日常会話やビジネスシーンにおいて、人の技能や才能について表現する際に、正しく適切な日本語表現をとれた方がよいですね。
ただ、形容詞の用法など、どのように使い分けをすべきか曖昧な言葉も多くあります。
例えば、「能力」に続く言葉として「高い」「大きい」「多い」「強い」では、どれがふさわしいのか、またその使い分けなど迷った経験はないでしょうか。
ここでは、どれがふさわしいのか、またその使い分けなどについて解説していきます。
目次
「能力」が高い、大きい、多い、強い、どの言い回しにするべきか【低い、小さい、少ない、弱い】
結論として「能力」に続く表現としては「高い」が最も適しており、一般的に使用されています。
具体的な理由について以下で確認していきましょう。
「能力」は物事を行う力、技能、才能などを表す言葉です。
この「能力」に続く言い回しとしては、「高い」と「低い」が適しています。
一般的に使用される「高い」と、その対義語である「低い」が正しい表現です。
「大きい」「多い」「強い」は「能力」との組み合わせではあまり使用されません。
この他にも「能力が上がる」「能力が向上する」といった表現も適切で、一般的に広く使われています。
また、この対義語として「低い」「小さい」といった表現についても、確認しておきましょう。
能力が「低い」は正しい表現で、よく使用されます。
「小さい」「少ない」「弱い」は能力を表現する言葉としてはあまり適切ではありません。
この他の表現として「能力が下がる」「能力が衰える」なども広く使用されます。
これらの表現も一緒に覚えておきましょう。
総じて「高い」とその対義語の「低い」が最も一般的で適切な表現です。
「大きい」「多い」「強い」や「小さい」「少ない」「弱い」は能力との組み合わせではあまり使用されません。
能力が高い、低いの例文
では、実際に例文を用いて「能力が高い、低い」の使い方を確認しておきましょう。
・彼女の語学能力は非常に高い。
・プログラミングの能力が高いエンジニアが求められている。
・彼の管理能力の低さが、プロジェクトの遅延を招いた。
・能力が低いため、その仕事を任せることはできない。
その他の正しい表現の例
・訓練を積むことで、徐々に能力が上がってきた。
・新しい技術を学ぶことで、問題解決能力が向上した。
・怪我の影響で、彼のパフォーマンス能力が一時的に下がった。
・加齢とともに、身体能力が衰えるのは自然なことだ。
まとめ:能力に続くのは「高い」「低い」
ここでは、「能力」には「高い」「大きい」「多い」「強い」どの形容詞が続くのが適切かについて解説しました。
適切な表現方法を学び、日々の会話やビジネスシーンに役立てていきましょう。