データ管理や解析を行うツールとしてエクセルを使用する機会が多いです。
ただ、エクセルは非常に多くの機能が付いているため、初心者にとっては「どう扱っていいのかわからない」という場面に多く遭遇します。
例えば、商品を販売する際に成約率が売り上げにつながるために、きちんと成約率の計算やデータ取りを行っていくといいです。このようなとき、エクセルを使うと効率良く計算、データ保管ができるのですが、その対処方法について理解していますか。
ここでは、エクセルで成約率を求める方法について解説していきます。
目次
成約率の定義
まずは成約率の定義について確認していきます。
成約率とは、Aさんがさまざまなお客さんにある商品を紹介した際に実際に購入につながった割合のことを指します。以下のような計算式で成約率は求められます。
比のまま成約率を表示する場合は単位は無次元となり、百分率に変換するのであれば成約率の単位は%と変化します。
なお、百分率(パーセント)表記の成約率では、上式に×100をかけることを覚えておきましょう。
エクセルで成約率を計算するには、上の定義式をそのまま数式化していくといいのです。
エクセルで成約率の計算を行う方法
それでは、実際にエクセルで成約率を求める方法を確認していきます。
そして成約率を計算させたいセルに=(実際に商品を購入したお客の数のセル)/(商品を紹介した(売り込みにいった)お客の数)と入力しましょう。
ENTERキーで成約率の計算を確定させます。
続いて、このセルをもとにオートフィル(セルの右下にカーソルを合わせダブルクリック)することによって一括して成約率を求めます。
このようにして割合表記の成約率が求められました。
引き続き、パーセント表記の成約率に変換していきましょう。
百分率の成約率を計算する方法
上の計算結果を元にして換算していきます。計算された成約率の数値範囲全般を選び、上タブのパーセントスタイル(%マークのボタン)を選びます。
ENTERで計算を確定させると、以下のようなパーセント表記の成約率に換算できるわけです。
このようにしてエクセルで成約率が計算できるのです。
まとめ
ここでは、成約率の定義やエクセルで成約率を計算する方法について解説しました。
成約率とは、ある方が商品を紹介した(売り込みにいった)お客の数に対する、実際に商品を購入したお客の数のセルの割合を指します。なお、割合表記であれば単位は無次元となり、百分率で成約率を表すときはパーセント(%)が単位となります。
また、パーセント表記であれば上の割合に×100をしたものが成約率となります。
エクセルで成約率を求めるには、この定義を数式に反映し、オートフィルを行うことで一気に対応できます。
きちんと理解し、エクセルでのデータ処理を効率化させていきましょう。