科学の分野では、よく物質を単体・化合物・混合物などと分類することが多くあります。
ただ、これらの定義は判断するのが意外と難しいといえ、さまざまな物質について「混合物なのか化合物なのか」を考えておくといいです。
中でもここでは、身近な物質である牛乳、空気、ドライアイスなどが混合物なのかどうかについて確認していきます。
目次
空気の化学式は?空気は混合物なのか?化合物なのか?
結論から言いますと、空気は化合物ではなく「混合物」に分類されます。
混合物とは「複数の純物質が混ざったもの」を指し、化合物とは「複数の元素から構成される純物質の1種」といえます。
以下のようなイメージです。
ここで、空気に含まれる物質を化学式で表すと
・窒素(N2):約80%、
・酸素(O2):約20%、
・二酸化炭素(CO2):微量
・アルゴン(Ar):微量
などとなります。
つまり、空気はこのようないくつかの別の物質が混ざっているために、混合物に相当するのです。このとき、空気の構成物質である二酸化炭素(CO2)などが化合物にあたるといえるわけです。
このようにして、身近な物質である「空気も科」学的な分類ができます。
牛乳は混合物なのか?化合物(純物質)なのか?
続いて、「牛乳が混合物なのか?化合物(純物質)なのか?」について考えていきましょう。実は、牛乳も混合物に分類することができます。
上述のように、牛乳も水、脂質など複数の物質が混ざっているものだからです。つまり、物質が混ざっているかどうかが、混合物と見分ける際に重要なポイントといえるのです。
つまり、牛乳も化合物(純物質)ではないです。
ドライアイスの化学式は?ドライアイスは純物質(化合物)?混合物?
最後にドライアイスについても、混合物なのかどうかを確認していきます。
ドライアイスは、一見すると混合物のようにも見えますが、化学式がCO2(二酸化炭素)で表される化合物(純物質)なのです。CO2以外には何も混ざっていないため、混合物ではないことを理解しておきましょう、
まとめ
ここでは、空気、牛乳、ドライアイスの化学式や、各々が混合物なのか、化合物(純物質)なのかということについて記載しました。
空気の化学式は、O2、N2、CO2、Arなどと表記できます。つまり、複数の物質が混ざっているために、化合物(純物質)ではなく、混合物です。
同様に、牛乳も水分や脂質などのいくつかの物質が混合されているので、混合物といえます。
さらに、ドライアイスの化学式はCO2と表記され、この二酸化炭素のみであるためかごy物となるわけです。
身近な物質に対して科学的な分類をし、より日常を楽しんでいきましょう。