海外製品や輸入品の容量表示で「36oz」という表記を見かけたことはありませんか?
オンス(oz)は、アメリカやイギリスなどの英語圏で広く使われている容量の単位です。しかし、日本ではミリリットル(ml)やリットル(L)が標準的なため、オンス表記を見ても実際にどのくらいの量なのか直感的に理解しにくいもの。特に36ozという大容量になると、一体どれくらいのサイズなのか想像しづらいでしょう。
さらにややこしいことに、オンスにはアメリカ基準とイギリス基準という2つの異なる定義が存在します。同じ36ozでも、採用している基準によって実際の容量が変わってくるため、正確な換算方法を理解しておくことが重要です。
紙コップやプラスチックカップ、ウォーターボトル、スポーツドリンク、パーソナルケア製品など、36ozは様々な製品で使用されている容量表記。特に大容量のタンブラーやボトル製品でよく見られるサイズとなっています。
本記事では、36オンスが何ミリリットル、何リットルに相当するのかを徹底的に解説していきます。アメリカ基準とイギリス基準の違い、具体的な変換・換算方法、実用的なコツまで、幅広くご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
目次
36オンス(36oz)は何ml・何リットル(L)か?結論
それではまず、36オンスの容量について結論からお伝えしていきます。
オンス(oz)には、アメリカで使用される米液量オンス(US fluid ounce)とイギリスで使用される英液量オンス(UK/Imperial fluid ounce)という2種類の基準が存在します。それぞれで1オンスあたりの容量が異なるため、36ozをml・Lに換算する際も注意深く区別する必要があります。
【36オンス(36oz)の容量まとめ】
・アメリカ基準(US):約1065ml(約1.065L)
・イギリス基準(UK):約1023ml(約1.023L)
アメリカ基準では、1オンス=約29.5735mlとなります。これを36倍すると1064.646mlとなり、約1065mlです。一方、イギリス基準では1オンス=約28.4131mlであり、36倍すると1022.8716mlで、約1023mlとなります。
この2つの基準には約42mlの差があることが分かりますね。日本で販売されている海外製品の大半はアメリカ基準を採用していますが、イギリス製品や旧英連邦諸国の製品ではイギリス基準が使われることもあります。
36ozという容量は、1リットルを少し超える大容量です。アメリカ基準では約1065ml、つまり1リットルプラス65ml程度のサイズ感。スポーツボトルや大型タンブラーなどでよく見られる容量であり、長時間の活動に適した実用的なサイズと言えるでしょう。
オンス(oz)という単位の基礎知識とアメリカ・イギリスの違い
続いては、オンスという単位の基本的な知識とアメリカ・イギリスでの違いを確認していきます。
オンス(oz)の定義と使用される場面
オンス(ounce、略号oz)は、主に英語圏で使用される体積や質量を表す単位です。液体の容量を表す「液量オンス(fluid ounce)」と、重さを表す「常用オンス(ounce)」がありますが、本記事で扱うのは液量オンスになります。
液量オンスは、飲料水、ジュース、牛乳、エナジードリンク、シャンプー、コンディショナー、化粧品、調味料、香水など、あらゆる液体製品の容量表示に使われています。アメリカのスーパーマーケットやドラッグストアでは、ほぼすべての液体製品がオンス単位で表記されているでしょう。
日本人にとっては馴染みが薄い単位ですが、グローバル化が進む現代では避けて通れない知識となっています。海外通販での買い物、海外旅行、英語レシピを使った料理、輸入品の購入、海外ブランド製品の選択など、さまざまな場面で必要となる単位です。
アメリカ基準(US)とイギリス基準(UK)の歴史的背景と違い
オンスという単位には、大きく分けてアメリカ基準(US fluid ounce)とイギリス基準(UK/Imperial fluid ounce)の2種類が存在します。
歴史的な背景として、イギリスは1824年に「帝国単位系(Imperial system)」を正式に制定しました。一方、アメリカは独立後、イギリスの古い単位系を基に独自の「米慣習単位系(US customary units)」を発展させました。その過程で、両国のオンスの定義に微妙な違いが生まれ、現在に至っているのです。
