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1ガロンは何リットル・リッターか(水や牛乳やコーラやアイスや水筒や缶も:何Lか)か?アメリカとイギリス:変換・換算方法やコツも解説!

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海外旅行や輸入品の購入、あるいは英語の料理レシピを見ていると、「ガロン(gallon)」という容量の単位に出会うことがあります。日本では馴染みの薄い単位ですが、アメリカやイギリスでは日常的に使われている重要な単位です。

この記事では、1ガロンが正確に何リットルに相当するのかを詳しく解説していきます。水や牛乳、コーラなどの飲料、アイスクリームや水筒、缶など、実際の商品でガロン表記がどのように使われているかも具体的にお伝えしましょう。

さらに、アメリカとイギリスでガロンの定義が異なる点や、リットルへの換算方法、日常生活で役立つ換算のコツについても分かりやすく説明します。海外での買い物や料理、あるいは単位換算の知識を深めたい方にとって、実用的な情報が満載です。

目次

1ガロンは約3.785リットル(米)または約4.546リットル(英):結論と基本換算

それではまず、1ガロンの容量について結論から解説していきます。

ガロンには「アメリカガロン(US gallon)」と「イギリスガロン(UK gallon / Imperial gallon)」の2種類が存在し、それぞれ容量が異なります。

1アメリカガロン(US gallon)= 約3.785リットル
1イギリスガロン(UK gallon / Imperial gallon)= 約4.546リットル

より正確には、以下の通りです。

【正確な換算値】
1 US gallon = 3.78541178 リットル
1 UK gallon = 4.54609 リットル

実用的には
1 US gallon ≒ 3.785 L(約3.8リットル)
1 UK gallon ≒ 4.546 L(約4.5リットル)

アメリカガロンは約3.8リットル、イギリスガロンは約4.5リットル

と覚えておくと実用的でしょう。両者の差は約0.76リットル、つまりイギリスガロンの方が約20%大きいことになります。

現在、世界的にはアメリカガロンの方が広く使われています。日本で輸入品として見かけるガロン表記の多くは、アメリカガロンを指していると考えて良いでしょう。特に飲料や食品の場合、アメリカからの輸入品が多いため、特に断りがなければアメリカガロンと判断できます。

イギリスでは伝統的にインペリアルガロンが使われてきましたが、現在ではEU加盟時の影響もあり、リットル表記が主流となっています。ただし、ガソリンスタンドなどではいまだにガロン単位が使われる場面もあるのです。

日常生活では「1ガロン≒4リットル」という大まかな目安を持っておけば、容量のイメージがつかみやすくなります。ペットボトルの2リットルボトル2本分と考えると分かりやすいでしょう。

アメリカとイギリスにおけるガロンの歴史と使用実態

続いてはアメリカとイギリスでのガロンの使われ方とその違いについて確認していきます。

アメリカにおけるガロンの標準化と日常使用

アメリカでは、ガロンは日常生活に深く根付いた容量単位です。スーパーマーケットでは牛乳やジュース、水などが1ガロン容器で販売されており、家族向けの標準サイズとなっています。

アメリカガロン(US gallon)は1832年に正式に定義されました。その定義は「231立方インチ」であり、これをメートル法に換算すると3.78541178リットルとなります。この定義は現在も変わらず使用されているのです。

ガソリンスタンドでもガロン単位が使われており、燃費は「マイル・パー・ガロン(MPG)」で表示されます。日本の「km/L(キロメートル毎リットル)」に相当する指標です。アメリカで車を運転する際は、この単位に慣れる必要があるでしょう。

料理のレシピでもガロンやその分数単位(クォート、パイント、カップなど)が使われます。アメリカの料理本や料理番組を見る際には、これらの単位をリットルに換算する知識が役立ちます。

イギリスにおけるインペリアルガロンの伝統

イギリスでは、インペリアルガロン(Imperial gallon)が1824年に制定されました。その定義は「10ポンドの水の体積」とされ、正確には4.54609リットルとなります。

イギリスでは1995年以降、EU規則により飲食品の容量表示はリットルが主流となりました。しかし、ビールやサイダーなどの酒類では、パイント(1ガロンの8分の1)単位が今も使われています。パブで「パイント・オブ・ビール」を注文するのは、イギリスの文化的伝統と言えるでしょう。

