科学

7/8オンスの重さは何グラム(g)か(金貨や銀貨:サイズや値段の相場も:7/8oz)か?アメリカとイギリス:変換・換算方法やコツも解説!

当サイトでは記事内に広告を含みます

貴金属投資や記念コイン収集の世界では、実に多様な重量規格の金貨や銀貨が市場に流通しています。その中でも「7/8オンス」という表記は、やや珍しい規格として位置づけられており、特定のシリーズや記念コインで採用されることがあります。

一般的に金貨や銀貨では1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスといった分数表記が主流となっており、7/8オンスはこれらとは少し異なるユニークな規格です。3/4オンスよりは大きく、1オンスよりは小さい、ちょうど中間的なサイズとして一部の投資家やコレクターに選ばれているのです。

日本ではグラムやキログラムといったメートル法が標準ですが、国際的な貴金属市場ではオンスという単位が主流となっています。7/8オンスの金貨を購入しようと考えたとき、実際の重さはどれくらいなのか、価格はいくらなのか、サイズ感はどうなのか。これらの疑問を解消することは、賢明な投資判断を下すために欠かせません。

さらに、オンスにはアメリカ式とイギリス式の違いがあり、貴金属専用の「トロイオンス」という特殊な単位も存在します。これらの違いを正しく理解していないと、取引の際に思わぬ誤解や損失を招く可能性があるでしょう。

本記事では、7/8オンスが正確に何グラムに相当するかという基本から、金貨や銀貨の具体的なサイズ、現在の値段相場、そしてアメリカとイギリスにおけるオンスの違いまで、包括的に解説していきます。変換・換算の実用的なコツもご紹介しますので、貴金属取引の際にぜひご活用ください。

目次

7/8オンスは約27.22グラム(トロイオンス基準)

それではまず、7/8オンスが何グラムに相当するかについて解説していきます。

結論から申し上げますと、貴金属取引で使用される7/8トロイオンスは約27.22グラムです。これは金貨や銀貨などの貴金属製品の重量を示す際に使われる標準的な数値となります。


トロイオンス(troy ounce)は、金・銀・プラチナなどの貴金属専用の重量単位として世界中で統一されており、1トロイオンスは正確に31.1034768グラムと国際的に定義されているのです。この値に0.875(7/8)を掛けると、7/8トロイオンスは27.2155422グラムとなります。

【計算例】

1トロイオンス = 31.1034768g

7/8トロイオンス = 31.1034768g × 0.875 = 27.2155422g

≒ 27.22g(小数第二位で四捨五入)

実際の取引や商品表示では、約27.22グラムとして扱われることが一般的でしょう。ただし、精密な純金量や純銀量を算出する際には、27.2155グラムという数値が使用されることもあります。

この重量を身近なもので例えると、1円玉(1グラム)約27枚分の重さです。3/4オンス金貨(23.33グラム)よりは重く、1オンス金貨(31.10グラム)よりは軽い、かなりしっかりとした重量感があり、貴金属特有の密度の高さを実感できるサイズと言えるでしょう。

貴金属市場では必ず「トロイオンス」が使用されます。日常生活で使われる通常のオンス(常用オンス)とは異なる単位ですので、混同しないよう十分注意してください。

金貨や銀貨の商品説明やオンラインショップで「7/8oz」「7/8オンス」と記載されている場合、これは間違いなくトロイオンスを指しています。したがって、約27.22グラムの貴金属が含まれていると理解すれば正確です。

7/8オンスという規格は、3/4オンスでは物足りないが1オンスほどは必要ないと感じる方にとって、ちょうど良い選択肢となります。保管も容易で、かなりの重量感があるため、投資とコレクションの両面で魅力的な規格と言えるでしょう。

アメリカとイギリスのオンスの違いとトロイオンスの国際的地位

続いては、アメリカとイギリスにおけるオンスの違い、そして貴金属取引で使用されるトロイオンスの国際的地位について確認していきます。

常用オンス(Avoirdupois Ounce)の概要と使用範囲

アメリカとイギリスで一般的に使用されている重量単位が「常用オンス」(Avoirdupois Ounce)です。この単位は、1オンス=約28.349523グラムと定義されています。

