マーケティングや商品分析において、製品やサービスの人気度を表現する際に、正しく適切な日本語表現をとれた方がよいですね。
ただ、形容詞の用法など、どのように使い分けをすべきか曖昧な言葉も多くあります。
例えば、「人気」に続く言葉として「高い」「大きい」「多い」「強い」では、どれがふさわしいのか、またその使い分けなど迷った経験はないでしょうか。
ここでは、どれがふさわしいのか、またその使い分けなどについて解説していきます。
目次
「人気」が高い、大きい、多い、強い、どの言い回しにするべきか【低い、小さい、少ない、弱い】
結論として「人気」に続く表現としては「高い」が最も適しており、一般的に使用されています。
具体的な理由について以下で確認していきましょう。
「人気」はある物事に対する世間の評価や好感度、注目度を表す言葉です。
この「人気」に続く言い回しとしては、「高い」と「強い」が適しています。
一般的に使用される「高い」のほか、「強い」も正しい表現です。
「大きい」や「多い」は「人気」との組み合わせではあまり使用されません。
この他にも「人気が出る」「人気が上がる」「人気を集める」といった表現も適切で、一般的に広く使われています。
また、この対義語として「低い」「弱い」といった表現についても、確認しておきましょう。
人気が「低い」「弱い」は正しい表現で、よく使用されます。
「小さい」や「少ない」は人気との組み合わせであまり使用されません。
この他の表現として「人気が下がる」「人気が衰える」なども広く使用されます。
これらの表現も一緒に覚えておきましょう。
総じて「高い」「強い」とその対義語の「低い」「弱い」が一般的で適切な表現です。
「大きい」「多い」や「小さい」「少ない」は人気との組み合わせではあまり使用されません。
人気が高い、強い(低い、弱い)の例文
では、実際に例文を用いて「人気が高い、強い(低い、弱い)」の使い方を確認しておきましょう。
・この俳優の若者からの人気は非常に高い。
・健康志向の高まりにより、オーガニック食品の人気が強い。
・新商品の反響が思わしくなく、人気は低い。
・営業不振により、この店舗の人気が弱くなった。
その他の正しい表現の例
・SNSでの口コミにより、この商品の人気が出始めている。
・有名インフルエンサーの紹介で、このブランドの人気が上がった。
・話題の映画が公開され、大きな人気を集めている。
・長年愛されてきたこの製品は、根強い人気がある。
・トレンドの変化とともに、この商品の人気が下がり始めた。
・新しい競合他社の参入により、既存商品の人気が衰えつつある。
まとめ:人気に続くのは「高い」「強い」
ここでは、「人気」には「高い」「大きい」「多い」「強い」どの形容詞が続くのが適切かについて解説しました。
適切な表現方法を学び、日々のマーケティングや商品分析に役立てていきましょう。