数学の世界では、平方根の値を覚えることが計算をスムーズに進める上で重要になってきます。特に√2や√3といった基本的な値は多くの方が学習するものの、√22のような少し大きな数の平方根となると、具体的な値を知らない方も多いのではないでしょうか。
実は√22は工学計算や物理の問題などで意外と登場する機会があり、その近似値を知っておくと便利なんです。電卓がない状況でも概算できるようになれば、計算力も格段にアップするでしょう。
本記事では√22の正確な値から覚えやすい語呂合わせ、実際の計算方法まで、詳しく解説していきます。数学が苦手な方でも理解できるよう、わかりやすさを心がけてお伝えしますので、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
√22の値(小数と整数部分)はいくつか
それではまず√22の具体的な値について解説していきます。
√22を計算すると、約4.69041575982343という値になります。これは無理数であり、小数点以下が永遠に続く循環しない数です。
整数部分に注目してみましょう。4²=16、5²=25ですから、√22は4と5の間に位置することがわかりますね。より正確には整数部分は4となります。

実用的な場面では小数第2位まで、つまり√22≒4.69と覚えておけば十分でしょう。工学計算などでより高い精度が必要な場合でも、小数第4位まで(4.6904)あれば大抵の用途に対応できます。
【√22の値まとめ】
完全な値: 4.69041575982343…
実用値: 4.69
整数部分: 4
他の平方根と比較してみると、その大きさの感覚がつかみやすくなります。
| 平方根 | 近似値 |
|---|---|
| √20 | 4.472 |
| √21 | 4.583 |
| √22 | 4.690 |
| √23 | 4.796 |
| √24 | 4.899 |
この表を見ると、√22が√20から√25(=5)へと向かう途中のやや大きめの値であることが理解できるでしょう。
√22の覚え方と語呂合わせ
続いては√22を記憶に定着させる方法を確認していきます。
数字の羅列を覚えるのは大変ですが、語呂合わせを使えば驚くほど簡単に記憶できるものです。√22の場合、「4.69」という数字に焦点を当てた語呂合わせが効果的でしょう。
【√22の語呂合わせ】
「死・ろく」→4.69
「しろく」と読むことで、4.69という数字を連想できます
他にも工夫次第で様々な語呂合わせが考えられます。「46句(しろくく)」として俳句を連想するのも一案ですね。
より実践的な覚え方として、基準となる値との差で覚える方法もあります。例えば√25=5と比較して「5より少し小さい、約4.7」というイメージで捉えるのです。
さらに日常生活と結びつける方法も効果的でしょう。例えば「22日生まれの友人の誕生日は4月69日みたいなもの(実際には存在しませんが)」といった個人的な連想を作ると忘れにくくなります。
記憶の定着には反復が欠かせません。何度も書いたり声に出したりすることで、自然と頭に入っていくものです。
√22の近似値を求める方法
ここからは電卓を使わずに√22の近似値を導く計算テクニックを見ていきましょう。
最も基本的なのがはさみうちの原理です。4²=16、5²=25ですから、√22は4と5の間にあることは明白ですね。
次に4.5²を計算してみましょう。
4.5² = 20.25
22 > 20.25 なので、√22 > 4.5
続いて4.7²を計算します。
4.7² = 22.09
22 < 22.09 なので、√22 < 4.7
これで√22は4.5と4.7の間にあることがわかりました。さらに精度を上げるなら4.6²と4.69²を計算すればよいでしょう。
| x | x² | 22との比較 |
|---|---|---|
| 4.6 | 21.16 | 22 > 21.16 |
| 4.69 | 21.9961 | 22 > 21.9961 |
| 4.7 | 22.09 | 22 < 22.09 |
このように段階的に範囲を狭めていくことで、かなり正確な近似値が得られます。
もう一つ実用的な方法がニュートン法(Newton-Raphson法)です。これは初期値から出発して、反復計算により真の値に近づいていく方法なんです。
√22を求める場合、初期値をx₀=4.5とすると、次の式で改良値が得られます。
x₁ = (x₀ + 22/x₀) ÷ 2
x₁ = (4.5 + 22/4.5) ÷ 2
x₁ = (4.5 + 4.889) ÷ 2 ≒ 4.694
たった1回の計算で4.694という非常に正確な値が得られました。この値は実際の√22=4.690…に極めて近いですね。
さらに精度を上げたければ、この4.694を新たな初期値として同じ計算を繰り返せばよいのです。
√22を簡単にする(根号を簡単にする)方法
最後に√22の式を簡略化する方法について確認していきます。
平方根を簡単にする基本原則は、根号の中に平方数の因数があれば外に出すというものです。例えば√12なら、12=4×3と分解できるので√12=2√3と簡単にできますね。
では√22はどうでしょうか。22を因数分解してみましょう。
22 = 2 × 11
残念ながら2も11も平方数ではありません。つまり√22はこれ以上簡単にできないのです。
【重要ポイント】
√22は既約形(最も簡単な形)であり、これ以上根号を簡略化することはできません
ただし計算の過程で√22を変形することは可能です。例えば分母の有理化などの場面では形を変える必要があるでしょう。
【分母の有理化の例】
1/√22 = √22/22
また√22を他の根号と組み合わせる計算もあります。
√22 × √2 = √44 = √(4×11) = 2√11
√22 ÷ √11 = √(22/11) = √2
このように乗除算の場面では、根号の中身同士を計算してから簡略化を試みるとよいでしょう。
比較として、簡単にできる平方根といくつか見比べてみましょうか。
| 元の形 | 因数分解 | 簡単にした形 |
|---|---|---|
| √18 | √(9×2) | 3√2 |
| √20 | √(4×5) | 2√5 |
| √22 | √(2×11) | √22(既約) |
| √24 | √(4×6) | 2√6 |
| √27 | √(9×3) | 3√3 |
このように見ると、√22が周辺の平方根と比べて特殊な位置にあることがわかります。2と11という素数のみで構成されているため、これ以上の簡略化ができないわけです。
実際の計算問題では、√22がそのまま答えとして残ることも珍しくありません。無理に小数に直さず、√22という形で表現した方が正確な場合も多いのです。
三平方の定理を使った問題などでは、辺の長さが√22になるケースもあるでしょう。その際は「√22のまま」が正解となります。
まとめ
今回は√22について様々な角度から解説してきました。
√22の値は約4.69であり、整数部分は4です。語呂合わせ「しろく」で覚えれば忘れにくいでしょう。電卓がなくても、はさみうちやニュートン法を使えば手計算で近似値を求められます。
そして√22は2×11と素因数分解されるため、これ以上簡単にできない既約形なのです。
平方根の計算は一見複雑に見えますが、基本原理を理解すれば意外とシンプルですよね。√22に限らず、様々な数の平方根を扱えるようになれば、数学の問題がぐっと解きやすくなるはずです。
本記事が皆さんの学習の助けになれば幸いです。