日常生活における食品の計量、郵便物の重量測定、スポーツ用品の重量表示、飲料のサイズ表記など、幅広い分野で使われているのがこの常用オンスです。アメリカでは現在でも主要な重量単位として広く普及しており、スーパーマーケットの商品パッケージや料理レシピなどで頻繁に目にするでしょう。

イギリスでは歴史的に常用オンスが使われてきましたが、1960年代以降メートル法への移行が進められ、現在では公式な取引や表示ではグラムやキログラムが優先されています。それでも、伝統的な分野や特定の業界では今でも常用オンスが使用されることがあるのです。

トロイオンス(Troy Ounce)が貴金属の唯一の国際標準である理由

貴金属の取引において世界唯一の標準となっているのが「トロイオンス」(Troy Ounce)です。この単位は、1トロイオンス=31.1034768グラムと、常用オンスより約10%重く定義されています。

トロイオンスの名前の由来は、中世フランスのトロワ市(Troyes)で開かれていた国際的な定期市にあると言われています。この市場では貴金属や宝石の取引が盛んに行われており、その際に使用された重量単位が「トロイオンス」として標準化され、ヨーロッパ全体、そして世界中に広がっていったのです。

現代においても、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)、ニューヨーク商品取引所(COMEX)、東京商品取引所、上海黄金交易所など、世界中のすべての主要貴金属市場でトロイオンスが唯一の標準として採用されています。これにより、国際取引における混乱を防ぎ、透明性と信頼性の高い市場環境が維持されているのです。

オンスの種類 グラム換算 主な用途 使用地域
常用オンス 約28.35g 日常品の重量測定、食品、郵便、飲料など 主にアメリカ、一部イギリス
トロイオンス 31.1034768g 金、銀、プラチナ、パラジウムなどの貴金属専用 世界共通(唯一の国際標準)

なぜ貴金属には専用の単位が必要なのか

常用オンスとトロイオンスという2つの異なる単位が現代でも共存している理由は、歴史的な発展過程と貴金属の特殊性にあります。常用オンスは商業取引全般で使われるよう発展した単位であり、トロイオンスは貴金属という高価で特殊な商品のために専門化された単位なのです。

貴金属は極めて高価で少量取引が基本となるため、より精密で信頼性の高い計量システムが求められました。トロイオンスはそのニーズに応えるために発展し、中世から現代に至るまで国際的な信頼を獲得し続けているのです。

投資家や収集家が金貨や銀貨を購入する際には、必ずトロイオンス基準で表示されていることを確認しましょう。「oz」という略記だけでは常用オンスかトロイオンスか判別できないこともあるため、「troy oz」「t oz」「ozt」などの明記があると安心です。

7/8オンスという表記の場合、常用オンスなら約24.81グラム、トロイオンスなら約27.22グラムと、約2.41グラムの差が生じます。貴金属取引では必ずトロイオンスが使われることを理解しておくことが重要でしょう。

7/8オンス金貨・銀貨のサイズと値段の相場

続いては、7/8オンスの金貨や銀貨の実際のサイズ感と、現在の値段相場について確認していきます。

7/8オンス金貨のサイズと物理的特徴

7/8オンス金貨は、直径約28~30mm、厚さ約2.0~2.4mm程度のサイズです。重量は約27.22グラムですから、3/4オンス金貨よりやや大きく、1オンス金貨とほぼ同等の存在感がある大型サイズとなります。

このサイズ感を身近なもので例えると、500円硬貨(直径26.5mm)よりやや大きく、手に取ったときにかなりの大きさと重みを感じられます。貴金属特有の密度の高さから、しっかりとした重量感を実感できるでしょう。

7/8オンス金貨は比較的珍しい規格ですが、以下のような形で発行されることがあります。

特別な記念コインやシリーズものとして、重要なイベントや周年記念の際に発行されることがあります。デザインの美しさや希少性から、コレクターズアイテムとして高い人気を集めることもあるでしょう。

一部の造幣局が投資用金貨のラインナップとして7/8オンス規格を提供している場合もあります。3/4オンスと1オンスの中間として、独自のニーズに応える規格なのです。

中国のパンダ金貨シリーズやオーストラリアの一部のシリーズでは、7/8オンス規格が採用されることがあり、毎年異なるデザインが施されています。これらは世界中のコレクターから愛されているのです。

