ビジネスシーンにおいて、公的文書を書く場合などは、正しく適切な日本語表現をとれた方がよいですね。
ただ、形容詞の用法など、どのように使い分けをすべきか曖昧な言葉も多くあります。
例えば、「確率」に続く言葉として「高い」「大きい」「多い」「強い」では、どれがふさわしいのか、またその使い分けなど迷った経験はないでしょうか。
ここでは、どれがふさわしいのか、またその使い分けなどについて解説していきます。
目次
「確率」が高い、大きい、多い、強い、どの言い回しにするべきか【低い、小さい、少ない、弱い】
結論として「確率」に続く表現としては「高い」が最も適しており、一般的に使用されています。
具体的な理由について以下で確認していきましょう。
「確率」はある事象が起こる可能性の度合いを表す言葉です。
この「確率」に続く言い回しとしては、「高い」と「低い」が適しています。
一般的に使用される「高い」と、その対義語である「低い」が正しい表現です。
「大きい」「多い」「強い」は「確率」との組み合わせではあまり使用されません。
この他にも「確率が上がる」「確率が下がる」といった表現も適切で、一般的に広く使われています。
また、この対義語として「低い」「小さい」「少ない」「弱い」といった表現についても、確認しておきましょう。
確率が「低い」は正しい表現で、よく使用されます。
一方で、「小さい」「少ない」「弱い」は確率との組み合わせであまり使用されません。
この他の表現として「確率が減る」「確率が薄い」なども広く使用されます。
これらの表現も一緒に覚えておきましょう。
総じて「高い」とその対義語の「低い」が最も一般的で適切な表現です。
「大きい」「多い」「強い」や「小さい」「少ない」「弱い」は確率との組み合わせではあまり使用されません。
確率が高い、低いの例文
では、実際に例文を用いて「確率が高い、低い」の使い方を確認しておきましょう。
・このプロジェクトが成功する確率が高い。
・がんの早期発見により、生存率が高くなる。
・この治療法の奏功確率は低い。
・事故が発生する確率が低くなるよう、安全対策を講じている。
その他の正しい表現の例
・新薬の開発により、病気の治癒確率が上がる。
・天候不順により、イベントが中止になる確率が高まる。
・経験を積むことで、ミスをする確率が下がる。
・技術の進歩により、製品の不具合発生確率が減る。
・リスク管理を怠ると、事故の発生確率が高くなる。
・備えを怠ると、被害が拡大する確率が高い。
まとめ:確率に続くのは「高い」「低い」
ここでは、「確率」には「高い」「大きい」「多い」「強い」どの形容詞が続くのが適切かについて解説しました。
適切な表現方法を学び、毎日の生活に役立てていきましょう。