科学的な解析を行う際には、物質の基礎的な性質を理解しておくといい場面が多いです。
例えば、化学的に安定な気体としてネオンが挙げられますが、このネオンの性質について理解していますか。
ここでは「ネオンの分子式・組成式（元素記号）」「ネオンの分子量（原子量）」「ネオンの電子配置や電子の数は？」「ネオンにイオンは存在するのか？」について解説していきます。
目次
ネオンの組成式・分子式（元素記号）は？
まず、ネオンの組成式・分子式（元素記号）について確認します。
ネオンの組成式・分子式は単原子分子であるため、元素記号のままのNeで表されます。なお、化学式という言葉がありますが、これは分子式や構造式などの各表し方の総称のことを指しています。
つまりネオンなどの化学物質における「分子式」とは、化学式の一種であることを理解しておくといいです。
ネオンを始めとして元素記号は暗記するしかないので、一つ一つ覚えていきましょう。
ネオンの原子量（分子量）は？
なお、ネオンの原子量（分子量）は20です。これは覚えるしかないです（もしくは調べる）。
ネオンの電子配置や電子の数は？
なお、元素記号（組成式・分子式）や原子量（分子量）と併せて電子配置も覚えておくといいです。
ネオンの電子配置は、K殻に2個、L殻に8個の電子が入った構造を取ります。
そのため、ネオンの電子の数は計10個となります。
なお、同じ希ガスであるアルゴンの元素記号や電子配置と併せて覚えておくと効率がいいです。
ネオンはイオンは存在するのか？イオン式は？
なお、ネオンは希ガスの一つでありオクテット則を満たすため、非常に安定な元素です。
そのため、ネオンは常温常圧下ではイオンとなることはまずないです。ただ、プラズマあなどの高エネルギーをことによって、ネオンであってもイオンになり、その時にイオン式はNe+などとなります。
もっと高いエネルギーをかければ、電子がさらに飛び出しNe2+などとも変化していきます。
まとめ 「ネオンの分子式・組成式（元素記号）」「ネオンの分子量（原子量）」「ネオンの電子配置や電子の数は？「ネオンにイオンは存在するのか？
ここでは「ネオンの分子式・組成式（元素記号）」「ネオンの分子量（原子量）」「ネオンの電子配置や電子の数は？」「ネオンにイオンは存在するのか？」について解説しました。
・ネオンの組成式・分子式（元素記号）：Ne
・ネオンの電子の数：10個（電子配置：K殻に2個、L殻に8個）
・ネオンは常温常圧下ではイオンになることはなく、プラズマなどの高エネルギーをかけるとイオン式Ne+などとなります。
ネオン等の各物質の性質を理解し、より毎日を楽しんでいきましょう。
