日常生活において、よく単位の変換を行う場面があるでしょう。
たとえば、比率の単位として「wt%（質量百分率）」や「ppm（ピーピーエム）」などを使用する場面がありますが、「1wt%は何pom(ピーピーエム)か」「1ppm は何wt%か」理解していますか」。
ここでは、wt%（質量百分率)とppm(ピーピーエム)の換算(変換)方法について確認していきます。
目次
1wt%(質量百分率)は何ppm(ピーピーエム）？ 1ppmは何wt%？
まず、質量パーセント（wt%）は質量同士の比較をした際の比率をパーセント表記したものといえます。
つまり、溶液Aｇにおける溶質Bgのwt%＝B/A × 100 で求めることができるのです。
よって、1wt%＝0.01を示しています。
一方で、ppm（parts per million）は、百万分率のことを指しており、1ppm=0.000001を表しているのです。
このときppmといっても、「質量同士の数値の比較なのか」「質量と体積を比べているのか」によって、意味するものが変化していきます。
つまり、質量（重さ）同士の割合を示しているときのppmであれば、上述のwt%と直接変換することが可能となるのです。
この場合、wt%とppmの数値を比較すると、1wt%＝10000ppmとなり、逆にppm基準であれば1ppm＝0.0001と換算することができるわけです。
なお、1wt%の方が1ppmよりも大きいと大小関係がわからなくならないよう、覚えておきましょう。
wt%とppmの換算方法【計算問題】
それでは、wt%とppmの変換に慣れるため、練習問題を解いてみましょう。
例題1
0.5wt%は何ppmになるでしょうか
解答1
上の変換式を元に計算していきます。
0.5 × 10000 ＝ 5000ppm と求められました。
続いて、ピーピーエムから質量百分率（wt%）への変換も実施しましょう。
例題2
95000ppmは何wt%でしょうか。
解答2
こちらも定義式を元に換算していきます。
すると、95000 ÷ 10000 ＝ 9.5wt% となるのです。
変換時の桁数の変化が大きいため、計算水には十分気を付けましょう。
まとめ
ここでは、「1wt%は何ppmか」「1ppmは何wt%か」といったwt%とppmの換算方法について確認しました。
1wt%=10000ppmであり、逆に1ppm＝0.00001wt%と求めることができます。
このとき、計算ミスには十分気を付けるといいです。
さまざまな単位変換に慣れ、毎日の生活をより楽しんでいきましょう。
