数学の学習において、平方根の計算は避けて通れない重要なテーマです。特に分数の平方根となると、多くの人が「どうやって計算すればいいの?」と戸惑ってしまうのではないでしょうか。
今回取り上げる「1/3の平方根」は、受験問題や日常的な数学の演習でも頻繁に登場する重要な数値。この値を正確に理解し、素早く計算できるようになれば、数学の実力は確実にアップするはずです。
本記事では、1/3の平方根の値や計算方法、覚えやすい語呂合わせまで、徹底的に解説していきます。近似値の求め方や簡単にする方法も詳しく説明しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは、基本的な値の確認から始めていきましょう。
目次
1/3の平方根の値はいくつ?
それではまず、1/3の平方根の正確な値について解説していきます。
1/3の平方根は、記号で表すと√(1/3)となります。この値は無理数であり、小数で表すと無限に続く循環しない数になるのが特徴です。
数学的には、√(1/3)は分母を有理化することで、より扱いやすい形に変換できます。
√(1/3) = √1/√3 = 1/√3
分母を有理化すると:
1/√3 × √3/√3 = √3/3
つまり、√(1/3) = √3/3というのが、最も簡潔で美しい表現となるわけです。
重要ポイント
1/3の平方根 = √3/3 ≒ 0.57735…
この形が最も簡潔で、計算でも使いやすい!
√3の値はおよそ1.732ですから、これを3で割ると約0.57735という値になります。電卓で確認してみると、より正確には0.5773502691896…と続いていくでしょう。

試験や実務では、小数第3位または第4位程度まで覚えておけば十分な場面がほとんど。0.577または0.5774と記憶しておくと便利です。
1/3の平方根の覚え方や語呂合わせは?
続いては、1/3の平方根を記憶するための効果的な方法を確認していきます。
数学の定数や特殊な数値を覚える際、語呂合わせは非常に有効な手段。1/3の平方根についても、いくつかの覚え方が存在します。
まず基本として押さえておきたいのは、√3の語呂合わせでしょう。
√3 ≒ 1.732…
語呂合わせ:「人並み(1.732)に奢れや」
√3を覚えていれば、1/3の平方根は「√3を3で割る」だけで求められます。1.732÷3=0.577…という計算が瞬時にできるようになるはずです。
より直接的な語呂合わせとしては、次のようなものがあります。
| 数値 | 語呂合わせ |
|---|---|
| 0.5773… | 「こんな(5773)に似てる」 |
| 0.577… | 「小梅(577)ちゃん」 |
| √3/3 | 「ルート3を3で割る」(そのまま) |
個人的には、形で覚える「√3/3」という方法が最も実用的だと考えています。この形なら計算時にも使いやすく、分母の有理化の練習にもなるでしょう。
語呂合わせは人それぞれ覚えやすいものが異なるため、自分でオリジナルの語呂を作ってみるのもおすすめ。印象に残りやすく、長期記憶に定着しやすくなります。
1/3の平方根の近似値の求め方は?
続いては、実際に近似値を求める具体的な方法について見ていきましょう。
近似値を求める方法は大きく分けて3つあります。それぞれの特徴を理解して、状況に応じて使い分けることが大切です。
方法1: √3の値を利用する方法
最も基本的で確実な方法がこちら。√3≒1.732という値を知っていれば、簡単に計算できます。
√(1/3) = √3/3 = 1.732/3 ≒ 0.577
この方法の利点は、計算が単純で間違いにくいこと。筆算でも暗算でも対応可能でしょう。
方法2: 電卓を使う方法
最も正確な値を求められるのが電卓の利用です。
手順としては、次の通り。
手順1: 1÷3を計算 → 0.333…
手順2: √(ルート)ボタンを押す → 0.5773502…
または、√3を計算してから3で割る方法も有効。どちらの方法でも同じ結果が得られます。
方法3: ニュートン法などの近似計算
数学的に興味深いのが、反復計算による近似方法です。
ニュートン法を使えば、どんどん真の値に近づいていく様子を実感できるでしょう。初期値をx₀=0.5として、次の式を繰り返し適用します。
x_{n+1} = (x_n + (1/3)/x_n) / 2
x₁ = (0.5 + 0.667/0.5) / 2 ≒ 0.5835
x₂ = (0.5835 + 0.667/0.5835) / 2 ≒ 0.5773
わずか2回の反復で、かなり正確な値に到達できます。プログラミングの練習にも最適な方法と言えるでしょう。
1/3の平方根を簡単にする計算方法は?
