日常会話やビジネスシーンにおいて、人物や物事の価値や良し悪しについて表現する際に、正しく適切な日本語表現をとれた方がよいですね。
ただ、形容詞の用法など、どのように使い分けをすべきか曖昧な言葉も多くあります。
例えば、「評価」に続く言葉として「高い」「大きい」「多い」「強い」では、どれがふさわしいのか、またその使い分けなど迷った経験はないでしょうか。
ここでは、どれがふさわしいのか、またその使い分けなどについて解説していきます。
目次
「評価」が高い、大きい、多い、強い、どの言い回しにするべきか【低い、小さい、少ない、弱い】
結論として「評価」に続く表現としては「高い」が最も適しており、一般的に使用されています。
具体的な理由について以下で確認していきましょう。
「評価」は人物や物事の価値、質、能力などに対する判断や見方を表す言葉です。
この「評価」に続く言い回しとしては、「高い」と「低い」が適しています。
一般的に使用される「高い」と、その対義語である「低い」が正しい表現です。
「大きい」「多い」「強い」は「評価」との組み合わせではあまり使用されません。
この他にも「評価が上がる」「評価が高まる」といった表現も適切で、一般的に広く使われています。
また、この対義語として「低い」「小さい」といった表現についても、確認しておきましょう。
評価が「低い」は正しい表現で、よく使用されます。
「小さい」「少ない」「弱い」は評価を表現する言葉としてはあまり適切ではありません。
この他の表現として「評価が下がる」「評価が落ちる」なども広く使用されます。
これらの表現も一緒に覚えておきましょう。
総じて「高い」とその対義語の「低い」が最も一般的で適切な表現です。
「大きい」「多い」「強い」や「小さい」「少ない」「弱い」は評価との組み合わせではあまり使用されません。
評価が高い、低いの例文
では、実際に例文を用いて「評価が高い、低い」の使い方を確認しておきましょう。
・彼女の仕事ぶりは上司から高い評価を得ている。
・この映画は批評家からの評価が高い。
・彼の態度が悪いため、周囲からの評価が低い。
・製品の品質が悪く、消費者からの評価は低かった。
その他の正しい表現の例
・革新的なアイデアにより、彼のプレゼンは高く評価された。
・継続的な努力により、徐々に顧客からの評価が上がってきた。
・不祥事の発覚により、企業の社会的評価が高まることはない。
・サービスの質の低下から、店舗の評判が下がった。
・パフォーマンスの悪化により、選手としての評価が落ちた。
まとめ:評価に続くのは「高い」「低い」
ここでは、「評価」には「高い」「大きい」「多い」「強い」どの形容詞が続くのが適切かについて解説しました。
適切な表現方法を学び、日々の会話やビジネスシーンに役立てていきましょう。