ガソリンスタンドでは、価格表示が「1リットルあたりのペンス」となっていますが、年配の世代は今でもガロン単位で考える習慣が残っています。道路標識の距離はマイル表示のまま維持されており、メートル法への完全移行は実現していません。

カナダやオーストラリアなど、かつてイギリスの影響下にあった国々でも、歴史的にはインペリアルガロンが使われていました。しかし現在では、これらの国々はメートル法に移行しています。

ガロンとリットルの国際的な位置づけ

国際単位系(SI)では、容量の基本単位はリットル(L)です。世界のほとんどの国がメートル法を採用しており、リットルが標準的な容量単位となっています。

しかし、アメリカは依然としてヤード・ポンド法を主要な単位系として使用しており、ガロンも日常的に使われ続けています。これは文化的な慣習と、単位系を全面的に変更するコストの大きさによるものでしょう。

国際貿易や科学技術の分野では、リットルが標準となっています。ガロン表記の製品でも、多くの場合リットル換算値が併記されているため、消費者は両方の単位を理解しておくと便利です。

単位名 リットル換算 主な使用地域 定義の基準
USガロン 3.785 L アメリカ 231立方インチ
UKガロン 4.546 L イギリス(限定的) 10ポンドの水の体積
リットル 1.000 L 世界標準(SI単位) 1立方デシメートル

水・牛乳・コーラ・アイスなど実際の商品でのガロン表記

続いては実際の商品でガロンがどのように使われているかを確認していきます。

飲料水と牛乳のガロン容器

アメリカのスーパーマーケットでは、1ガロン(約3.8リットル)の牛乳容器が家庭用の標準サイズとして販売されています。日本の1リットルパックと比べると約4倍の容量であり、大家族やミルクをよく使う家庭に適したサイズです。

牛乳容器は通常、プラスチック製のジャグ型で、持ち手が付いています。冷蔵庫のドアポケットには入らないサイズなので、本体の棚に立てて保管します。賞味期限は日本より長めに設定されていることが多く、1週間程度持つことが一般的です。

【アメリカの牛乳容器サイズ】
1ガロン(128 oz)= 3.785リットル
ハーフガロン(64 oz)= 1.893リットル
クォート(32 oz)= 0.946リットル
パイント(16 oz)= 0.473リットル

飲料水も同様に1ガロン容器で販売されています。ミネラルウォーターや精製水、蒸留水などが1ガロンのペットボトルやプラスチック容器に入って売られているのです。災害時の備蓄用としても、1ガロン容器は便利なサイズとされています。

日本で輸入食材店やコストコなどを利用する際、アメリカ製の飲料が1ガロンサイズで販売されていることがあります。価格は割安ですが、開封後の保存期間や冷蔵庫のスペースを考慮して購入しましょう。

コーラやジュースなどの清涼飲料

アメリカでは、コーラやジンジャーエール、レモネードなどの清涼飲料も1ガロン容器で販売されています。ペプシコーラやコカ・コーラのブランドから、スーパーのプライベートブランドまで、多様な商品が揃っているのです。

1ガロンのコーラは約3.8リットルで、日本の1.5リットルペットボトルの約2.5本分に相当します。パーティーや家族の集まりなどで大量に必要な場合に便利なサイズでしょう。

ただし、炭酸飲料の場合、開封後に炭酸が抜けやすいという問題があります。1ガロンサイズを購入する場合は、複数人で短期間に消費できる見込みがある時に限った方が良いかもしれません。

果汁100%のオレンジジュースやアップルジュースなども1ガロン容器で販売されています。これらは炭酸飲料と違って炭酸が抜ける心配がないため、冷蔵保存すれば1週間程度は品質を保てるでしょう。

アイスクリーム、水筒、缶などその他の商品

アイスクリームもアメリカでは1ガロン容器で販売されることがあります。業務用サイズとしてレストランやアイスクリームショップで使われるだけでなく、大容量を好む家庭でも購入されているのです。

1ガロン(約3.8リットル)のアイスクリームは、かなりの大容量です。日本で一般的な1リットルサイズの約4倍にあたり、頻繁にアイスを食べる大家族でなければ、品質が落ちる前に食べきるのは難しいかもしれません。

水筒やウォータージャグでも、1ガロンサイズは人気のある容量です。アウトドア活動やスポーツ、建設現場などでの水分補給用として、1ガロンの水筒が広く使われています。持ち運びには重さがありますが、長時間の活動には十分な水量を確保できるでしょう。