ここからは、1/3の平方根を簡単な形に変形する具体的な計算手順を確認していきます。
数学の問題を解く際、分母に√が残っている状態は好ましくないとされています。そのため、分母の有理化という操作が必要になるのです。
ステップ1: 分数を分解する
まず、平方根の性質を利用して分数を分解しましょう。
√(1/3) = √1 / √3 = 1/√3
この段階では、分母に√3が残っている状態。これを次のステップで解消します。
ステップ2: 分母を有理化する
分母と分子の両方に√3を掛けることで、分母から√を消去できます。
1/√3 × √3/√3 = √3/(√3×√3) = √3/3
√3×√3=3
という基本的な性質を利用しているわけです。
分母の有理化の原則
分母に√がある場合、分母と分子に同じ√を掛ける
これにより分母が整数になり、計算しやすくなる!
ステップ3: 最終形の確認
最終的に得られる√3/3という形が、最も簡潔で美しい表現となります。
この形には次のような利点があるでしょう。
| 利点 | 詳細 |
|---|---|
| 計算しやすい | 分母が整数なので、他の数との四則演算が容易 |
| 見やすい | √が分子だけにあり、数式として美しい |
| 標準的 | 数学の答案として正しい形式である |
試験の答案では、必ず分母を有理化した形で答えることが求められます。1/√3のままでは減点の対象になる可能性があるので注意が必要です。
1/3の平方根に関する応用問題
最後に、実際の問題でどのように使われるか、具体例を通して理解を深めていきましょう。
例題1: 正三角形の高さを求める
一辺が2の正三角形の高さを求める問題を考えてみます。
正三角形を半分に分けると、底辺1、斜辺2の直角三角形ができるはず。ピタゴラスの定理を使うと、
高さ² + 1² = 2²
高さ² = 4 – 1 = 3
高さ = √3
では、一辺が2/3の正三角形の高さはどうでしょうか。
高さ² + (1/3)² = (2/3)²
高さ² = 4/9 – 1/9 = 3/9 = 1/3
高さ = √(1/3) = √3/3
このように、幾何学的な問題でも頻繁に登場する値なのです。
例題2: 式の計算
次の計算をしてみましょう。
問: (√3/3) × √3 を計算せよ
解: (√3/3) × √3 = (√3 × √3) / 3 = 3/3 = 1
または、
問: 2√(1/3) を簡単にせよ
解: 2√(1/3) = 2 × √3/3 = 2√3/3
このように、基本形を理解していれば、様々な計算にスムーズに対応できます。
例題3: 近似値の計算
実用的な計算問題も見てみましょう。
問: √(1/3)の値を小数第2位まで求めよ
解: √3 ≒ 1.732 より
√(1/3) = 1.732/3 ≒ 0.577…
答: 0.58 (小数第2位まで)
四捨五入のルールに注意しながら、正確に計算することが重要です。
まとめ
1/3の平方根について、値から計算方法、覚え方まで詳しく解説してきました。
重要ポイントのまとめ
• √(1/3) = √3/3 が最も簡潔な形
• 近似値は約0.5774
• √3≒1.732を覚えておけば計算できる
• 分母の有理化は必須の操作
数学の学習では、こうした基本的な値を確実に理解し、素早く計算できるようになることが大切。特に受験生の方は、√3/3という形と0.577という近似値の両方を記憶しておくと良いでしょう。
日々の練習問題で繰り返し使うことで、自然と身についていくはずです。本記事が、皆さんの数学学習の一助となれば幸いです。