ビジネスシーンにおいて、公的文書を書く場合などは、正しく適切な日本語表現をとれた方がよいですね。
ただ、形容詞の用法など、どのように使い分けをすべきか曖昧な言葉も多くあります。
例えば、「圧力」に続く言葉として「高い」「大きい」「多い」「強い」では、どれがふさわしいのか、またその使い分けなど迷った経験はないでしょうか。
ここでは、どれがふさわしいのか、またその使い分けなどについて解説していきます。
目次
「圧力」が高い、大きい、多い、強い、どの言い回しにするべきか【低い、小さい、少ない、弱い】
結論として「圧力」に続く表現としては「高い」が最も適しており、一般的に使用されています。
具体的な理由について以下で確認していきましょう。
「圧力」は物理的な力の作用や、精神的なストレスや負担の度合いを表す言葉です。
この「圧力」に続く言い回しとしては、「高い」「大きい」「強い」が適しています。
一般的に使用される「高い」のほか、「大きい」「強い」も正しい表現です。
「多い」は「圧力」との組み合わせではあまり使用されません。
この他にも「圧力がかかる」「圧力が増す」といった表現も適切で、一般的に広く使われています。
また、この対義語として「低い」「小さい」「弱い」といった表現についても、確認しておきましょう。
圧力が「低い」「小さい」「弱い」は正しい表現で、よく使用されます。
「少ない」は圧力との組み合わせであまり使用されません。
この他の表現として「圧力が下がる」「圧力が和らぐ」なども広く使用されます。
これらの表現も一緒に覚えておきましょう。
総じて「高い」「大きい」「強い」とその対義語の「低い」「小さい」「弱い」が一般的で適切な表現です。
「多い」や「少ない」は圧力との組み合わせではあまり使用されません。
圧力が高い、大きい、強い(低い、小さい、弱い)の例文
では、実際に例文を用いて「圧力が高い、大きい、強い(低い、小さい、弱い)」の使い方を確認しておきましょう。
・締切が近づくにつれ、仕事の圧力が高くなる。
・国際社会からの制裁の圧力は大きい。
・上司からのプレッシャーが強くて、ストレスが溜まる。
・タイヤの空気圧が低いと、燃費が悪化する。
・この材料は、外部からの圧力に対する耐性が小さい。
・経済政策の効果により、インフレ圧力が弱まった。
その他の正しい表現の例
・試験期間中、学生には大きな精神的圧力がかかる。
・世論の批判が高まり、政府への圧力が増した。
・円高により、輸出企業への圧力が強まる。
・ストレス解消法を実践することで、心理的な圧力が下がる。
・交渉が進展し、両者への圧力が和らぐ。
まとめ:圧力に続くのは「高い」「大きい」「強い」
ここでは、「圧力」には「高い」「大きい」「多い」「強い」どの形容詞が続くのが適切かについて解説しました。
適切な表現方法を学び、日々のビジネスや生活に役立てていきましょう。