日常会話やビジネスシーンにおいて、物事の重要性や意義について表現する際に、正しく適切な日本語表現をとれた方がよいですね。
ただ、形容詞の用法など、どのように使い分けをすべきか曖昧な言葉も多くあります。
例えば、「価値」に続く言葉として「高い」「大きい」「多い」「強い」では、どれがふさわしいのか、またその使い分けなど迷った経験はないでしょうか。
ここでは、どれがふさわしいのか、またその使い分けなどについて解説していきます。
目次
「価値」が高い、大きい、多い、強い、どの言い回しにするべきか【低い、小さい、少ない、弱い】
結論として「価値」に続く表現としては「高い」と「大きい」が最も適しており、一般的に使用されています。
具体的な理由について以下で確認していきましょう。
「価値」は物事の重要性、意義、有用性などを表す言葉です。
この「価値」に続く言い回しとしては、「高い」と「大きい」が適しています。
一般的に使用される「高い」と「大きい」が正しい表現です。
「多い」「強い」は「価値」との組み合わせではあまり使用されません。
この他にも「価値が上がる」「価値が増す」といった表現も適切で、一般的に広く使われています。
また、この対義語として「低い」「小さい」といった表現についても、確認しておきましょう。
価値が「低い」「小さい」は正しい表現で、よく使用されます。
「少ない」「弱い」は価値を表現する言葉としてはあまり適切ではありません。
この他の表現として「価値が下がる」「価値が失われる」なども広く使用されます。
これらの表現も一緒に覚えておきましょう。
総じて「高い」「大きい」とその対義語の「低い」「小さい」が一般的で適切な表現です。
「多い」「強い」や「少ない」「弱い」は価値との組み合わせではあまり使用されません。
価値が高い、大きいの例文
では、実際に例文を用いて「価値が高い、大きい」の使い方を確認しておきましょう。
・この絵画は芸術的価値が高い。
・彼の研究は学術的に大きな価値がある。
・この土地は利便性が高く、資産価値が高い。
・ボランティア活動は社会的に大きな価値を持つ。
その他の正しい表現の例
・希少性から、このカードの価値が上がっている。
・技術革新により、この特許の価値が増した。
・需要の減少から、この商品の市場価値が下がった。
・時代の変化とともに、この技術の価値が失われつつある。
まとめ:価値に続くのは「高い」「大きい」
ここでは、「価値」には「高い」「大きい」「多い」「強い」どの形容詞が続くのが適切かについて解説しました。
適切な表現方法を学び、日々の会話やビジネスシーンに役立てていきましょう。