よく買い物をする際に、何パーセント引きといった値引の表示を見かけることがあるかと思います。
そして「値引後の価格がどの程度になるのか」「値引前の定価はどれくらいなのか」の計算が必要なことがでてきますが、実際のところどう対処すればいいのか理解していますか。
ここでは、2割引き、3割引きの値引計算の問題を用いて、割引に関する考え方を簡単に解説していきます。
目次
値引後の価格(値段)を計算する方法【問題付(2割引や3割引)】
〜割や〜パーセント引きといった値引計算を行う際には、以下のような考え方を元に計算することができます。
ある商品がa円で売られており、そのb割引(値引き率)の値段を求めたい場合では、値引き後の価格c=a × (10-b)/10によって求めることができるのです。
2割引や3割引き後の値段の計算問題をといてみよう
それでは、値引計算に慣れるためにも実際に問題を解いて計算を行っていきましょう。
例題1
ある商品の値段は定価で500円であり、サービスタイムでは2割引、3割引となることがあります。
この商品の2割引後と3割引き後(値引き後の値段)の価格はいくらになるでしょうか。
解答1
上の値引計算の定義に従って計算していきます。
500×(10-2)/10=400円が2割引後の価格となります。
同様に500×(10-3)/10=350円が3割引後の価格となります。
このようにして簡単に値引計算ができるのです。
値引計算の逆算を行う方法【値引後の元値(値引前の価格)の計算:値引き率とは】
続いて値引前の値段を求める方法についても確認していきます。
値引きの元値(定価)を計算するためには、単純に値引計算の逆算を行えばよく、値引後の価格を値引率で割ればいいのです。
上の例を活用しますと、値引後の値段c÷(10-a)/10=値引前の値段(元値)と変換できるわけです。
値引き前の値段の計算問題をといてみよう【値引後の元値】
それでは、値引計算の逆算の扱いに慣れるためにも、2割引きを例にして計算問題をといてみましょう。
例題2
ある商品の2割引後の価格は640円でした。このときの値引き前の値段はいくらでしょうか。
解答2
値引計算の逆算の定義に従って計算していきます。
すると、640 ÷ (10-2)/10=800円が値引前の元値と、もとめられました。
まとめ
ここでは、値引き後、値引き前の価格の計算を値引き率から求める方法について解説しました。
基本的に元値に対して、値引きの割合分(値引き率)を引いたものをかけることで値引き後の価格を求めることができることを理解しておくといいです。
なお、値引き後の元値を計算する際には、この逆算を行えばいいのです。
値引計算を簡単にできるようにし、毎日の生活をより快適に過ごしていきましょう。