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電池を保管する際はテープやラップで電極を絶縁すべき【ラップで包む】

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乾電池やボタン電池などの身近な電池において、買ったはいいものの使用せずに保管することなることが多くあります。

このような電池を保管する際には、その絶縁にはどのようにした方がいいのか知っていますか。また、保管時には管などのケースにも入れた方がいいものなのでしょうか。

ここでは、乾電池やボタン電池などの電池の保管・絶縁方法について解説していきます。

目次

電池の保管時は絶縁する!ラップで包む、電極にテープ(セロテープ)を張るといい

電池を長い間保管するような状況では、まず「絶縁する」ことを徹底するといいです。

これはいくつかの電池を向きだしの状態で、同じケースや缶の中に複数いれたとすると、短絡(ショート)を起こすことがあるためです。

電池のショートが発生すると、電池にスペック以上の大電流が流れ、「電池が高温になる」「電池が最悪破裂する」などの非常に危険な状態になるリスクがあるのです。

このような理由から絶縁性(電気を通さない)物質を電池のプラス極、マイナス極といった電極を張り付けたり、包んだりすることによって、電池を絶縁した上で保管するのが大切なのです。

以下で具体的な絶縁の道具について確認していきます。

電池をラップで包むのはいい【保管時の絶縁】

電池を長期保管する際には、以下のようにラップで電池を覆うといいです。

このとき、両方の電極がむき出しにならないように気を付けて絶縁しましょう。

電池の絶縁としてテープ(セロテープ)を張っててもいい。マスキングテープやガムテープは避けるべき

なお、ラップでなくても同じように絶縁素材(汎用的な樹脂全般)であるテープ(セロテープ)などを両方の電極に張るのも絶縁・保管方法として適切です。

以下のよう、乾電池の端にテープを付けていきましょう。

なお、マスキングテープやガムテープでもそこまで問題ではないのですが、マスキングテープでは接着力が弱く外れやすかったり、万が一火が出た時に燃えやすかったりするので、なるべくならば控えた方がいいです。

同様に、ガムテープもクラフト製、布製問わず樹脂よりは燃えやすいので、こちらもべるべくであれば避けた方がいいです。

ボタン電池を使わない時であってもラップやテープなどで絶縁するといい【コイン電池の保管】

また、電池の種類が変わり乾電池でなく、ボタン電池(別名コイン電池)などであっても同じように+極と-極をセロテープやラップで包むなどで絶縁すれば問題ないといえます。

以下のような状態です。

 電池を保管する缶は?ジップロックでもいい?【絶縁】

上述のように電池単体での絶縁ができましたら、何かケースに入れておくといいです。

例えば、金属缶のケースでもいいですし、普通のプラスチック容器などでもいいです。

この時、金属ケースでは万が一乾電池、ボタン電池自体のテープでの絶縁が外れた際に、缶の金属を介して短絡するというデメリットがありますが、その分強度が高く破裂しても問題ないことが多いというメリットがあるといえます。

一方で、万が一のプラスチックケースでは容器を介してのショートが起こらないですが、その分破裂した際に容器が破損することがまれにあります。

さらには、ジップロックなどでも普通に保管していれば手軽でかつ問題ないですが、上述のよう万が一の際に破裂するリスクがあることを理解しておくといいです。

ただ、普段生活している限りでは、どの缶であってもほぼ100%問題ないため、使いやすいものを使用するといいです。

まとめ

ここでは、乾電池やボタン電池などの電池を保管する際の絶縁方法について解説しました。

電池を絶縁・保管する際には、セロテープ(テープ)を両方の電極に張ることやラップで包むなどの対処を行った上で保管しておくのがいいです。もし、絶縁しておかないと電池同士等の接触により電池のショート(短絡)が起こることがあり危険なためです。

なお、ガムテープやマスキングテープでもそこまで問題にならないことが多いですが、外れやすい、燃えやすいなどの理由から、ラップやセロテープのがおすすめです。

電池自体の絶縁ができましたら、後は缶、プラスチック容器、ジップロックなどの入れ物に入れておくといいです。

適切に電池を絶縁・保管し、毎日をより快適に過ごしていきましょう。

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アラサーの男性です。自分が今まで経験・勉強してきた「エクセル」「ビジネス用語」「生き方」などの情報を、なるべくわかりやすく、楽しく、発信していきます。 一緒に人生を楽しんでいきましょう