7/8オンス金貨の値段相場と価格構成要素

7/8オンス金貨の価格は、国際的な金地金価格(スポット価格)に連動して日々変動します。2026年2月現在の金価格水準を基準に考えると、以下のような相場感となるでしょう。

【概算例】

金地金価格が1グラムあたり13,000円の場合

27.22g × 13,000円 = 353,860円(純金価値)

プレミアム(製造コスト、流通マージン、希少性等)を加えると

実際の販売価格:約360,000~380,000円程度

実際の販売価格には、純金価値に加えて様々な要素が上乗せされます。これらの要素を理解することで、価格の妥当性を判断できるようになるでしょう。

まず製造コストです。金貨の鋳造には高度な技術と設備が必要であり、デザインの精密さや品質管理にもコストがかかります。7/8オンスサイズは大型のため、グラムあたりの製造コストは小型金貨よりも低く抑えられる傾向にあります。

次に流通マージンがあります。販売業者の利益、輸送費用、保険料、品質保証なども価格に反映されます。また、7/8オンスという珍しい規格の金貨は、希少性によってプレミアムが高くなることもあるのです。

金貨のサイズ 重量(グラム) 概算価格(金13,000円/g基準) プレミアム率の目安
1オンス 31.10g 約410,000~430,000円 低め(3~5%)
7/8オンス 27.22g 約360,000~380,000円 低~中程度(4~6%)
3/4オンス 23.33g 約310,000~325,000円 低~中程度(4~6%)
1/2オンス 15.55g 約205,000~215,000円 中程度(5~7%)
1/4オンス 7.78g 約105,000~112,000円 中~高め(6~9%)

7/8オンス銀貨について

銀貨の場合、7/8オンスという規格は金貨以上に珍しいものです。銀は金に比べて単価が大幅に安いため、通常は1オンス、5オンス、10オンスなど、より大きな重量単位で取引されることがほとんどなのです。

ただし、特別な記念コインやシリーズもの、コレクション用の銀貨として、7/8オンスの銀貨が発行されることも皆無ではありません。その場合、銀の地金価格に基づいて計算すると、以下のような価格帯になるでしょう。

【銀貨の概算例】

銀地金価格が1グラムあたり150円の場合

27.22g × 150円 = 4,083円(純銀価値)

プレミアムを加えると

実際の販売価格:約5,500~8,000円程度

銀貨の場合、地金価値に対するプレミアムの比率が金貨よりも高くなる傾向があります。これは、製造コストが重量に比例しないためです。デザインの美しさ、発行枚数の少なさ、シリーズの人気度、記念性などによって、プレミアムが大きく変動することもあるでしょう。

7/8オンス金貨は、3/4オンスと1オンスの中間として独自の魅力を持つ規格です。1オンスに近い重量感を持ちながら、やや低価格で購入できる点が投資家にとって魅力となるでしょう。

オンスからグラムへの変換・換算方法と実用的なコツ

続いては、オンスからグラムへの変換・換算方法と、日常的に使える実用的なコツについて確認していきます。

基本的な換算式とステップバイステップの計算方法

貴金属のオンスをグラムに換算する基本的な方法は非常にシンプルです。トロイオンスの定義値を用いて、以下のように計算できます。

【基本換算式】

グラム数 = トロイオンス数 × 31.1034768

例:7/8オンスの場合

グラム数 = 0.875 × 31.1034768

= 27.2155422g

≒ 27.22g

この計算式を理解しておけば、どのような分数オンスでも正確にグラム換算ができます。1/10オンス、1/4オンス、1/2オンス、3/4オンス、7/8オンスなど、様々な規格の金貨や銀貨の重量を即座に把握できるでしょう。

実際の計算では、スマートフォンの計算機アプリや電卓を使用すれば簡単です。31.1034768という数値を記憶しておき、これにオンス数(分数の場合は小数に変換)を掛けるだけで瞬時にグラム換算が可能となります。