| 基準 | 1オンスの容量(ml) | 主な使用地域 | 備考 |
|---|---|---|---|
| アメリカ基準(US) | 約29.5735ml | アメリカ、カナダ、中南米など | 現在世界で最も広く使われている |
| イギリス基準(UK) | 約28.4131ml | イギリス、一部の旧英連邦諸国 | 帝国単位系に基づく伝統的な基準 |
ご覧のとおり、アメリカ基準の方が1オンスあたり約1.16ml大きくなっています。36ozという大容量になると、この差が約42mlまで広がるため、正確な容量を知りたい場合はどちらの基準かを確認することが重要でしょう。
日本で流通している製品はどちらの基準を使っているか
日本国内で販売されている海外製品の圧倒的多数は、アメリカ基準(US)を採用しているケースがほとんどです。特にアメリカ発祥のブランドや、アメリカから輸入された製品はほぼ確実にアメリカ基準と考えて良いでしょう。
具体的には、スターバックス、マクドナルド、コストコなどのアメリカ系チェーン店、ナイキ、アディダス、アンダーアーマーなどのスポーツブランドのウォーターボトル、アメリカ製の化粧品やサプリメント、アメリカ産の飲料や調味料などは、すべてアメリカ基準です。
ただし、イギリス製の紅茶、香水、化粧品、一部の食品などではイギリス基準が使われることもあります。製品パッケージに「UK」「Imperial」などの記載があれば、イギリス基準と判断できますね。オーストラリアやニュージーランドなどの旧英連邦諸国の製品でも、イギリス基準が採用されている場合があります。
実用上は、特に記載がなければアメリカ基準(約1065ml)と考えて問題ありません。ただし、精密な計量が必要な調理、化学実験、医薬品の調合、科学的な測定などでは、念のため製品表示や説明書を確認することをおすすめします。
36オンス(36oz)をml・リットルに変換する詳しい計算方法
続いては、36オンスを具体的にml(ミリリットル)やL(リットル)に変換する方法と計算式を確認していきます。
アメリカ基準(US)での正確な変換計算
アメリカ基準では、1オンス=約29.5735mlという換算比率を使用します。この数値を使って36ozをmlに変換してみましょう。
【計算例:アメリカ基準で36ozをmlに変換】
36oz × 29.5735ml/oz = 1064.646ml
≒ 1065ml
つまり、アメリカ基準での36ozは約1065mlとなります。これをリットルに換算する場合、1L=1000mlですから、1065ml÷1000=約1.065Lです。
より正確な値を求めたい場合は、29.5735という係数をそのまま使用してください。ただし、日常的な使用では「36oz=約1リットル」または「36oz=約1060ml」と覚えておけば十分でしょう。買い物や料理、水分補給の計画などでは、このくらいの精度で問題ありません。
イギリス基準(UK)での正確な変換計算
イギリス基準の場合、1オンス=約28.4131mlという換算比率を使います。同様に36ozを計算してみましょう。
【計算例:イギリス基準で36ozをmlに変換】
36oz × 28.4131ml/oz = 1022.8716ml
≒ 1023ml
イギリス基準での36ozは約1023ml
、リットルに換算すると約1.023Lになります。アメリカ基準と比較すると約42mlの差があることが分かりますね。
この差は、大容量の製品ではかなり顕著になります。料理のレシピで正確な計量が求められる場合や、化学実験、薬品の調合、栄養計算などでは、必ずどちらの基準かを確認しましょう。特にイギリスのレシピ本を使う際は注意が必要です。
簡単に換算するための実用的なテクニックとコツ
毎回計算機を使って計算するのは面倒という方のために、簡単な換算のコツをご紹介します。
アメリカ基準の場合、最も簡単なのは「36oz≒1リットル」と覚えることです。厳密には約1065mlですが、日常生活では「だいたい1リットル」と考えれば十分でしょう。買い物の際にサイズ感を把握するには、この覚え方が最も実用的です。
もう少し正確に覚えたい場合は、「1oz≒30ml」という換算を使って、36oz=36×30=1080mlと計算する方法もあります。実際の値(1065ml)との誤差は約15mlですが、実用上は問題ない精度でしょう。
イギリス基準なら「36oz≒1020ml」と覚えれば、実際の値(1023ml)とほぼ一致します。ただし、前述のとおり日本で見かける製品のほとんどはアメリカ基準なので、イギリス基準の換算を使う機会は少ないでしょう。