缶詰やペンキなどの工業製品でも、1ガロン缶は標準的なサイズの一つです。ペンキの場合、1ガロンで約30〜40平方メートルの面積を塗装できると言われています。家庭でのDIYや小規模な塗装作業に適したサイズです。

商品カテゴリー 1ガロン容器の用途 日本との比較
牛乳 家庭用標準サイズ 日本の1Lパックの約4倍
飲料水 日常用・備蓄用 2Lペットボトル約2本分
コーラ・ジュース パーティー用・大家族用 1.5Lペットボトルの約2.5本分
アイスクリーム 業務用・大家族用 日本の1Lサイズの約4倍
水筒・ジャグ アウトドア・スポーツ用 大容量水筒として人気

ガロンからリットルへの換算方法と実用的なコツ

続いてはガロンとリットルの換算方法と覚えておくと便利なテクニックについて確認していきます。

基本的な換算式と計算方法

ガロンからリットルへの換算は、定数を掛けるだけのシンプルな計算です。アメリカガロンとイギリスガロンで係数が異なる点に注意しましょう。

【アメリカガロン→リットル】
リットル = ガロン × 3.785

例1:2ガロン
2 × 3.785 = 7.57リットル

例2:5ガロン
5 × 3.785 = 18.925リットル(約19リットル)

【イギリスガロン→リットル】
リットル = ガロン × 4.546

例1:2ガロン
2 × 4.546 = 9.092リットル(約9リットル)

例2:5ガロン
5 × 4.546 = 22.73リットル(約23リットル)

逆に、リットルからガロンへ換算する場合は割り算を使います。

【リットル→アメリカガロン】
ガロン = リットル ÷ 3.785

例:10リットル
10 ÷ 3.785 = 2.64ガロン(約2.6ガロン)

暗算のコツとしては、アメリカガロンを「約4リットル」と覚える

と便利です。正確には3.785リットルですが、概算では4リットルとして計算すると素早く見積もれます。2ガロンなら約8リットル、5ガロンなら約20リットルという具合です。

分数ガロンの換算と実用例

ガロンには、ハーフガロン(1/2ガロン)、クォート(1/4ガロン)、パイント(1/8ガロン)など、分数単位も存在します。これらの換算も覚えておくと実用的でしょう。

単位名 ガロン換算 リットル換算(US) 日本での身近な例
1ガロン 1 3.785 L 2Lペットボトル約2本分
ハーフガロン 1/2 1.893 L 2Lペットボトルより少し少ない
クォート 1/4 0.946 L 1Lペットボトルより少し少ない
パイント 1/8 0.473 L 500mlペットボトルより少し少ない
カップ 1/16 0.237 L(237ml) コップ約1杯分

料理のレシピでは、カップやクォートといった単位がよく使われます。アメリカの1カップは約237mlで、日本の計量カップ(200ml)より約2割大きい点に注意が必要です。レシピを正確に再現したい場合は、この差を考慮しましょう。

ハーフガロンの牛乳容器は、1人暮らしや少人数世帯に適したサイズです。約1.9リットルなので、日本の感覚では「ちょうど良い大容量」と感じられるでしょう。

スマートフォンアプリとオンラインツールの活用

現代では、スマートフォンやウェブサイトで瞬時に単位換算ができるツールが豊富に存在します。これらを積極的に活用することで、正確かつ迅速な換算が可能です。

「ガロン リットル 換算」で検索すると、多数の換算ツールが見つかります。Google検索でも、「2 gallons to liters」と入力するだけで、自動的に換算結果が表示される便利な機能があります。

スマートフォンの計算機アプリに、3.785という定数を登録しておくと便利です。iPhoneの計算機アプリやAndroidの各種計算アプリには、メモリ機能や定数設定機能があるため、ワンタッチでガロン換算ができるようカスタマイズできます。

料理専用の換算アプリも多数リリースされています。「Kitchen Calculator」や「Convert Units」といったアプリでは、ガロン、カップ、オンスなど、料理に関わる様々な単位を相互に換算できます。

海外旅行の際には、オフラインでも使える換算アプリをダウンロードしておくと安心です。インターネット接続がない環境でも、すぐに単位換算ができるため、買い物や料理の際に役立つでしょう。

実用的な覚え方のコツ
・1ガロン≒4リットル(概算)
・1ガロン=2Lペットボトル2本分(イメージ)
・正確には1ガロン=3.785L(アメリカ)
・スマホの計算機に3.785を定数登録(実用)