よく使われる分数オンスの換算早見表

貴金属市場でよく見かける分数オンスを、あらかじめグラムに換算しておくと非常に便利です。以下の早見表を参考にしてください。

オンス表記 正確なグラム数 概算(実用) 主な用途・特徴
1オンス 31.1035g 31.1g 最も標準的な投資用金貨のサイズ
7/8オンス 27.2155g 27.2g 大型の投資用金貨、やや珍しい規格
3/4オンス 23.3276g 23.3g 中~大型の投資用金貨、バランス型
1/2オンス 15.5517g 15.6g 中型の投資用金貨、人気サイズ
1/4オンス 7.7759g 7.8g 人気の高い小型投資用金貨
1/10オンス 3.1103g 3.1g 少額投資や贈答用に人気

この早見表を活用すれば、金貨や銀貨のカタログやウェブサイトを見たときに、すぐに実際の重量をイメージできるでしょう。投資判断やコレクション選びの際に大いに役立ちます。

換算時の実用的なコツと注意すべきポイント

オンスとグラムの換算を行う際には、いくつかの実用的なコツと注意点があります。これらを押さえておくことで、より正確で効率的な計算が可能になるでしょう。

まず、暗算で素早く概算したい場合は、「1トロイオンス≒31グラム」と覚えておくと便利です。厳密には31.1034768グラムですが、日常的な概算にはこの簡略値で十分対応できます。7/8オンスなら「31×0.875=27.125、約27.1グラム」とすぐに計算できるのです。

次に重要なのが、常用オンスとトロイオンスを絶対に混同しないことです。前述のとおり、常用オンスは約28.35グラムであり、トロイオンスとは約3グラムの差があります。7/8という分数では、この違いが約2.41グラムの差として現れます。

さらに、金貨や銀貨を購入する際には、総重量と純金量(または純銀量)の違いにも注意が必要です。24金(純度99.99%)の金貨であれば総重量≒純金量となりますが、22金や21.6金などの合金の場合、総重量の一部は銅や銀などの他の金属が占めています。

【純度の計算例】

22金の7/8オンス金貨の場合

総重量:27.22g

純度:22/24 = 91.67%

純金量:27.22g × 0.9167 = 24.95g

投資目的で金貨を購入する場合、純金量がどれだけ含まれているかが重要です。商品説明には「総重量7/8オンス(純金量7/8オンス)」のように明記されていることが多いので、必ず確認するようにしましょう。

また、オンライン取引や海外のオークションサイトで購入する際には、重量単位の表記を細かくチェックしてください。「oz」だけでなく「troy oz」「t oz」「ozt」などと明記されていれば、トロイオンスであることが確実です。

最後に、為替レートにも注意が必要です。海外のサイトで金貨を購入する場合、ドルやユーロなどの外貨建てで価格が表示されています。購入時の為替レートによって日本円での実質価格が変動するため、円換算後の総額を必ず確認しましょう。

まとめ

7/8オンスの重さは、貴金属取引の国際標準であるトロイオンス基準で約27.22グラムに相当します。これは1円玉約27枚分の重さであり、金貨としては大型サイズとなるでしょう。

オンスには常用オンス(約28.35g)とトロイオンス(31.1034768g)の2種類があり、金や銀などの貴金属取引では世界共通でトロイオンスが唯一の標準として使用されます。アメリカでもイギリスでも、また世界中のどの貴金属市場でも、この統一された基準に従っているため、国際取引がスムーズに行われているのです。

7/8オンス金貨のサイズは直径約28~30mm程度で、値段の相場は金地金価格に製造コストやプレミアムを加えた360,000~380,000円程度となります。3/4オンスと1オンスの中間として、独自のニーズに応える規格であり、1オンスに近い重量感を持ちながら、やや低価格で購入できる点が魅力です。

オンスからグラムへの換算は、「オンス数×31.1034768」という基本式で簡単に計算できます。よく使われる分数オンスの換算値を早見表として記憶しておけば、金貨や銀貨を選ぶ際の判断が格段にスムーズになるはずです。

貴金属投資や記念コイン収集を始める際には、重量単位の正確な理解が成功の鍵となります。本記事で解説した知識を活用して、自信を持って金貨や銀貨の取引を進めていってください。7/8オンス金貨は、やや珍しい規格ながらも、投資とコレクションの両面で価値のある選択肢の一つと言えるでしょう。