また、スマートフォンの単位換算アプリやオンライン換算ツールを活用する方法も非常に便利です。Google検索で「36oz to ml」と入力するだけで、瞬時に正確な換算結果が表示されます。外出先や料理中、買い物中でもすぐに確認できるため、ぜひ活用してください。
さらに上級者向けのテクニックとしては、「32oz=約950ml」という基準値を覚えておき、36ozはそれより4oz多いので、4×30ml=120mlを足して1070mlと概算する方法もあります。このように、いくつかの基準値を覚えておくと、応用が利きやすくなりますね。
36オンス(36oz)の紙コップ・プラコップ・ボトルなどの具体例
続いては、実際に36ozという容量がどのような製品に使われているか、具体例を見ていきましょう。
紙コップやプラスチックカップでの36ozサイズ
アメリカのコンビニエンスストア、映画館、スポーツスタジアム、テーマパークなどでは、36ozサイズの大型ドリンクカップが販売されています。日本のLサイズをはるかに超える超特大サイズで、「ジャンボサイズ」「メガサイズ」「エクストララージ」などと呼ばれることもあるでしょう。
例えば、映画館のソフトドリンクセットでは、32oz~40ozの範囲でサイズ展開されることが多く、36ozはその中間として人気があります。長時間の映画鑑賞やスポーツ観戦に適した容量ですね。また、ファストフード店のドライブスルーでも、36ozサイズが選択肢として提供されることがあります。
紙コップやプラスチックカップの製品パッケージを見ると、「36oz」「1065ml」などと併記されています。これらのカップは、パーティー、バーベキュー、アウトドアイベント、長距離ドライブ、スポーツ観戦などで重宝されるサイズでしょう。使い捨てカップとしてだけでなく、リユーザブルカップやタンブラーとしても販売されています。
ウォーターボトルやスポーツボトル、タンブラーでの36oz
36ozは、再利用可能なウォーターボトルやスポーツボトル、タンブラーで非常に人気のあるサイズの1つです。ジムでのトレーニング、ランニング、サイクリング、ハイキング、登山、オフィスでの水分補給など、幅広いシーンで活用されています。
ステンレス製の保温・保冷ボトル、プラスチック製のスポーツボトル、トライタン製のウォーターボトル、ガラス製のウォータージャグなど、さまざまな素材とデザインで36ozサイズが展開されています。人気ブランドとしては、Hydro Flask、YETI、Stanley、Nalgene、Contigo、CamelBak、Klean Kanteen、Thermos、S’wellなどが有名でしょう。
36ozボトルの利点は、1リットル以上の容量を確保できることです。健康の専門家は1日に約2リットル(約64oz)の水分摂取を推奨していますが、36ozボトルを2本飲めばほぼその目標を達成できますね。また、32ozボトルよりもやや大きいため、補給の頻度をさらに減らせるというメリットもあります。
飲料製品やパーソナルケア製品、調味料での36oz表記
スーパーマーケットやドラッグストア、ホールセールクラブ(会員制大型店)では、さまざまな飲料やパーソナルケア製品、調味料が36ozサイズで販売されています。特にアメリカでは、このサイズが大容量製品として人気があるため、多くのブランドで採用されているのです。
具体的には、スポーツドリンク、プロテインドリンク、アイスティー、レモネード、フルーツジュース、エナジードリンクなどの飲料が36ozで売られています。また、プロテインシェイク用のボトルやミキサーボトルとしても36ozは定番サイズでしょう。
パーソナルケア製品では、シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディローション、ハンドソープ、ボディスプレーなどが、ファミリーサイズや詰め替え用として36oz前後で販売されることがあります。大容量を求める消費者にとって、コストパフォーマンスが良いサイズですね。
香水で36ozというのは極めて稀ですが、ボディミスト、ヘアスプレー、ルームスプレー、ファブリックスプレーなどでは業務用や美容院向けの大型ボトルとして36ozサイズが存在することもあります。
調味料では、ケチャップ、マスタード、マヨネーズ、サラダドレッシング、バーベキューソース、ホットソース、醤油、オリーブオイルなどが、業務用やファミリーサイズとして36oz前後で販売されています。アメリカの大型スーパーやコストコでは、このサイズが一般的な選択肢の1つでしょう。
