今では月や宇宙などへの旅行の実現が徐々に現実的になりつつあり、夢があって素敵ですよね。ただ、月だけではなく、月と同様に大切な星である太陽についても気になる方が多いです。
それでは、今普及している手段である車、新幹線、飛行機などを使用した場合、太陽までどの程度の時間で到達できるのでしょうか。
ここでは「地球から太陽までの距離」「太陽まで歩いたり、車、新幹線、飛行機で行くときにかかる時間」「光で到達するまでの時間」について解説していきます。
目次
地球から太陽までは何キロ?距離は?
地球から月までの距離は約149600000kmです。つまり、約1億5000万キロ弱といえます。
ただ、この程度の大きい距離ではそれがどのくらいの長さなのかイメージが湧きにくいでしょう。
私たちが生活している中で良く使用する移動手段である「徒歩」「車(自動車)」「新幹線」「飛行機」などでは、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。また、非常に速い速度である光速(光)ではどうなるのでしょうか。
以下で実際に概算値を計算していきましょう。
太陽までにかかる時間を計算してみよう
それでは、地球から太陽までの距離を計算しやすい1億5000万キロとして、所要時間を求めていきましょう。
歩いて太陽までいく場合【徒歩】
それでは、歩いて地球から太陽まで行くとすると、その所要時間はどうなるのでしょうか。
人が歩く平均速度の4km/時間で計算してみます。単純にかかる時間は距離/速度であるため、1億5000万÷4=3750万時間となります。
このとき、1日24時間であるため、3750万/24=1562500日かかるわけです。
さらに、1年365日であるため、太陽まで歩いていくのであれば1562500÷365=約4281年ほどの時間を要することになります。そのため、生きている間に徒歩で太陽までいくのは不可能といえます。
もちろん休憩時間などを考慮したら、さらに時間がかかってしまうため、到底行くことができないですね。
車で太陽まで行く場合
さらに、少し移動速度が速くなった車で地球から太陽まで向かうケースを考えていきましょう。
今度は時速50kmで月まで行くことを想定します。すると、1億5000万km÷50km/h=300万h = 125000日=342年強と求めることができるのです。
車であっても、太陽まで行くのは不可能なのです。
地球から太陽まで新幹線で行くときにかかる時間
引き続き、新幹線で太陽まで行けるとする場合の所要時間を計算していきましょう。
今度は、新幹線の移動スピードを250km/hとして求めていきます。
すると、1億5000万÷250km/h=60万時間=約25000日=約68年強ほどでいけることがわかります。ただ、燃料補充のことを考えたりすると、地球から太陽まで新幹線でいくのは厳しいといえるわけです。
飛行機で太陽まで行く場合の所要時間
最後に、地球から月まで飛行機で行く場合の時間を考えていきましょう。今度は、飛行機の移動スピードを800km/hとして求めていきます。
すると、1億5000万÷800km/h=18万7500時間=約7813日=約21年強ほどでいけることがわかります。ただ、燃料補充のことを考えたりすると、地球から太陽まで飛行機でいくのもなかなか厳しいといえるわけです。
このように地球から太陽まで行くことは、今ある科学技術では厳しいといえるのです。
まとめ
ここでは「地球から太陽までの距離」や「歩き、自動車、新幹線、飛行機で太陽まで行く場合にかかる時間」について解説しました。
地球から太陽までの距離は1億4960万kmと約1憶5000万km弱といえます。
この距離を徒歩(歩き)で行くと4281年程度、車で行くと342年とかなりの時間を要します。一方でさらに早い、新幹線でもおよそ68年、飛行機でもおよそ21年程度と今の技術では厳しいことがわかります。
地球から太陽まで気軽に行けるような日々を楽しみにしつつ、私達も毎日を楽しんで過ごしていきましょう。