データを記録したり、まとめたりするにはエクセルを使用するのが便利です。
ただ、最近のエクセルでは機能が非常に豊富であるために、初心者にとってはどう処理していいのかがわからない場面も多くあるでしょう。
例えば、弓道などにおいて的中率の計算や、データ自体の記録を行うにはどのように対処するといいのでしょうか。
ここでは、エクセルにて的中率を計算する方法について解説していきます。
目次
弓道などにおける的中率とは?
まず、的中率の定義について確認していきましょう。
例えば、弓道における的中率とは矢を打った回数(射数)に対する的に当たった回数の割合もしくは百分率のことを指します。的中率を割合表記するときの単位は無次元(つまり単位なし)であり、百分率表示するときには単位はパーセントとなるわけです。
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なお、競馬などにおける的中率とは、賭けた回数に対する実際に予想が当たったときの割合もしきは、パーセントとなります。
それでは、エクセルで的中率を計算していくにはどのように処理するといいのでしょうか。以下で確認していきます。
エクセルで的中率を求める方法
それでは、実際のデータを用いてエクセルで的中率を求める方法について解説していきます。
以下のよう、ある弓道の大会でのA~Eさんの当たった数と矢を打った総数がカウントされた結果があるとします。このときの的中率を求めていきましょう。
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的中率のセルに対して、=(打った数のセル)/(打った総数のセル)と入力していきましょう。
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ENTERで的中率の計算を行います。すると、以下のよう表示されるのです。
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なお、この計算された的中率のセルの右下にカーソルを合わせたときに出る十字をダブルクリック(オートフィル)し、一括で的中率を求めていきましょう。
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このようにして的中率の割合表示が求められるのです。
エクセル上で的中率を百分率で表示する方法
上述の比率表記での的中率を百分率に変換していきましょう。先ほど求めた的中率の数値範囲を選択し、その上で上タブ中のパーセント表記の部分を選びましょう。
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すると、以下のよう的中率がパーセントに一気に変換されるのです。
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これがエクセルで的中率を計算する方法の一連の流れです。しっかり覚えておきましょう。
まとめ
ここでは、「弓道や競馬などで使用される概念の的中率の定義」「エクセルで的中率を計算する方法」について解説しました。
的中率とは弓道の場合、弓を放った回数に対する矢が的を射た数の割合のことを指します。比率表示かパーセント表示をすることが基本です。
エクセルでこの的中率を計算するには、上述のように定義式を入力するだけよく、特別な関数を使用する必要はありません。
なお、比率から百分率に変換するのも、ボタンをクリックするだけで対応できることも、併せて理解しておきましょう。
的中率の計算をマスターし、エクセルを使いこなせるようになっていきましょう。