オンスとml・リットルの換算早見表と覚えておきたい基準値
続いては、36oz以外の主要なオンスサイズについても、ml・リットルへの換算早見表をご紹介していきます。
| オンス(oz) | アメリカ基準(ml) | アメリカ基準(L) | イギリス基準(ml) | イギリス基準(L) | 日本での目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1oz | 約29.6ml | 約0.030L | 約28.4ml | 約0.028L | 大さじ2杯程度 |
| 8oz | 約237ml | 約0.237L | 約227ml | 約0.227L | コップ1杯(1カップ) |
| 12oz | 約355ml | 約0.355L | 約341ml | 約0.341L | 缶ジュース・缶ビール |
| 16oz | 約473ml | 約0.473L | 約455ml | 約0.455L | ペットボトル小(1パイント) |
| 20oz | 約591ml | 約0.591L | 約568ml | 約0.568L | ペットボトル大 |
| 24oz | 約710ml | 約0.710L | 約682ml | 約0.682L | 大型ペットボトル |
| 32oz | 約946ml | 約0.946L | 約909ml | 約0.909L | 1リットル弱(1クォート) |
| 36oz | 約1065ml | 約1.065L | 約1023ml | 約1.023L | 1リットル強 |
| 40oz | 約1183ml | 約1.183L | 約1137ml | 約1.137L | 1.2リットル程度 |
| 64oz | 約1893ml | 約1.893L | 約1819ml | 約1.819L | 2リットル弱(半ガロン) |
| 128oz | 約3785ml | 約3.785L | 約3637ml | 約3.637L | 約4リットル(1ガロン) |
この表を見れば、日常的によく使われるオンスサイズをすぐにml・リットルに換算できるようになります。スマートフォンで撮影して保存しておくと、買い物や海外旅行、料理の際に大変便利でしょう。
特に覚えておきたいのは、8oz(約240ml)がカップ1杯分、12oz(約355ml)が缶飲料サイズ、16oz(約470ml)がペットボトル小サイズ、32oz(約950ml)が1リットル弱、36oz(約1065ml)が1リットル強、64oz(約1900ml)が2リットル弱といった対応関係です。これらを基準にすれば、他のサイズもおおよそ推測できるようになりますね。
また、アメリカの料理レシピや日常会話でよく登場する単位も覚えておくと便利です。「1 cup」は8oz(約240ml)、「1 pint」は16oz(約470ml)、「1 quart」は32oz(約950ml)、「1 gallon」は128oz(約3.8L)という関係があります。これらの単位は、アメリカでの生活や料理、買い物には必須の知識でしょう。
まとめ
本記事では、36オンス(36oz)が何ml・何リットルになるかについて、アメリカ基準とイギリス基準の違いを含めて詳しく解説してきました。
アメリカ基準では36ozは約1065ml(約1.065L)、イギリス基準では約1023ml(約1.023L)となります。日本で一般的に販売されている海外製品の多くはアメリカ基準を採用しているため、特に記載がなければアメリカ基準と考えて問題ないでしょう。
36ozはちょうど1リットルを少し超える容量であり、大型ドリンクカップ、ウォーターボトル、スポーツボトル、タンブラー、スポーツドリンク、パーソナルケア製品、調味料など、さまざまな製品で使われているサイズです。特にスポーツやアウトドアシーン、長時間の活動では、十分な水分補給ができる実用的な容量として人気があります。
簡単な換算方法としては、「36oz≒1リットル」と覚えておけば日常生活には十分でしょう。より正確には「36oz≒1060ml」と覚えれば、実用的な精度で換算できます。スマートフォンの換算アプリや本記事の早見表も、ぜひ活用してください。
海外製品を購入する際や海外旅行時、英語レシピを使った料理、スポーツドリンクの選択、ウォーターボトルの購入など、さまざまな場面でオンスとml・リットルの換算が必要になります。本記事の内容を参考に、オンス表記にも自信を持って対応していきましょう!