日常会話やビジネスシーンにおいて、金銭的な価値や金額について表現する際に、正しく適切な日本語表現をとれた方がよいですね。
ただ、形容詞の用法など、どのように使い分けをすべきか曖昧な言葉も多くあります。
例えば、「額・値段」に続く言葉として「高い」「大きい」「多い」「強い」では、どれがふさわしいのか、またその使い分けなど迷った経験はないでしょうか。
ここでは、どれがふさわしいのか、またその使い分けなどについて解説していきます。
目次
「額・値段」が高い、大きい、多い、強い、どの言い回しにするべきか【低い、小さい、少ない、弱い】
結論として「額・値段」に続く表現としては「高い」が最も適しており、一般的に使用されています。
具体的な理由について以下で確認していきましょう。
「額・値段」は商品やサービスの金銭的な価値や金額の大小を表す言葉です。
この「額・値段」に続く言い回しとしては、「高い」と「安い」が適しています。
一般的に使用される「高い」と、その対義語である「安い」が正しい表現です。
「大きい」や「多い」は日常会話では使用されることもありますが、正確な表現ではありません。
「強い」は「額・値段」との組み合わせには適していません。
この他にも「値段が上がる」「価格が下がる」といった表現も適切で、一般的に広く使われています。
また、この対義語として「低い」「小さい」といった表現についても、確認しておきましょう。
額・値段が「低い」は正しい表現ですが、「安い」ほど一般的ではありません。
「小さい」「少ない」は会話では問題ない場合もありますが、適切な表現ではありません。
「弱い」は額・値段を表現する言葉として適切ではありません。
この他の表現として「値段が下落する」「価格が値下がりする」なども広く使用されます。
これらの表現も一緒に覚えておきましょう。
総じて「高い」とその対義語の「安い」が最も一般的で適切な表現です。
額・値段が高い、安いの例文
では、実際に例文を用いて「額・値段が高い、安い」の使い方を確認しておきましょう。
・この店の商品は品質が高いが、値段も高め。
・輸入品は関税が高いため、販売価格が高くなる傾向にある。
・この商品は値段が安いので、たくさん買い足そう。
・原材料費の低下により、製品の価格を安くできた。
その他の正しい表現の例
・為替レートの変動により、輸入品の価格が上がった。
・需要の増加に伴い、チケットの販売額が高騰した。
・競合他社との価格競争で、商品の値段を下げざるを得ない。
・大量発注することで、仕入れ値を安くしている。
まとめ:額・値段に続くのは「高い」「安い」
ここでは、「額・値段」には「高い」「大きい」「多い」「強い」どの形容詞が続くのが適切かについて解説しました。
適切な表現方法を学び、日々の会話やビジネスシーンに役立てていきましょう。