ガロンに関連するその他の単位と日常での応用

続いてはガロンに関連する他の単位や、日常生活での応用について確認していきます。

ガソリンや燃料におけるガロン表記

アメリカでガソリンスタンドを利用する際、価格は「1ガロンあたり何ドル」で表示されています。2026年2月現在、アメリカのガソリン価格は地域によって異なりますが、1ガロンあたり3〜4ドル程度が一般的な相場です。

日本のガソリン価格は「1リットルあたり何円」で表示されるため、直接比較するには換算が必要です。

【ガソリン価格の比較例】
アメリカ:3.50ドル/ガロン
換算:3.50ドル ÷ 3.785L = 0.925ドル/L
日本円換算(1ドル=155円):143円/L

日本のガソリン価格が170円/Lの場合、
アメリカの方が約16%安い計算になります。

自動車の燃費表示も、アメリカでは「MPG(マイル・パー・ガロン)」が使われます。日本の「km/L」と比較するには、複数の単位換算が必要です。

航空業界でも、ジェット燃料の単位としてガロンが使われることがあります。大型旅客機は1回のフライトで数千ガロンの燃料を消費するため、燃料コストの計算にガロン単位が用いられるのです。

料理とベーキングにおけるガロン単位

アメリカの料理レシピでは、ガロンやその分数単位が頻繁に登場します。特に大量調理のレシピや、パーティー用のレシピではガロン単位が使われることが多いのです。

例えば、大人数向けのパンチボウル(フルーツポンチなど)のレシピでは「2ガロンのジュース」といった表記が見られます。これは約7.6リットルに相当し、かなりの大量調理であることが分かるでしょう。

ベーキングでは精度が重要なため、カップやクォートといった細かい単位が使われます。日本のレシピをアメリカ式に変換する際、あるいはその逆の際には、正確な換算が必要です。

アメリカの料理番組や料理本を参考にする場合、最初に単位換算表を作成しておくと便利でしょう。頻繁に使う単位の換算値を手元に置いておけば、スムーズに料理を進められます。

農業や工業分野でのガロン使用

農業分野では、灌漑用水や液体肥料の量をガロンで表すことがあります。アメリカの大規模農場では、1日に数千ガロンの水を使用することも珍しくありません。

化学工業や製造業でも、液体原料や製品の容量をガロンで管理することがあります。特にアメリカに工場を持つ企業では、現地の単位系に合わせてガロン表記を使用するケースが多いのです。

水族館や大型の水槽でも、水量をガロンで表現することがあります。「100ガロン水槽」と言えば、約380リットルの大型水槽を指します。アクアリウム愛好家の間では、ガロン表記が国際的な共通語となっている側面もあるのです。

プールの容量も、アメリカではガロンで表されます。家庭用プールは数千ガロン、競技用の大型プールは数十万ガロンの水を含んでいます。プールの水質管理や薬品投入量の計算にも、ガロン単位が使われているのです。

分野 ガロンの使用例 リットル換算の目安
ガソリン 給油量・価格表示 10ガロン≒38L
料理 大量調理レシピ 2ガロン≒7.6L
農業 灌漑用水量 1000ガロン≒3785L
水族館 水槽容量 100ガロン≒380L
プール 水量表示 10000ガロン≒37850L

まとめ

1ガロンは、アメリカでは約3.785リットル、イギリスでは約4.546リットルに相当します。両者には約20%の差があるため、どちらのガロンを指しているのかを確認することが重要です。現在、国際的にはアメリカガロンの方が広く使われています。

実用的には「1ガロン≒4リットル」あるいは「2リットルペットボトル2本分」と覚えておくと便利でしょう。アメリカでは牛乳、水、ジュース、コーラなどが1ガロン容器で日常的に販売されており、家庭用の標準サイズとなっています。

換算方法としては、ガロンに3.785を掛ければリットルに変換できます。スマートフォンの計算機アプリに定数として登録しておくと、いつでも素早く換算が可能です。オンラインの換算ツールやアプリも豊富にあり、これらを活用することで正確な換算ができます。

ガソリン価格、料理レシピ、農業、工業など、様々な分野でガロンは使用されています。海外旅行や輸入品の購入、英語のレシピを使う際など、ガロンとリットルの換算知識は実用的なスキルとなるでしょう。グローバル化が進む現代において、異なる単位系を理解し、自在に換算できる能力は、日常生活をより豊かにする重要な知識と言えます。