しておきましょう。
・彼はクラスでも背が高い方だ。
・プロバスケ選手は身長が高いことが求められる。
・日本人女性の平均身長は世界的に見ると低い。
・背が低いことを気にしている人もいる。
その他の正しい表現の例
・十代の頃と比べると、背が伸びた。
・年齢とともに、身長が縮むことがある。
・背の高い人は、低い棚の物を取るのが大変だ。
・身長が小柄な人は、高い所に手が届きにくい。
まとめ:背・身長に続くのは「高い」「低い」
ここでは、「背・身長」には「高い」「大きい」「多い」「強い」どの形容詞が続くのが適切かについて解説しました。
適切な表現方法を学び、日々の会話や文章に役立てていきましょう。