試験などにおけるデータ処理を行う際に、よく専門的な用語を使用することがあります。
例えば、合格率や不合格率などを入試における情報として見かけることがありますが、これらの意味についてきちんと理解していますか。
ここでは、合格率や不合格率の定義や計算方法について解説していきます。
目次
合格率や不合格率の出し方【計算方法】
まずは合格率について考えていきます。
入試などの試験では、受験した人の中でも「合格者」と「不合格者」に分かれます。
そして、合格率とは受験した全体の人数に対する合格者の割合を指しているといえ、合格率=合格者数/受験者数で求めることができるわけです。
一方で、不合格率とは合格率とは逆の立場の数値といえ、不合格率=1-合格率、もしくは不合格率=不合格者数÷受験者数で計算することができるのです。
なお、合格率も不合格率もパーセント表記したいのであれば、上の計算式に×100をすることで求めることが可能です。
合格率と不合格率の計算問題を解いてみよう
それでは、合格率や不合格率の計算に慣れるためにも、問題にチャレンジしていきましょう。
例題1
ある学校Aの入試において受験者数は300人で合格者は60人でした。この入試での合格率と不合格率は各々いくらになるでしょうか。
解答1
上の合格率、不合格率の定義に従って求めていきます。
よって、合格率=60/300=0.2=20%(パーセント)、不合格率=1-0.2=0.8=80%(パーセント)を計算できるといえます。
今度は、合格率と不合格率から、合格者数と不合格者数を出していきましょう。
例題2
ある入試では受験者数が200人であり、合格率は35%でした。このときの合格者数と不合格者数はいくらと求められるのでしょうか。
解答2
今度は合格率と不合格率の定義の逆算を行っていきます。
200 × 0.35=70人が合格者数となるのです。一方で不合格者は200-70=130人と求める事ができました。
両方とも比較的良く見かける用語であるため、しっかりと覚えておきましょう。
まとめ
ここでは、合格率と不合格率の意味や計算方法について確認しました。
合格率は、合格者数に対する受験者全体の数の割合を指します。一方で、不合格者数は不合格者数に対する全体の数の割合を表すわけです。
このとき、パーセント表記したいのであれば、×100をすることで求められることを覚えておくといいです。
大事な用語を一つずつ理解し、毎日の生活に役立てていきましょう。