科学的な解析を行う際にはよく単位変換が求められることがあります。
中でも電気的な分野における用語として抵抗(電気抵抗)があり、その単位にはΩ(オーム)やmΩ(ミリオーム)を使用することが多いです。これらの単位は両方ともよく使用する単位であるため、各々を変換できるようにしておくといいです。
ここでは1Ωは何mΩ(ミリオーム)?1mΩ(ミリオーム)は何Ω(オーム)といったmΩとΩの換算方法について解説していきます。
目次
mΩ(ミリオーム)とΩ(オーム)の換算(変換)方法【1オームは何ミリΩ?1ミリオームは何オーム?】
まず、Ω(オーム)とは電気抵抗の単位であり、いわゆる電気の流しにくさを表した指標といえます。
この電気抵抗Ωの数値が大きいほど電気を通さないことを意味し、小さいほど電流を流しやすいわけです。金属などの導体であれば、この電気抵抗Ωの数値は基本的にかなり小さいのです。
そして、mΩ(ミリオーム)とはΩの頭に1000分の1倍を表すm(ミリ)がついたものであり、1Ω(オーム)=1000mΩ(ミリオーム)と変換できるのです。
逆に1mΩは何Ωかと聞かれたら、1mΩ=0.001Ωと換算することができるのです。
オームとミリオームは大小関係がわからなくなるケースがあるので、十分に気を付けましょう。
mΩ(ミリオーム)とΩ(オーム)の換算(変換)の計算方法【1Ωは何mΩ?1mΩは何Ω?】
それではミリオームとオームの扱いに慣れるためにも計算問題を解いていきましょう。
例題1
0.03Ωは何mΩでしょうか。
解答1
上のオームとミリオームの換算式に従って計算していきます。
すると、0.03 × 1000 = 30mΩ(ミリオーム)と求めることができるのです。
続いて、オームからミリオームへの変換も行っていきましょう。
例題2
8500mΩは何Ωとなるのでしょうか
解答2
こちらも上述の計算式に基づいて換算していきます。
8500 ÷ 1000 = 8.5Ωとなるのです。
どちらも大事な電気抵抗の単位といえるため、理解しておきましょう。
まとめ
ここでは、電気抵抗の単位であるmΩ(ミリオーム)とΩ(オーム)の変換(換算)方法について確認しました。
抵抗の単位のΩ(オーム)の数値が大きいほど電流を流しにくいことを示し、逆にΩの数値が小さければ電流が流れやすいといえるのです。
そして、
・1Ω=1000mΩ
・1mΩ=0.001Ω
という換算式が成立することも理解しておくといいです。
単位変換に慣れ、業務に役立てていきましょう。